Randonneur旅日記

おじいちゃんの自転車一人旅
輪行サイクリングと
のんびりポタリング

バーテープを交換した              2024年6月11日 火曜日

2024-06-11 13:15:26 | 自転車いじり
 ヘンプ巻きにちょうどいい太さのひもが見つかったので、だいぶ汚れてきたバーテープを巻きなおすことにした。
 まずはバーテープ作りから。
 革を25mm幅に切りそろえ、必要な長さになるまでつなぎ合わせる。つなぎ合わせた糸に瞬間接着剤をたらしておくと擦り切れることなく丈夫になる。片側2.5m もあれば足りるだろう。
 つなぎ合わせた革の裏側に百均で買ってきた両面テープを張る。





 ブレーキレバーの部分にあらかじめ短く切った革を貼り付けておいてから、ハンドルバーの末端から手作りしたバーテープを巻き始める。

 

 巻き終わったら、エンドキャップで巻き始めの革をバーに押し込み固定する。





 さて、次にいよいよヘンプ巻きにかかる。
 その前に短く切ったひもでこんなわっかを作っておく。



 作ったわっかの上からひもを巻き始める。



 数回巻いたところで、巻きはじめのひもの先端をわっかに通し、わっかを引き抜く。
(画像は引き抜き終わるところ)



 引き抜いた先端部分を切っておく。これで巻きはじめは固定される。



 さらにひもを巻いていき、再度、わっかにしたひもの上から数回しっかりと巻く。



 巻き終わりのひもをまたわっかに通す。



 ひもを通したわっかを引き抜いて巻き終わりの部分も固定する。 



 余ったひもは切る。





 ハンドルの左右のヘンプ巻きが終わったら、ヘンプ巻き部分にニスを塗る。



 

 革の手作りバーテープ、ヘンプ巻き固定完了。



 また、ランドナーが新しく甦ったようだよ。

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激坂太良峠を走ってみたよ         2024年4月20日 土曜日

2024-04-28 09:58:46 | サイクリング・自転車旅
 今日は国道140号(雁坂道)が笛吹市春日居町を通るあたり、セブンイレブン春日居鎮目北店の横から始まるフルーツラインを行く。



 フルーツラインを走り出すと間もなく、左手に保雲寺の大きな屋根が見えてくる。その少し先からいよいよ上り坂が始まるよ。
 上りはじめて最初の1キロほどの勾配は、10パーセントまではいかないがけっこうきつい。



 まだそれほど走ってきていないが、眼下の景色が素晴らしい。正面の山並みの上には真っ白い富士山も見られる。昨日は一日中風が強かったが、今日は風もほとんどなく春の日差しがたっぷりと降りそそいでいる。眩しいほどの日差しだが暑くはない。自転車で山を上るのにはちょうどよい気温だよ。


 
 今日一緒に走ってくれるのは甥のH君だ。H君はみみ爺よりなんと24も年が下だ。みみ爺はついていけるかな。
 H君の自転車は息子のを借りてきたという。ヘルメットは娘のだそうだがよく似合っているね。



 最初の上りの後は多少のアップダウンを繰り返すがとても走りやすい道だ。車もほとんどやってこない。
 正面にでんと聳えているのは兜山だ。H君は登ったっことがあるそうだ。
 青空がきれいだね。



 富士山はいよいよ大きく見えて来たよ。



 のんびり50分ほど走ってフルーツ公園に着いた。正しくは「笛吹川フルーツ公園」というらしい。
 近くにはよく知られた「ほったらかし温泉」というのがある。みみ爺はてっきり同じ場所にあるのかと思っていたが、少し離れた別の場所にあるそうだ。甲府盆地の夜景や星空が素晴らしいというから、みみ爺も一度はその温泉に浸かってみたいね。
 坂が始まった保雲寺の標高は283メートルだ。そしてここの標高が600メートルだから、すでに300メートル以上は上って来たんだね。





 さあ、いよいよ太良峠へ向かうよ。
 フルーツラインをさらに進む。下ってまた上り返す。せっかく上って来たのにもったいないような下りだ。でも、天気もよく、車もなくとても気持ちがいい。



 太良峠へと続く県道31号にようやく着いたよ。このあたりの標高は515メートルほどだから、太良峠までの標高差はおよそ600メートルあるよ。ここからが太良峠へのほんとうの上りだ。さあ覚悟しろ、みみ爺。



