Randonneur旅日記

おじいちゃんの自転車一人旅
輪行サイクリングと
のんびりポタリング

柏市逆井の観音寺を訪ねてみたよ   2023年10月6日 金曜日

2023-10-09 15:28:45 | サイクリング・自転車旅
 大津川の谷津道を離れ、およそ1.5キロばかり南西に進み、東武野田線の下をくぐる。そこから観音寺までは400メートルほどだ。



 このお寺は牡丹の寺として知られているようだ。
 参道を行くと左手に石碑が目に付く。しかし、梵字で刻まれた字はみみ爺には読めない。





 山門はそれほど大きくはないが、ずっしりとした静かなたたずまいだ。実はどこかの代官所(陣屋)の表門を移築したものだそうだ。
 門の手前の右手には十三重の塔がある。



 山門を入ると参道わきに大きな青銅の灯籠が立っている。近づいてみるとかなり大きい。見事な灯籠だ。



 境内の隅の方に、木々に囲まれて六地蔵があったよ。みみ爺は、六地蔵には親しみを感じる。



 左端にはお地蔵さまと弘法大師像がある。弘法大師像の修行中のこの姿はあちこちのお寺でよく見かけるね。



 重々しい本堂の建物は最近建て替えられたものだろう。どっしりとした感じの立派な建物だ。全体に新しい建物だが、向拝を支える二本の柱と梁には趣があり、古いもののように思われる。
 山門の外には十三重の塔があったが、こちらは十重の塔だね。これはかなり歴史のあるものらしい。



 このお寺の本尊は不動明王と十一面観音だそうだ。そしてこの観音堂の中にはその十一面観音が安置されているようだ。なんでも午年だけに開帳される秘仏ということだよ。午年は3年先だ。もうすぐだね。



 この厨子の中に収められているんだね。ご開帳のときはぜひ見てみたいものだ。



 彼岸花にアゲハ蝶が訪れているよ。美しい。



 これは回向柱というのだろうか。



 回向柱の足元に不思議な石(コンクリート?)の塊があった。どう見ても男女の愛し合う姿にしか見えない。なぜここにあるのだろう。ちょっと場違いな感じがしないでもないが、こんな目立たないところにひっそりと置かれているところに、新鮮な、それでいてもの静かで心暖かいものを感じる。なかなかいいね。素敵なものを見つけたね。




 
 色とりどりの花が添えられた手水所があったよ。きれいな手水所だね。



 お寺というところは、どこを訪ねても静かだ。心が落ち着く場所だね。
 さあ、帰りはナビを頼りに知らない道を走ってみよう。
 お疲れさん、みみ爺。

東漸寺へ行ってみた…みみ爺、久しぶりのランドナー 2023年9月26日 火曜日

2023-09-30 08:22:16 | サイクリング・自転車旅
 去年の暮れ、12月に自転車仲間の一人が急に亡くなった。その彼が亡くなるひと月ほど前にこの寺を訪ねていたんだ。それでいつかみみ爺も行ってみようと思っていたんだ。

 北総線に沿う国道464号の歩道から見下ろすこの小さな流れは 、下手賀沼まで続いている「金山落」というちょっと変わった名前の川だよ。今は濃い緑の夏草や樹木に包まれているが、季節の移ろいとともにその姿を変えていく。みみ爺はここを通るたびに移り変わっていく景色を楽しんでいる。冬にはこの小さな流れが澄んだ冬の空を映してとても美しいんだ。



