去年の暮れ、12月に自転車仲間の一人が急に亡くなった。その彼が亡くなるひと月ほど前にこの寺を訪ねていたんだ。それでいつかみみ爺も行ってみようと思っていたんだ。
北総線に沿う国道464号の歩道から見下ろすこの小さな流れは 、下手賀沼まで続いている「金山落」というちょっと変わった名前の川だよ。今は濃い緑の夏草や樹木に包まれているが、季節の移ろいとともにその姿を変えていく。みみ爺はここを通るたびに移り変わっていく景色を楽しんでいる。冬にはこの小さな流れが澄んだ冬の空を映してとても美しいんだ。
ここは手賀沼へ向かうときには必ず立ち止まって眺める景色なんだ。ここも季節の移ろいをくっきりと見せてくれる場所なんだ。
久しぶりに通るダート道は今はやぶ蚊がすごい。ちょっと立ち止まっただけなのに足や腕に何匹もたかってくる。やぶ蚊は特にかゆい。たまらず早々に立ち去る。
ようやく明るい場所へ出られるよ。ペダルをこいでいても顔の周りをやぶ蚊が付きまとっていたんだ。
手賀沼に続く大津川の谷津道だ。車もあまり来ない走りやすい道だ。
さあ、ここから東漸寺へ向かう。初めて通る道はちょっと緊張するが楽しみでもある。
まずは上り坂だ。左はゴルフ場、右はニッカウイスキーの広い敷地になっている。ちょっと林道っぽい道だよ。いいねえ。
ニッカウイスキーのレンガ造りの建物が素敵だ。
車の多いニッカ通りを横切り、さきへ進む。
この先ずっと住宅街を走って行く。とにかく道が入り組んでいるうえにアップダウンが激しい。上ったり下りたりけっこう疲れる。
東武野田線の線路だね。割と静かなこの道を新柏の駅まで行く。
新柏の駅のところから、また何度も迷いながらなんとか進んでいくと、旧水戸街道沿いの香取神社に出た。日陰に乏しく涼しくはないが、ここで一休みした。道に迷い迷い走って来たので疲れた。
再び上ったり下ったり迷ったりしながら、何とかやっと東漸寺にたどり着いたよ。
総門手前には東漸寺と彫られた大きな寺号標が立っている。
手入れの行き届いたきれいな石畳の参道がまっすぐに山門へと続いている。この総門の姿を見ただけでもこの寺が名刹であることが何となくわかるね。
足裏に伝わってくる石畳の感触を楽しみながら自転車を押して行く。
山門(仁王門)だ。堂々としているね。左右の仁王像にも迫力があるよ。
山門を入ると、石畳の参道はさらに奥へと続いている。幹の形が独特な古木が目立つ。
中雀門というそうだ。本堂の姿がようやく門の先に姿を見せた。
中雀門を入るとすぐ右手に鐘楼があった。どっしりと重量感のある鐘楼だ。
本堂だ。本堂の前には徳川家の家紋の入った屋根付きの大きな香炉がある。
右手の奇妙な枝ぶりの松は有名な「鶴亀の松」というのだろうか。
左手には、画像には入っていないがこちらも有名な樹齢300年を超えるという大きな枝垂桜がある。今はもちろん花の季節ではないので人はほとんどいない。しかし春には多くの人でにぎわうのだろう。
本堂をまじかで見る。さすが風格が感じられる。本尊は阿弥陀如来像だそうだ。
こちらは観音堂だね。平成8年の建立とあるからまだ新しい。。
観音堂には聖観音の座像が収められている。とても静かないい表情をされているよ。
六地蔵だね。
六地蔵はどこのお寺にもある。なので何となく親しみを感じる。
石畳の先にたくさんの石仏が並んでいる。しんと静まり返って張りつめた空気が感じられる場所だね。つい手を合わせたくなる。
気が付かなかったけれど、山門の内側には大きな狛犬がいたんだね。狛犬は神社だけのものかと思っていたが、寺にもあるそうだよ。
境内にはこんなかわいいお地蔵さんがあった。…鎌倉の長谷寺で見た「和み地蔵」と同じ表情をしている。おそらくこれも宮城県の石神彫刻工房で作られたものだろう。
静寂と広い敷地と、立派な山門や本堂のあるこの東漸寺はさすが名刹といわれているだけのことはあった。すばらしいお寺だった。
帰り道も国道6号を超えるあたりで再び迷った。へとへとになってやっと戻って来たよ。
