Records にへーのブログ

演劇・映画・小説・マンガが好き!
日々考た事で、Xに書きづらい事を書いて行こうと思っています。

マンガ「天才ファミリー・カンパニー」について。

2006-07-31 00:58:15 | マンガ
本屋で見かけるまで、ぜんぜん知らなかったマンガである。掲載雑誌は「月刊きみとぼく」…どうやら、さくらももこの「コジコジ」とかも連載してた雑誌らしい。
なんで買ったかというと、作者が二ノ宮知子だったから。この作者の「のだめカンタービレ」(こちらは、凄く有名だけど)が凄く好きだったからだ。
買って読んで驚いた。
面白かった。しかし、面白いのは予想範囲内である。
「のだめ~」の最大の武器は“笑い”だと思う(もちろん、それだけじゃないけど)。分類するとギャグマンガに入るだろう。
では「天才~」の武器は何か?これが“ギャグ”ではなく“ストーリー”なのだ(←ここが驚きポイント)。
勿論「のだめ~」に見られる様な“笑い”や特異なキャラクターも十分に堪能出来る。しかしそれ以上に、物語作りの上手さが光る作品である。
スペシャル版コミック全6巻のうちの、初めの2巻の中にラストに向かっての伏線が多く潜んでいる。連載マンガにありがちな、行き当たりばったりな展開ではなく、初期段階からストーリーの最終段階に向けて、きっちり準備をつけていた事になる。
さりげない伏線作りの、お手本みたいなこの作品。お薦めです(*^_^*)

映画「ダイハード」について。その2

2006-07-30 02:45:57 | 映画
前回の続きです。
登場人物を魅力的に見せる為には、その人物の長所と短所の両方を描く必要があると思う。
前回書いたように、主人公が逃げ回ってるばかり(ここが短所)ならば、もちろんキャラクターとしての魅力は乏しい。
本当は戦いたくない主人公も、妻や人質の為にボロボロになりながらも、必死に抵抗するのだ(ここが長所)。
この奮闘ぶりが、この映画の原動力だ。
ただ奮闘するのではなく、前回上げた様な短所があるからこそ、とても人間臭く見え、共感を得る事が出来るのだ。
「ダイハード2」が一作目より面白くなくなった理由の一つに、主人公がスーパーヒーローになり過ぎた点が上げられると思う。あれでは共感は得られずらい(リアリティもないし)。

と、ここまで書いて、こんな調子で書いて行くとまだまだ「ダイハード」で延々と続いてしまうという事に気付いてしまいました(-_-;)
あんまりこればっかりで引っ張るのもどうかと思うので、「ダイハード」はまた別の機会に。
あと初めに書き忘れてしまったけど、感想・意見等があれば、気軽にコメントに書いて下さいね(^。^;)

映画「ダイハード」について。その1

2006-07-29 00:40:52 | 映画
今更ですが「ダイハード」です(^。^;)好きなんです、この映画。
まずキャラクター造形が良いと思うのですよ。
巻き込まれ型のストーリーでは、特別強くない普通の人でも、主人公にしやすいと思う。だからこの映画も、初め主人公が事件に巻き込まれる所から始まる。普通であれば、その巻き込まれる過程の中で、やられっぱなしだった主人公が、敢然と敵に立ち向かうというパターンになる訳です。
基本的には「ダイハード」もこのパターンで進んで行く訳だけど、他の映画の主人公と決定的に違う所がある。
それは主人公が、自分一人で敵を倒そうと思わない所だ。もちろん、この映画でも最終的には主人公の手によって敵は倒される。しかし他の映画の主人公が、変な正義感や復讐心で自分から敵に向かって行くのと違って、「ダイハード」では結果的に敵を倒してしまうけど、本当であれば地元の警察が問題を解決してもらいたいと思っていて、かなりの逃げ腰状態にいるという点である。
そして弱い。敵が来れば逃げてばかりだし、敵に勝っても、それはかなりのラッキーな勝ちだし、怪我ばかりしている。
スタローンやシュワルツネェガーみたいなスーパーヒーローでなく、極めて現実的な普通の人間に主人公を設定しているのである。
次回に続く(^。^;)

音速ライン「100景」

2006-07-28 01:19:22 | 音楽
音速ラインの前のアルバム「風景描写」は好きなアルバムでよく聴いていた。とにかくメロディーの良い曲ばかりで、初めて聴いた時はびっくりした記憶がある。
そんな前アルバムから10ヶ月という短い期間で出たニューアルバム「100景」は、驚きの完成度だ。
個人的には、あれだけ良かった前作の出来を越えた作品だと思っている。相変わらず、日本人が好きそうな、(昔の)歌謡曲的ですらあるキャッチーなメロディーも健在だし、前作より更にロック色が強くなり、全編に渡ってラウドな印象を打ち出している。
シングルで先に出ていた「ナツメ」と「みずいろの町」もアルバムに入る事で、更に魅力を増している様に見える。そのシングル2曲が前半に固まっているあたり、音速ラインの自信を感じる(後半もシングル並の良い曲があるぜ、って事だよね)。
コアなロックファンは、懐かしい雰囲気や、キャッチー過ぎるメロディーに嫌悪感を覚える人もいるかもしれないし、前作が好きな人で、うるさくなり過ぎだと思う人もいるかもしれない。
でも音速ラインは、バンドとして次のレベルに移ったのではないか?
今年からメンバーが2人だけになってしまった音速ライン。メジャーになる為には、これからが大事だと思うのであった(^。^;)

チャットモンチー「耳鳴り」

2006-07-27 01:27:45 | 音楽
今日から、ブログを始める事にしましたo(^o^)o
このブログは、にへーが見たり聞いたりした、映画・マンガ・小説・音楽の事(感想とか)について書こうと思ってます。
あと、所属してるアマチュア劇団「劇団御の字」について書く時もあるので、ヨロシク(^o^)/
第一回目は、チャットモンチー(女性三人組バンド)のファースト・フルアルバム「耳鳴り」について。
チャットモンチーは、ミニアルバム、シングルと全部聞いてたのだけど、6月の新潟のライブを見てから、自分の中ではかなりのブームになっていた。
そんな中聴いた、このアルバム。
予想してたより、かなり良かったです!
ライブを見て感じてたけど、やっぱりチャットモンチーはロックバンドなんだと、アルバムを聴いて改めて思った。
メンバーの見た目と、出す音のギャップも、このバンドの魅力の1つなんだろう。音楽もかわいらしさと同時に、ある種の毒を含んでいる。
メンバー三人がそれぞれ書く歌詞も、なかなか良いし。
チャットモンチーは、月に何枚もCDを買う音楽ファンだけでなく、ヒット曲しか聞かない一般の人にも届く音を鳴らしてると思うのだけど、どうだろう?
とりあえず俺は、今毎日聞いてます(^。^;)