 ここは手賀沼へ向かうときには必ず立ち止まって眺める景色なんだ。ここも季節の移ろいをくっきりと見せてくれる場所なんだ。



 久しぶりに通るダート道は今はやぶ蚊がすごい。ちょっと立ち止まっただけなのに足や腕に何匹もたかってくる。やぶ蚊は特にかゆい。たまらず早々に立ち去る。



 ようやく明るい場所へ出られるよ。ペダルをこいでいても顔の周りをやぶ蚊が付きまとっていたんだ。



 手賀沼に続く大津川の谷津道だ。車もあまり来ない走りやすい道だ。



 さあ、ここから東漸寺へ向かう。初めて通る道はちょっと緊張するが楽しみでもある。



 まずは上り坂だ。左はゴルフ場、右はニッカウイスキーの広い敷地になっている。ちょっと林道っぽい道だよ。いいねえ。



 ニッカウイスキーのレンガ造りの建物が素敵だ。



 車の多いニッカ通りを横切り、さきへ進む。



 この先ずっと住宅街を走って行く。とにかく道が入り組んでいるうえにアップダウンが激しい。上ったり下りたりけっこう疲れる。



 東武野田線の線路だね。割と静かなこの道を新柏の駅まで行く。



 新柏の駅のところから、また何度も迷いながらなんとか進んでいくと、旧水戸街道沿いの香取神社に出た。日陰に乏しく涼しくはないが、ここで一休みした。道に迷い迷い走って来たので疲れた。





 再び上ったり下ったり迷ったりしながら、何とかやっと東漸寺にたどり着いたよ。



 総門手前には東漸寺と彫られた大きな寺号標が立っている。



 手入れの行き届いたきれいな石畳の参道がまっすぐに山門へと続いている。この総門の姿を見ただけでもこの寺が名刹であることが何となくわかるね。
 足裏に伝わってくる石畳の感触を楽しみながら自転車を押して行く。



 山門(仁王門)だ。堂々としているね。左右の仁王像にも迫力があるよ。





 山門を入ると、石畳の参道はさらに奥へと続いている。幹の形が独特な古木が目立つ。



 中雀門というそうだ。本堂の姿がようやく門の先に姿を見せた。



 中雀門を入るとすぐ右手に鐘楼があった。どっしりと重量感のある鐘楼だ。



 本堂だ。本堂の前には徳川家の家紋の入った屋根付きの大きな香炉がある。
 右手の奇妙な枝ぶりの松は有名な「鶴亀の松」というのだろうか。
 左手には、画像には入っていないがこちらも有名な樹齢300年を超えるという大きな枝垂桜がある。今はもちろん花の季節ではないので人はほとんどいない。しかし春には多くの人でにぎわうのだろう。



 本堂をまじかで見る。さすが風格が感じられる。本尊は阿弥陀如来像だそうだ。



 こちらは観音堂だね。平成8年の建立とあるからまだ新しい。。





 観音堂には聖観音の座像が収められている。とても静かないい表情をされているよ。



 六地蔵だね。
 六地蔵はどこのお寺にもある。なので何となく親しみを感じる。



 石畳の先にたくさんの石仏が並んでいる。しんと静まり返って張りつめた空気が感じられる場所だね。つい手を合わせたくなる。





 気が付かなかったけれど、山門の内側には大きな狛犬がいたんだね。狛犬は神社だけのものかと思っていたが、寺にもあるそうだよ。





 境内にはこんなかわいいお地蔵さんがあった。…鎌倉の長谷寺で見た「和み地蔵」と同じ表情をしている。おそらくこれも宮城県の石神彫刻工房で作られたものだろう。



 静寂と広い敷地と、立派な山門や本堂のあるこの東漸寺はさすが名刹といわれているだけのことはあった。すばらしいお寺だった。
 帰り道も国道6号を超えるあたりで再び迷った。へとへとになってやっと戻って来たよ。
 知らない道を迷い迷い走ったのもけっこう楽しかった。そのうえ東漸寺を訪ねることができて本当によかった。お疲れさん、みみ爺。





逆ルートで手賀沼へ             2023年7月7日 金曜日

2023-07-08 13:54:53 | 自転車散歩
 梅雨の晴れ間。今日は気温が30度を超えるという。氷水をたっぷり用意して出かけた。朝のうちはまだ涼しい。
 新川の水面がこんなに穏やかなのを見るのは初めてだ。いつ通りかかっても波立っているからね。静止したこの水面の様子が今日の暑さを予感させるよ。



 いつも走るルートを今日は逆にたどっているんだ。景色がまるで違う。初めて通る道のようだよ。
 木陰は涼しいが、日差しがだんだん強くなってきた。今、世界中の気象がおかしくなっている。梅雨が明けた後の暑さを思うと空恐ろしいね。