知らない道を迷い迷い走ったのもけっこう楽しかった。そのうえ東漸寺を訪ねることができて本当によかった。お疲れさん、みみ爺。
北総線に沿う国道464号の歩道から見下ろすこの小さな流れは 、下手賀沼まで続いている「金山落」というちょっと変わった名前の川だよ。今は濃い緑の夏草や樹木に包まれているが、季節の移ろいとともにその姿を変えていく。みみ爺はここを通るたびに移り変わっていく景色を楽しんでいる。冬にはこの小さな流れが澄んだ冬の空を映してとても美しいんだ。
ここは手賀沼へ向かうときには必ず立ち止まって眺める景色なんだ。ここも季節の移ろいをくっきりと見せてくれる場所なんだ。
久しぶりに通るダート道は今はやぶ蚊がすごい。ちょっと立ち止まっただけなのに足や腕に何匹もたかってくる。やぶ蚊は特にかゆい。たまらず早々に立ち去る。
ようやく明るい場所へ出られるよ。ペダルをこいでいても顔の周りをやぶ蚊が付きまとっていたんだ。
手賀沼に続く大津川の谷津道だ。車もあまり来ない走りやすい道だ。
さあ、ここから東漸寺へ向かう。初めて通る道はちょっと緊張するが楽しみでもある。
まずは上り坂だ。左はゴルフ場、右はニッカウイスキーの広い敷地になっている。ちょっと林道っぽい道だよ。いいねえ。
ニッカウイスキーのレンガ造りの建物が素敵だ。
車の多いニッカ通りを横切り、さきへ進む。
この先ずっと住宅街を走って行く。とにかく道が入り組んでいるうえにアップダウンが激しい。上ったり下りたりけっこう疲れる。
東武野田線の線路だね。割と静かなこの道を新柏の駅まで行く。
新柏の駅のところから、また何度も迷いながらなんとか進んでいくと、旧水戸街道沿いの香取神社に出た。日陰に乏しく涼しくはないが、ここで一休みした。道に迷い迷い走って来たので疲れた。
再び上ったり下ったり迷ったりしながら、何とかやっと東漸寺にたどり着いたよ。
総門手前には東漸寺と彫られた大きな寺号標が立っている。
手入れの行き届いたきれいな石畳の参道がまっすぐに山門へと続いている。この総門の姿を見ただけでもこの寺が名刹であることが何となくわかるね。
足裏に伝わってくる石畳の感触を楽しみながら自転車を押して行く。
山門(仁王門)だ。堂々としているね。左右の仁王像にも迫力があるよ。
山門を入ると、石畳の参道はさらに奥へと続いている。幹の形が独特な古木が目立つ。
中雀門というそうだ。本堂の姿がようやく門の先に姿を見せた。
中雀門を入るとすぐ右手に鐘楼があった。どっしりと重量感のある鐘楼だ。
本堂だ。本堂の前には徳川家の家紋の入った屋根付きの大きな香炉がある。
右手の奇妙な枝ぶりの松は有名な「鶴亀の松」というのだろうか。
左手には、画像には入っていないがこちらも有名な樹齢300年を超えるという大きな枝垂桜がある。今はもちろん花の季節ではないので人はほとんどいない。しかし春には多くの人でにぎわうのだろう。
本堂をまじかで見る。さすが風格が感じられる。本尊は阿弥陀如来像だそうだ。
こちらは観音堂だね。平成8年の建立とあるからまだ新しい。。
観音堂には聖観音の座像が収められている。とても静かないい表情をされているよ。
六地蔵だね。
六地蔵はどこのお寺にもある。なので何となく親しみを感じる。
石畳の先にたくさんの石仏が並んでいる。しんと静まり返って張りつめた空気が感じられる場所だね。つい手を合わせたくなる。
気が付かなかったけれど、山門の内側には大きな狛犬がいたんだね。狛犬は神社だけのものかと思っていたが、寺にもあるそうだよ。
境内にはこんなかわいいお地蔵さんがあった。…鎌倉の長谷寺で見た「和み地蔵」と同じ表情をしている。おそらくこれも宮城県の石神彫刻工房で作られたものだろう。
静寂と広い敷地と、立派な山門や本堂のあるこの東漸寺はさすが名刹といわれているだけのことはあった。すばらしいお寺だった。
帰り道も国道6号を超えるあたりで再び迷った。へとへとになってやっと戻って来たよ。
知らない道を迷い迷い走ったのもけっこう楽しかった。そのうえ東漸寺を訪ねることができて本当によかった。お疲れさん、みみ爺。