 少し進むと、道にはみ出すような形の巨石が現れた。道はその巨石をよけるようにそこだけ幅が狭まっている。巨石の上には、これもかなり大きめの地蔵の首だけが乗っかっている。首地蔵というそうだ。この首地蔵にはかなり奇怪で恐ろしい伝説が語り継がれている。
「ここで写真を撮ってあげるよ」
 と言うと、H君は気味悪がって、
「気持ちが悪いからいいや」と。
 どんなことにもあまり動じない性格のHくんだが、みみ爺は意外な面を見る気がしたよ。 
首だけの地蔵だから確かにそうかもしれないがね。





 まだそれほど急勾配ではないがずっと上りが続いている。休み休み上る。





 いよいよ急勾配の始まりだね。10パーセントを越える勾配も時々現れるようになった。





「止まったら漕げなくなっちゃうから行きます」 
 H君は休まず先へ行く。若さだ。
 路面には滑り止めの縦溝が刻まれ始めたよ。 
 自転車をガードレールにもたせ掛けて止めようとしても、ずるずると下がって行く。それほどの勾配だ。



 H君はまだまだ元気のようだね。涼しい顔をしている。そりゃそうだろう、みみ爺よりずっと
若いんだものね。



道々目にする風景もなかなかいい。切差の集落に入ったようだ。集落の様子が素敵だよ。車はほとんど通らない。山奥の静かな集落だ。









 切差区公民館の前でお昼にしたよ。ちょうど12時だ。お腹がすくわけだね。
 公民館まで上って来た道も勾配は10パーセントほどある。
「あんな斜面にある畑じゃ農作業がえらいなあ」
 道の向こうの斜面に作られた畑を見ながらH君は言う。最近、会社を辞めて実家の農業を手伝い始めたH君だ。実感のこもった一言だね。



 近くに、山々が立体的に描かれた絵地図があった。かなり細かく描かれている。みみ爺がいつかは走ってみたいとずっと思っていた大弛峠まで描かれている。しかし、もう年だし大弛峠は諦めた方がいいようだね。
 道々沿うように流れていたのは兄川と言うんだね。心地よい水音を時々耳にしながら走ってきたよ。





 公民館近くの景色だよ。





 昼食を終え、少し走ると何故かこんなところに二宮金次郎の像があった。背後の山の景色がきれいだったので撮っておいた。



 道は勾配10パーセントほどのままどんどん高度を上げていくよ。
 ずっとフロント24T、リア32Tのギアのままだ。それでもみみ爺にはきつい上りだ。何度も何度も休み休み上ってく。



 きれいな新緑の森に癒される。



 ここまで上ってきて、若いH君も相当疲れているのだろう。初めて乗る慣れない自転車だから無理もないね。



 どうにかこうにかあえぐように峠に着いたよ。峠の標高は1120メートルだ。
 みみ爺、よく頑張ったね。この時は本当に、自分を褒めてあげたいと思ったよ。
 この峠を走りたいと考えたときから、年取って心臓も病んだみみ爺にはもう無理かもしれないと思っていた。だから、どうしても峠まで上れそうもなかったら途中から引き返してこようと決めていた。
 みみ爺は1年半前に心筋梗塞で救急車のお世話になった。病院へ運ばれる途中、苦しさに朦朧とした頭の中で、もう死ぬかもしれないと思った。手術をした後の入院中も、自分の自転車人生はもう終わったと諦めていた。
 だが、退院後少しずついろんな運動をはじめ、自転車にも乗るようにして、平地では60キロや70キロは走れるようになった。低い山にも歩いて登った。心臓は問題なさそうだった。それで少しだけ体に自信が持てるようになって、この峠を自転車で越えてみようと思ったのだ。
 そして今、こうして峠に立つことができた。来月75歳になるみみ爺がこのきつい峠を上ることができた。すごく嬉しい。まだまだ自転車に乗れる。大好きなランドナーで走れる。そう思うと喜びと感慨で胸がいっぱいになったよ。



 峠からの甲府盆地の眺めは、空が霞んでいなければきっと素晴らし景色だろうね。





 さあ、いよいよ下りだ。どんな下りだろうか。嬉しくもあり不安でもある。標高差と距離から考えてもかなり急な下りになるだろう。



 道の雰囲気は最高にいい。







 下り勾配は思った通りかなりの急勾配だ。



 富士山も見える。甲府盆地の景色も広がっている。







 途中こんな風情のある長閑な風景も見られた。



 勾配がどんどんきつくなる。ブレーキは握りっぱなしだ。ブレーキを握る手のひらの筋肉が悲鳴をあげる。



 峠から4キロほど下ったあたりから道は急に狭くなり、滑り止めのための横溝が刻まれた荒々しい感じのコンクリートの舗装に変わった。勾配はおそらく20パーセント近くあるのだろう。おしりをサドルのずっと後ろまで下げて体重を後輪にかけるようにした。ブレーキを強く握ってもあまり効かないような気がする。とても怖い。転倒したらただでは済まないだろう。
 もしフルーツ公園側からではなくこちら側から上っていたら、みみ爺にはおそらくペダルを回すことができなかっただろう。自転車を押して上るのも相当きついに違いない。フルーツ公園側から上って来て正解だったね。





