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アベノマスクの正体。 (14)岸田文雄首相、アベノマスクをめぐる迷走。

6,000万円と20億9,200万円、

どっちがコストが掛からないのか?

正当な判断をさせないアベノマスクの現政権に口を塞ぐ重い遺産。

 

岸田文雄首相は2021年12月21日、記者会見を開き、

新型コロナウイルス対策として配布した「アベノマスク」の在庫について、

希望者に配布して有効活用した上で

「年度内をめどに廃棄を行うよう指示した」と述べた。

(2021年12月21日 東京新聞 TOKYO WEB)

 

「岸田文雄内閣総理大臣記者会見」より

未知のリスクである新型コロナへの対応は、毎日が試行錯誤の連続です。国民のためにより良いと思えば、経緯にとらわれず、迅速に対応を改めていくことも政治の役割です。新型コロナの感染が拡大し始めたばかりの昨年の春は、未知のウイルスへの不安の中、多くの国民の皆さんがマスクが全く手に入らず、お困りでした。

政府が布製マスクを全国民に配布するとしたことで、

その後マスクの製造、流通が回復し、

今ではマスクの不足に対する心配は完全に払拭されるなど、

所期の目的は達成されました。

その後、政府は5億枚を超える高性能マスクの備蓄を保有しており、いざという事態に十分対応できる状況になりました。

財政資金、効率化の観点から、

布製マスクの政府の在庫について、

御希望の方に配布し、有効活用を図った上で、

年度内をめどに廃棄を行うよう、指示をいたしました。

(2021年12月21日 首相官邸ホームページ  岸田文雄内閣総理大臣記者会見)

 

後藤茂之厚生労働相は24日の記者会見で、

政府が新型コロナウイルス対策で昨年調達した布製の「アベノマスク」に関し、

11月末時点での在庫約8千万枚を廃棄処分した場合、

費用は約6千万円に上るとの見通しを明らかにした。

個人も含めた配布希望を来年1月14日まで受け付ける。

 厚労省は今月24日から、これまで配布している介護施設などに加え、希望する個人や自治体への配布も受け付けるとし、申し込み方法を同省ホームページに掲載。

個人への配布は100枚単位とする。余った分は3月ごろから廃棄処分を進める。

(2021年12月24日 共同通信)

 

⇒ 後藤茂之厚生労働大臣

2021年11月末時点での在庫約8千万枚を廃棄処分した場合、

費用は約6千万円に上る

との見通しを明らかにした。

(2021年12月24日 共同通信)

 

なぜ、内閣総理大臣岸田文雄は、

破棄処分でなく、検品に舵を切ったのか?

安倍晋三のアベノマスクに対する忖度した効率的でない検品費。

○ 検品費:約6億9,200万円

○ その後の納入業者が実施した検品費:10億7,000万円

(2度も念入りに?)

○ 検品に時間を要したことに伴う追加費用:3億3000万円(超過時間?)

いまだ、使用を前提の意味不明な検品費:計20億9,200万円也。

(2021年12月21日 日刊スポーツ)

 

◆⇒ 内閣総理大臣岸田文雄は、「財政資金効率化の観点から」

 6,000万円で破棄処分より、配布使用前提の検品20億9,200円を選ぶ

 素晴らしい国民を愚弄する判断をくだした。

 

 ⇒ その後、厚生労働大臣後藤茂之と内閣総理大臣岸田文雄は、

  アベノマスクで、さらなる無駄を出すことになる。

 

 

この人、内閣総理大臣岸田文雄に、

 元内閣総理大臣安倍晋三の影を抜きにした、

 正しい判断ができるのか。

 

 閣議決定した国葬を国民に納得させる説明もできないで

 ご自身の政権維持のため、アベノマスクさまをお守りし、

 国民には一切の目を向けず、

 自ら、葬儀委員長を内閣総理大臣岸田文雄が

 取り仕切るおつもりのようだ。

 

 

⇒元内閣総理大臣安倍晋三の言葉を借りてもじれば、

「こんな人たちに任せられない」とならないか。

 

こう見ると、とても以下の内閣総理大臣岸田文雄の記者会見の言葉が

虚しい言葉としてうつる。

 

政府が布製マスクを全国民に配布するとしたことで、

その後マスクの製造、流通が回復し、

今ではマスクの不足に対する心配は完全に払拭されるなど、

所期の目的は達成されました。

その後、政府は5億枚を超える高性能マスクの備蓄を保有しており、

いざという事態に十分対応できる状況になりました。

財政資金、効率化の観点から、

布製マスクの政府の在庫について、御希望の方に配布し、有効活用を図った上で、

年度内をめどに廃棄を行うよう、指示をいたしました。

(2021年12月21日 首相官邸ホームページ  岸田文雄内閣総理大臣記者会見)

 

 

今ではマスクの不足に対する心配は完全に

払拭(ふっしょく)されるなど、

所期の目的は達成された」と説明。

その上で、

まだ、希望者を募り配布しようとしてる。

当然、希望者を募る事務手数料、配布費は追加計上されるのは 

財政資金効率化の観点から」見て、深慮されての判断なのだろうか。

 

いまだ、消えた53万枚は、遺憾だのままだ。

 そうやって、これまでも、これからも、

 忘れやすい国民を視野に入れず、

 いや、「忘れやすい」を視野に入れて、

 為政者は、存在していくのだ。

 「記憶にございません」は、政治家の言葉だけではないのだろうか。

 すでに、「アベノマスク」の膨大な無駄遣いは、

 忘れ去られようとしている。

 

 

 

 

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