やや深めの素焼きのかわらけを大小三つ重ね、縁に赤色と群青色を
塗った伏見稲荷の土産。初午の日に、伏見稲荷大社に参詣し、
女の子のみやげにデンボを買った。
「でっちデンボ稲荷の土産は落としたら割れる」と囃した。
柚子の形の蓋物はユーテンボという。「田豊」の字を当てる。
もと種籾を盛り神前に供えてから蒔くと豊作になったからという。
身体の腫れ物もデンボという。
(京都新聞 折々の京ことばより)
腫れ物より頭を打って出来たコブをでんぼってゆうてました。
昔はコブができたらお砂糖にお水を少々いれて練ったものをコブに塗っていました。