 ここまで下りてくるとだいぶ走りやすくなった。
 おや、道が立体的になっているよ。楽しいね。



 要害温泉まで下りてきたよ。
 すると石垣の上に建つ木造の大きな建物がみみ爺の目を引いた。かなり風格のある立派な建物だ。きっと以前は旅館か何かだったのかもしれない。そんな雰囲気だ。



 H君も急勾配を下ってきてホッとしている様子だ。
「手がとにかく痛い」
 H君は手袋をはめていなかったんだ。それに慣れない自転車だったからね。



 近くに臨済宗の積翆寺というお寺があったので覗いてみた。







 こちらのお堂の中には武田信玄の像が安置されていた。





 積翆寺を離れ、県道をそれた道を少し行くと石垣に作られたこんな祠があった。中には地藏や観音像の石仏が置かれている。庚申供養塔は無残にも根元から折れて倒れかかっていた。



 こんな裏道は好きだなあ。はるか下には甲府盆地の街並みが見えるよ。



 再び県道に戻って下って行く。ずっと下りだ。下りは楽でいいけど、あっという間にいろんな景色が通り過ぎていく。景色を楽しむ暇もない。みみ爺はどちらかというとのんびり走る方が好きだ。





 これは竜華池というそうだ。大正時代に農業用のため池として建設された人口の池だそうで、現在は用水の利用は減少し、ブラックバスが放流されて管理釣り場として活用されているという。





 さあ、ようやく甲府の市街まで下りてきたよ。まだ町の向こうの山並みの先に富士山が見えている。今日は一日富士山と一緒だった。ラッキーな一日だったよ。
 お疲れさん、みみ爺、そして同行してくれたH君。
 また一緒に出かけましょう。ほんとに楽しい一日だったよ。


コメント (5)
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大津川から富士川・大堀川を経て手賀沼へ 2024年3月14日 木曜日

2024-03-18 09:06:01 | サイクリング・自転車旅
 朝8時に家を出発したときはまだ寒かったけれど、日差しもあり、ペダルを回しているうちに寒さは感じられなくなった。雲一つ無く青空だ。天気は申し分ないが、嫌な花粉がたくさん飛んでいそうだ。
 みみ爺はマスクをして、花粉対策用メガネをかけている。けれど、30分もすると鼻水が下りてくるのでマスクの中で何度もすすり上げる。足を止めて鼻をかむとしばらくは調子いいが、それも長くは続かない。今日は一日こんな調子が続くかと思うとうんざりする。



 途中、毎年オオハクチョウが飛来してくる調整池を覗いてみたが白鳥たちはすでにシベリアへ旅立った後のようで、その姿はすでになく、残されたカモたちだけが水面に寂しげに浮かんでいた。



 大津川の谷津は明るい日差しがいっぱいだ。背中は春の日差しのぬくもりでポカポカしている。



 初っ端から林道のような雰囲気がたまらなくいい。今日はここから初めての道へスタートだ。初めて走る道はいつもワクワクする。この先どんな道が待っているだろう。



 ニッカ通り手前の角に「征清軍馬記念碑」というのがあった。たぶん日清戦争に関係があるのだろ。



 早咲きの桜がきれいだ。小鳥が来ている。ヒヨドリだろうか。





 いい道だなあ。こんな道を走るのは好きだよ。



 中原小学校の校庭はあふれんばかりの日差しだ。その日差しの中に子供たちの元気な姿がある。なんだか嬉しくなる風景だ。春を感じさせるね。



 東武野田線を越える歩行者用の橋を渡る。ちょうど電車が下を通過して行くところだった。





 新柏駅だね。



 こんな細い路地を通って行くのも楽しい。自転車だから走れる。



 すごい急勾配の下り坂だ。おしりをサドルの後方へずらし、ブレーキをかけながらゆっくりと下るがちょっと怖い。



 常磐線の線路の下をくぐるトンネルだ。柏市、松戸市の複雑に入り組んだ迷路のような住宅街をやっとのことで通り抜けて、ようやくここまで来た。



 富士川に出たよ。のどかな風景が広がっている。ここまで来るのにずいぶん道に迷ったのでほっとしたよ。





 いくらか心残りだが、富士川の長閑な遊歩道をそれ、車道を越えて元気村キャンプ場という方へ進む。キャンプ場へは突き当りの階段を上って行くのだが、その手前左手の土がむき出しの急坂を上る。はじめはペダルをこいで上ろうと思ったが、上りはじめてすぐにひっくり返りそうになり、あきらめて自転車を押して上った。



