これの水車はもう8年前になろうか、全く水気のない雑木林につくりました。雨水をためて
から流すと水車が廻ります。時代劇テレビをみて、江戸風の雰囲気をだしたいと思い手作り
で一人で製作しました
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老いるということ---春日武彦著「老いへの不安」より
私はここ十年來本はる本しか購入しません。歴史物ならば全く違和感も読んだ内容も
まったく新刊とかわりがありません。また、面白いのは、10年前に書かれたこれから
社会がどのように変化していくかについての著作を10年後に読むと、どれだけ正確に
予測があたっているのかが、よくわかります。
そこで12年前に書かれた本の一部を引用しながら、考えたと思います。
【老いるということ」
「今の世の中は、若者ないしは子供を中心に据えられて作られているようにしか見え
ない。街の景観にせよ、テレビやラジオやさまざな文化的現象にせよ、その安っぽさを
含めてすべて若さに烏合している。つまり現代そのものが老人に馴染まない。」
このような社会環境は現代でも変わっていないのではないでしようか。マスコミは
常に視聴率の高さを気にして製作するので、どうしても購買層の最大多数の年齢に向け
てその中身を製作するでしよう。しかし、現代において老人向けの番組が多くなってき
ていると感じています。もっと子供向けの番組を増やすべきではないかと思うほどです。
「老いるということにはさまざまな意味が含まれ、死に近づくこと、認知症の危険が高
まることめ計THE的ないし身体的弱者となることが、まずは大きな不安要素になるだろ
う。あるいは孤独になるということ。言い換えれば、世間との接点が失われるというこ
とだろう。だがそのようなことわ踏まえて私的したいことは、昨今では老いるというこ
とに「損をした」といった感情が伴いがちではないかということである。」
この項のところでは「老いた者たちが損をした」と言わしめていることですが、現代
では損を強いられているのは20代、30代、40代の一番働き盛りの年齢層が年金の問
題等で私たちは損をしていると思っているのではないだろうか。自分たちが老いた時に果
たして生活が可能な年金が貰えるのか、今でも年金の支払で家系に大きな負担になってい
るのにと。どんな問題においても問題が顕著化してしまってからで、遅いのでする。10
年程度から策を講じておかなければならないことなのではないでしようか。現代の問題ば
かりに集中しすぎる、一の時代の人々も大きな困難を余儀なくさせられることになると思
うのですが。文章が長くなりますので、続ききまた後日にいたします。