 関枠橋付近からの手賀川上流の眺めだ。空が眩しいほど青い。逆方向から走っているから、同じ場所を走っていても、次々に通り過ぎていく景色が全く違って見える。新鮮だ。



 親の白鳥が今年生まれたヒナたちを引き連れて水面をゆっくりと進んでいる。今年も無事に卵がかえったんだ。心がほっこりする情景だ。



 この広い解放感はいつ来ても素晴らしいね。



 曙橋からの手賀沼の眺めだ。波もほとんどなく穏やかな水面だ。空と水面の色は涼しげだ。



 平日だし、日差しが強いからか、人も自転車も少ない。
 緑が濃くなったねえ。



 手賀大橋が見えるよ。
 空の色がほんとに涼しげに見えるが、実際の空気はとても暑い。夏だなあ。持ってきた氷水がおいしい。



  大津川沿いをくだる。夏草が道の半分以上を覆い隠している。



 この坂道のトンネルは、いつもは逆方向から来るんだ。反対方向からだとこんな風に見えるんだね。初めて通る道のようだよ。



 かなり気温が上がってきたようだ。木陰が恋しくなる。早く帰って冷たいソーメンでも食べたいね。今日は七夕だ。ソーメンは七夕の行事食だそうだよ。 




季節の移ろい …みみ爺の自転車散歩         2023年4月4日 火曜日

2023-04-07 10:40:27 | ランドナーでのんびり散歩
 季節が移って行くのは本当に早い。2月に訪れたときには、一面枯芝に覆われていた。ケヤキも針のように尖った枝を空に突き立てていた。が、今は、すっかり芝は緑に変わり、ケヤキも新緑に包まれている。
 忘れてはいけないのは、早い季節の移ろいとともに、自分が日一日老いているということだ。一歩一歩死に近づいているということだ。有名人がこのところ何人も亡くなっている。みんなみみ爺と同じ年代だ。
 一度死にかけたみみ爺も、この風景をいつ見られなくなってもおかしくはない。だからせっせと自転車に乗っているんだ。



 おや、もうこいのぼりを上げている。かなり大きいこいのぼりだ。風がやんでいるのが残念だね。



 見慣れた風景が、今のみみ爺にはすべてが新鮮だ。見るもの見るものすべてが美しい。



 枯草と枯れ落ち葉ばかりだったこの道もやわらかな緑に縁どられている。ここでも季節が巡っているのを強く感じる。



 のどかな日差しに包まれた公園も新緑を迎えようとしている。



 境内に小さな沢山のお堂が並ぶ、竹林に囲まれた静かなお寺だ。





 青空と新緑が美しい。



 風がほとんどなく、穏やかな水面だ。見ているだけで心が落ち着く。荒々しく波立った水面では、そわそわしてきてすぐに立ち去りたくなるけれど。



 鳥たちの楽園。木々の枝にはたくさんの鳥の巣がある。みんな子育て中だ。



 静かに流れるきれいな小川の水と菜の花。
 何度見ても見飽きない風景だ。しっかり心にとどめておこう。



ひっそりと静かにたたずむ西輪寺         2023年3月16日 水曜日

2023-03-18 08:51:14 | ランドナーでのんびり散歩
 天台宗西輪寺だ。
 目立たないところにある小さな寺だが、この寺の静かなたたずまいが好きでよく訪れる。





 境内にある桜の木は、一輪二輪ひっそりと咲き始めている。ほかのつぼみも大きく膨らんでいて、満開に咲くのも時間の問題だろう。
 こんな風に咲き始めたばかりの、初々しくみずみずしい花を見ると、なぜだか心が温かいものに包まれるようだよ。



 日差しにぬくもりが感じられる時刻だ。
 下手賀川の一画に多くの白鳥たちが集まっている。のどかな風景だ。



 今日もほとんど風のない自転車日和だよ。





 立ち寄った公園の桜もこんな具合だ。たくさんのつぼみが今にもはじけそうだよ。



 菜の花が水のきれいな小さな流れの岸に咲いて、明るい日差しの中でわずかな風に揺れている。静かな、うっとりするような風景だ。