 坂を上ったところからは、ちょっといい雰囲気の道が続いていた。車にも人にも出会わない静かな道だ。こんな道が好きだ。





 道は少し高台にあり、直下にはさっきキャンプ場の方に来るときに渡った車道がある。田畑の先には富士川の土手も見える。富士川の向こう、斜面に密集している住宅の屋根の先の高台には日蓮宗の本土寺があるはずだが、今日は行かない。



 前ヶ崎城址公園の前に着いた。どんなところか自転車を止めて階段を上ってみたが、周囲を樹木に囲まれ、中ほどに大きな木が何本かあるほかに何もない静かな公園になっていた。





 富士川が坂川に合流し、ここはその坂川に沿った道だ。
 青空が眩しい。



 坂川の上流は水辺公園になっていた。その少し先で左の細い道を上って行き、真言宗の小さなお寺の前に出た。



 素朴で静かな日差しに溢れた境内のお寺だ。みみ爺はこんなお寺の境内にむしろ心が落ち着く。



 細い道をいくつか辿って行くと諏訪神社の前に来た。由緒ある神社のようなのでちょっと寄ってみることにした。
 境内に一歩足を踏み入れると、杉の老木が生い茂り、森閑として厳かな空気に包まれる。この駒木諏訪神社の創建は平安時代で、地域では「おすわさま」と呼ばれて親しまれているそうだ。子供の成長の神、安産の神として知られているという。







 神社からは諏訪道というのを辿って行く。この諏訪道の名前の由来は諏訪神社であるという。。
 諏訪道は、利根川の布施河岸と江戸川の加村河岸を結び、江戸時代からの重要な物資(主に鮮魚)の輸送路だったそうだ。



 大堀川の駒木橋に着いた。ここからはこの長閑な川沿いの遊歩道を行く。





 あまりに日差しが暖かいので、このベンチに座ってお昼のおにぎりをいただく。時刻は12時を回っていた。



 おにぎりを食べた後は、さらに遊歩道を進む。





 寄ってみたいと思っていた西光院へ向かう。
 この小さな橋を渡って行く。



 西光院は正しくは報恩山無量寺・西光院という。ここも真言宗のお寺で、本尊には阿弥陀如来を祀っているそうだ。
 真言宗のお寺は、みみ爺はその雰囲気がけっこう好きだ。



 境内は落ち着いて明るい、ひっそりとした空気に満ちている。





 境内を少し歩いてみた。
 庚申塔や馬頭観音、地蔵菩薩など古い石仏が集められている。







 こちらは十三重の石塔。



 石垣の台座の上の鐘楼もいい。



 静かなお寺の境内を歩き、何となく心が洗われた気分だ。
 再び大堀川の遊歩道に戻ってきて、のんびりとペダルを回す。





 手賀沼に着いた。
 枯れ葦の先に青い水面と青い空が広がっている。なんてきれいな空の青さだろう。



 満開の時期を過ぎているようだが、まだきれいな桜だよ。



 少し疲れたので一休みだ。
 初めて走る道はやっぱり楽しかった。道に迷ってドキドキしたり、目にする風景に感動したり、静かな神社や寺で心を癒されたり、暖かい日差しの中でのんびりおにぎりを食べたり、楽しいことが盛りだくさんだった。
 ただ、マスクの中で常に下りて来る鼻水には辟易した。早く花粉のシーズンが終わらないものかね。

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久しぶりに秋の手賀沼へ             2023年11月14日 火曜日

2023-11-17 15:20:32 | ランドナーでのんびり散歩
 真っ青な秋の空だね。すっかり刈り入れが済んで二番穂が伸びている田んぼの周りに、高校生たちの明るい様子のランニング姿がある。
 久しぶりに手賀沼を走ろうと思って出てきた。手賀沼の秋を見たくて。



