Records にへーのブログ

演劇・映画・小説・マンガが好き!
日々考た事で、Xに書きづらい事を書いて行こうと思っています。

映画「自虐の詩」について。

2008-04-27 00:53:46 | 映画
この前、シネマ・トークの集まりがあり、映画「自虐の詩」(07年)をDVDで見ました。
賛否両論のこの映画。
俺は面白かったし、感動しました!
前半は原作のマンガをそのまま映像にした様な細かいギャグが中心で、後半は主人公の過去から現在が感動的に語られる。
堤幸彦監督作品はそれほど沢山見てるわけじゃないけど、今まで見た堤作品の中では一番笑った。
この前半で笑えるかと、後半のガラリと変わる展開について来れるかで、見る人の意見が別れるんじゃないかな?
中谷美紀と阿部寛の二人の主演はいいですね。この二人でなければ、作品の出来もまた変わったのではないかと思うくらい良い演技をしていました。
また脇を固める俳優も良く、カルーセル麻紀や遠藤憲一が好サポートを見せるし、高校時代の女の子も良かった。
ただ、今回一緒に見た人の中でも、それほど面白く無い人もいた様なので、やはり賛否両論映画なのですね。
昨年はこの映画を含めて三本の作品が公開された堤監督。
今年も「スシ王子!」、「まぼろしの邪馬台国」、「二十世紀少年」(三部作)と公開作が続く。
また「恋愛寫真」の様な恋愛物を撮ってもらえないかな(その時は、おふざけ無しで)。

変なテレビの見かた~4月25日の日記。

2008-04-26 09:11:19 | 日記
テレビはなるべく見ようと思ってます。

自分は演劇や映画を作ってる訳だけど、どちらかと言うと間口の広いタイプの作品を目指してます。
普段、無料で見れるバラエティーやドラマをしょっちゅう見てる人達をターゲットにしてるのに、作り手がそれを見て無いというのは微妙な気がしてしまうのです。

とはいえ、演劇の練習(週3日)と青年学級(週1日)で夜出掛けているので、平日の夜のテレビを見るのは録画して帰って来てから見る事になります。
それって苦しいです。
疲れてたり他にやりたい事があると、その日に見れない。
ハードディスク・レコーダーにはドンドン見てない番組が貯まり、見ないで結局消してしまう番組も多数。
客観的に見ると、これっておかしな人だ。
無理して見るテレビって、どうなの?
でも結局、無理しすぎない程度には見ていくんだろうな。
だってテレビって面白いもん(^_^;)
テレビ恐るべし!
っていうか、単にテレビ中毒?!

今日のBGMはアメリカのパンク・バンド、NOFXのアルバム「パンク・イン・ドラウ゛リック」(94年)。




映画「マリと子犬の物語」について。

2008-04-26 01:23:02 | 映画
4月に入ってから、十日町で「マリと子犬の物語」を見ました(映画館では無く、公民館ホールでの上映)。
中越地震以降、今でもちょっとした建物内での揺れに敏感だったり、大きい建物でのクラーの音(グオォーンという動きたての音)で、軽いめまいがしたり、ちょっと気持悪くなったりしてしまう俺。
だから最近は映画の中である地震のシーンでも身が、硬くなっていました。
なので見る前は、ちょっと心配してたこの映画ですが、割と冷静に楽しむ事が出来ました。
脚本は実話をベースに(あくまでベース)、ドラマ性をうまく加味して作られている。
地震の描写や仮設住宅の暮らしなどは割と現実的に描かれているが、ドラマの核となる部分は、かなりあざとい。
前半も泣かせるエピソードはあるが、とにかく中盤から後半が“泣かせ”演出のつるべ打ちだ。
ちょっとやり過ぎな感じもするが、ツボは押さえている。
孫娘の彩を演じた佐々木麻緒がとにかく泣かせる。
実写ドラマ版の火垂るの墓でも、彼女が節子を演じたみたいだけど、上手い子役です。
映画の完成度は別として、分かりやすくて、かなり泣ける映画になってました。
泣きやすい人は、泣き過ぎに注意ですね(^_^;)

ゆるーい番組~4月24日の日記。

2008-04-25 00:08:11 | 日記
この前、テレビ番組の「モヤモヤさまーず2」のDVDボックスを買った。
新潟では火曜深夜に放送しているこの番組、どんな番組かと言うと、さまーずとテレビ東京の大江アナが特にこれといった特徴の無い街を、ただブラブラしてるだけの番組である。
本当に行き当たりバッタリのゆるい番組だけど、これが結構面白い。
何の変哲も無い様に見える街でも、結構変な物や人があったりして、それをめざとく見つけてツッコミを入れたり乗っかったりするさまーずが笑える。
テレビもチョコチョコと見ていたのだけど、こうやってまとめてDVDで見ると、本当に面白い。
ゆるい感じのさまーずって、本当に天才的だ。
素直な大江アナも、この番組ではいい息抜きになっている。

今日は(青級ホーム改め)青年学級の講師の打ち合わせがあった。
今年は沢山、人が集まるといいな。

今日のBGMは、バックドロップボムのアルバム「NIP SONG」(03年)。
ミクスチャー系のロックだけど、抑揚(メロディー)の少ない歌が、ちょっとラップ的かなあ(ラップ自体も入ってるけど)。


映画「大いなる陰謀」について。

2008-04-24 19:07:23 | 映画
この前、ロバート・レッドフォード監督の「大いなる陰謀」を見て来ました。

1、ワシントンでのアメリカ上院議員と記者の会話。
2、カリフォルニアでの大学教授と生徒の会話。
3、アフガンの二人のアメリカ軍兵士の戦い。
この三つのシーンを中心に、それぞれの人達が出会う事無く(回想シーンで若干あり)、平行して物語は進んで行く。
ジャンルとしてはポリティカル(政治的)・サスペンスになると思うけど、ディスカッション映画とも言える。
非常に地味に、そして誠実に9.11以降のアメリカの戦争に対する考え方と、それに対する批判を描いている。
トム・クルーズとメリル・ストリープの演技対決も見応えありました。
俺は面白く見れたけど、地味だし子供には分からない政治問題を描いた物語なので(しかも劇中なにも解決されない)、分かりやすくて見終わってスッキリする映画が見たい人は見ない方がいいと思います。

しかしアメリカ人は、自国の兵士には感情移入しても、その後ろで死んで行ってるアフガン兵士には何とも思わないのだろうか?
結局(ほとんどの)アメリカ人は、自国の利害しか考えられない人種なんだな。
そんな不満も思った映画でした。