Records にへーのブログ

演劇・映画・小説・マンガが好き!
日々考た事で、Xに書きづらい事を書いて行こうと思っています。

2025年春公演創作メモ⑪ 劇中映画の内容

2024-11-24 22:52:00 | 2025春公演創作メモ
以下、春公演のネタバレを含みます。



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女優と監督が作ろうとしている映画なのだけど、低予算映画ながら一部の映画ファンからは話題になる様な映画という位置づけ。
話題になる理由は、大手芸能事務所を脱退した注目の女優が新しい事務所で再出発するという事と、海外でも評価されるインディーズ系映画監督がタッグを組むという理由。
話題になってる故に対談記事が成り立つ。人気が無い映画は撮影前に注目を集めないし、記事にもならない。

そしてその映画の内容なのだけど、自分が以前書いた未完成台本「怪物」と同じ内容にしたいと思う。
「怪物」の物語は、1970年の東京で小説家を目指しスーパーで働いている女性と、学生運動に参加しカリスマ性のある美しい男との猟奇的な恋愛サスペンスドラマである。

この映画脚本のクライマックス少し前の台詞を巡って、女優と監督が対立する。その解釈によっては、クライマックスの意味合いが少し変わって来る為、二人ともその重要性は分かっているという設定。

この春公演は40分前後を目指している為、対談を全て舞台で語るには時間が足りない。逆に全部入れたらダラダラとして間延びしてしまうだろう。
その為、間にはインターミッション的に2回区切る所を入れたいのだが、そこを暗転で時間を飛ばしてはつまらないので、対立の問題になるシーンを女優側の意見を反映したものと、監督の意見を反映したものをそれぞれ女優の役者に演じてもらい、それが入ると時間が飛ぶという形にしたい。

この問題のシーンについてはまだ具体的に考えていないので、演じてもらうシーンを早く考えなければいけない。
自分で書いてある「怪物」には、それに合った具体的な台詞は無いからだ。
出来れば女優が所属事務所を辞める原因になった、パワハラに関連付けられた台詞のシーンにしたいと思っているのだけど。

2025年春公演創作メモ⑩ イタズラ書き

2024-11-23 22:54:00 | 2025春公演創作メモ
以下、春公演のネタバレを含みます。



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前回にも書いたけど、物語の冒頭に記者による記者のイメージの女優と監督が出て来る訳だけど、このイメージとその後に出て来る実際の女優と監督にギャップをつけて面白味を出したい。

監督の場合、イメージでは世界でも評価されるインディーズ映画系の注目監督なので、アーティスティックで硬いイメージを演じてもらう。
そして実際の監督は、ダサくてヘタレな感じで出てくればギャップが出るだろう。
服装や言動である程度ギャップは出せるだろうけど、それプラスで何か欲しい。

そこで思いついたのは、監督の背中にイタズラ書きが書いてあるという事。
初めは「バカ」等の文字が書かれた紙を背中に貼られているという事で考えていたのだけど、紙だとすぐ剥がせるので、直接背中に書いてあるという事にすれば剥がせないし、その為に事ある事にその文字が観客に見えるので面白いだろう。
対談の場所に来る前に監督は撮影現場にいて、ヤンチャな有名若手俳優に書かれてしまったという設定。監督は出演者との距離が近いので、そういうイタズラも有るという事にしよう。

でも、剥がせないまでも上着を脱げばいいと監督が思うのではないかとも思う。
であれば、監督が上着を脱げない理由を作ればいい。
監督が女優のファンである事を女優に隠しているのであれば、女優が歌手活動をしていた時のグッツである、デカデカと女優の名前が書いてあるTシャツを下に着ているという事にして、それを女優に見せたくないという事にしてはどうだろう?
寒いとか適当な言い訳をしてイタズラ書きしてある上着は脱がないが、実際は下のTシャツが恥ずかしくて脱げないのだ。
脚本を巡る女優と監督の対立が和解になった後で、初めて実は女優のファンだったと言って上着を脱ぎ、Tシャツを見せれば面白い。

勿論、途中監督が女優に対して歌手デビューした事をからかう時に、前の所属事務所は色々なファン・グッツを作っていて、Tシャツも作っている事を何気なく話題に出し、伏線とする事も忘れてはならない。





2025年春公演創作メモ⑨ 音楽!