 空の青と、柿の実のオレンジ色と、田の黄色との対比が美しい。空気が澄んでいる。



 夏草は枯れ、木々は紅葉を始めている。確かに秋は深まってきている。というか、すでに冬が始まっていると言ってもよさそうだね。
 今年は秋というはっきりとした季節感があっただろうか。暑い暑いと言っていたのはつい最近までだ。季節が秋をまたいで冬になって行くという感じだ。





 公園もこんなふうに何となく寂しい。
 でもこの季節は好きだ。静かでいい。



 手賀沼に向かう大津川沿いの小径も確かに秋が深まっている。というより冬に向かっているといった方がいいのか。秋の野草の中でもみみ爺の好きなヒメモロコシもすっかり枯れてきている。





 手賀沼に着いたよ。自転車専用道の脇のベンチに自転車を立てかけて一休みだ。澄んだ青空と水の色がきれいだ。



 沿道にはススキの穂が白く光っている。



 今日は風が冷たい。それで人影が少ないのか。いつもは平日でも結構人の姿があるのだが。
 空の色と水の色がとても冷たく感じられる。



 今日の自転車は大好きなランドナーだ。
 家に何台もあったほかの自転車は、
「残しておいても死んだあと子供たちが困るだけだから」
 と家内に言われ、他のもろもろのものと一緒に処分して、今はこのランドナーとダホンのミニベロだけになってしまった。
 このランドナーだけは死ぬまで手放す気はない。もうかれこれ25年一緒だ。25年の間手直ししたり磨いたり。



 ススキがきれいだね。ススキはこの時期のシンボルの一つだ。



 手賀川の堤防上の道だ。広々とした景色の中に続くのでとても気持ちがいい。



 帰る途中にある小さな橋の上だ。今日は本当によく晴れている。空と水の色が実にきれいだね。



 こんな道の景色にみみ爺は秋を感じる。すっかり枯れた落ち葉、進み始めた紅葉、冷たい風、そして静けさ。



 公園の桜はすべて葉を落とし、遠くの木々はきれいに色付き始めている。静かだ。
コメント (4)
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柏市逆井の観音寺を訪ねてみたよ   2023年10月6日 金曜日

2023-10-09 15:28:45 | サイクリング・自転車旅
 大津川の谷津道を離れ、およそ1.5キロばかり南西に進み、東武野田線の下をくぐる。そこから観音寺までは400メートルほどだ。



 このお寺は牡丹の寺として知られているようだ。
 参道を行くと左手に石碑が目に付く。しかし、梵字で刻まれた字はみみ爺には読めない。





 山門はそれほど大きくはないが、ずっしりとした静かなたたずまいだ。実はどこかの代官所(陣屋)の表門を移築したものだそうだ。
 門の手前の右手には十三重の塔がある。



 山門を入ると参道わきに大きな青銅の灯籠が立っている。近づいてみるとかなり大きい。見事な灯籠だ。



 境内の隅の方に、木々に囲まれて六地蔵があったよ。みみ爺は、六地蔵には親しみを感じる。



 左端にはお地蔵さまと弘法大師像がある。弘法大師像の修行中のこの姿はあちこちのお寺でよく見かけるね。



 重々しい本堂の建物は最近建て替えられたものだろう。どっしりとした感じの立派な建物だ。全体に新しい建物だが、向拝を支える二本の柱と梁には趣があり、古いもののように思われる。
 山門の外には十三重の塔があったが、こちらは十重の塔だね。これはかなり歴史のあるものらしい。



 このお寺の本尊は不動明王と十一面観音だそうだ。そしてこの観音堂の中にはその十一面観音が安置されているようだ。なんでも午年だけに開帳される秘仏ということだよ。午年は3年先だ。もうすぐだね。



 この厨子の中に収められているんだね。ご開帳のときはぜひ見てみたいものだ。



 彼岸花にアゲハ蝶が訪れているよ。美しい。



 これは回向柱というのだろうか。



 回向柱の足元に不思議な石(コンクリート?)の塊があった。どう見ても男女の愛し合う姿にしか見えない。なぜここにあるのだろう。ちょっと場違いな感じがしないでもないが、こんな目立たないところにひっそりと置かれているところに、新鮮な、それでいてもの静かで心暖かいものを感じる。なかなかいいね。素敵なものを見つけたね。




 
 色とりどりの花が添えられた手水所があったよ。きれいな手水所だね。



 お寺というところは、どこを訪ねても静かだ。心が落ち着く場所だね。
 さあ、帰りはナビを頼りに知らない道を走ってみよう。
 お疲れさん、みみ爺。
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