2024-11-22 23:27:00 | 2025春公演創作メモ
以下、春公演のネタバレを含みます。



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今日、思いついたのだけど「女優は前の事務所に居た時に歌手デビューをさせられてた」というアイデアが頭に浮かんだ。

物語冒頭、記者が女優と監督のイメージをモノローグで語るという風にしようと思っているのだけど、女優のイメージを語っている時に舞台後方に女優が出て来て、そのイメージ通りの女優を演じるという形にする予定。

この記者のイメージ(陽キャ)と、実際に出てきた時の女優(陰キャ)のギャップで面白味を出したい。
そう考えた時に想像と実際のギャップが、大きければ大きいほど良いだろう。

明るいイメージを演じてもらう場合、明るい歌を歌って踊っていれば分かりやすい。

そして役者なのに歌を歌わせられたという事も、事務所を辞めた理由の一つに付け加えられるし、後で監督にその事をからかわられるというエピソードも加える事が出来る。

最近の自分の舞台での音楽は、低レベルながらDTMで自分で作っているので、この歌も自分で作ればよい。

とは言え、ある程度のクオリティーの歌と楽曲を自分で作れるか?
これも一つの挑戦になる💦

2025年春公演創作メモ⑧ 設定について、2

2024-11-21 23:33:00 | 2025春公演創作メモ
以下、春公演のネタバレを含みます。




監督は本当は女優のファンである。その為にこの映画の監督を引き受けたのだが、若干のプライドと恥ずかしくて女優には言えないでいる。

記者は急遽一人で対談を取り仕切らなければいけないのだが、女優と監督は険悪なムード。
編集長からは、とにかく和やかな記事になる様に念を押されていて、笑顔で握手する写真を必ず取る様に言われている。
それは、来れなかった宣伝部とプロデューサーからのリクエストだと言われる。女優と監督の対立で映画作りが滞るのは避けたい。このリクエストは、製作に入った作品を円滑に進める為の、映画製作部の作戦なのだ。

対談の場所はある倉庫。
倉庫内に特殊なオブジェが収められており、その前で写真を取る為にこの場所が設定された。
因みにそのオブジェは実際の舞台の上には無く、役者の視線やリアクションによって観客に想像させる。
どんなオブジェかは、今のところ考え中。それが何なのか観客が分かった段階(物語の終盤)でニヤリとさせられる様なモノがベスト。

まあ、こんな感じの設定で序盤は進めて行きたい。

しかし必ずしも細かい設定を、全て物語の中で観客に見せる必要はないと思う。
説明臭くなるのなら、敢えて伝えないという事も有り。
ダラダラと説明台詞が続くのは、物語のスピードを遅くするし、観客を退屈させる事もあるから。

2025年春公演創作メモ⑦ 設定について、1

2024-11-20 19:51:00 | 2025春公演創作メモ
以下、春公演のネタバレを含みます。



まず最初の設定なのですが、女優と監督の対談を記事にする為に、ある場所に女優・監督・記者の三人が集まる。

本来、映画が完成してある程度公開の目処がたってから初めて、こういった記事によるプロモーションが始まる事が多いと思うのだけど、今回の映画では撮影が始まる前からSNS等のプロモーションを早くから展開して行こうという宣伝戦略をしているという設定。
これは、人気女優が独立後に自身の企画で映画に主演するという事や、インディーズ系の実力派監督とタッグを組むという話題があって初めて出来るのでではないか(と仮定しての設定)。この戦略は、予算を掛けたプロモーションが出来ないローバジェットの作品であるが故の逆転の発想。

この日は台風か大雪等の天災があり、取材場所にたどり着いたのはこの三人のみ。マネージャーや宣伝部、プロデューサー、カメラマンなど居てもおかしくない人達がいないのはその為。
スケジュールの関係上、出来ればこの日に取材を済ませたいので、悪天候のなか奇跡的に集まれた三人だけで取材を強行的に始める。

この段階では女優と監督は脚本を巡って対立をしていて険悪な雰囲気。

女優は、売れてない時代に自作自演で行った演劇公演を自分の企画として映画化しようとしている。その為にこの映画には思い入れが相当深い。
今回の脚本は彼女の発案で監督に任せてあり脚本も完成したが、どうしても納得のいかない箇所が有り、必ず直して貰いたいと思っている。