佐賀ログ   <by 不動産相談センター佐賀 https://www.recsaga.jp/>

不動産鑑定士運営の相談センターのブログ。佐賀での身の回りの出来事、発見、珍事など備忘録を兼ねて、遊び心でつづっていきます

『安全』の定義もいっちょ教えてくださらんか

2011年06月21日 | 日記
原発再稼働に関する情報が頻繁にながれてますが

電力需給の逼迫も考慮しつつ安全だとして再稼働に前向きな意見もあれば

電力需給問題と原発の事故発生リスクとを峻別して再稼働に慎重な意見もあります。

原発もあくまで発電方法の一つであり、

経済活動と完全に切り離して考えるのは現実的ではないというのも分かります。



が、今回のように未だに全く収束の気配がない、

あるいはコントロール不可能な状態が続き、

(一定圏内で)そもそも産業という産業がストップした状態をみていて

原子力発電ないし原子力発電所に対して言う「安全」を明確に定義して欲しいと思います。


玄海町議会関係者が、玄武岩の地盤で強固であり、

かつ津波の起きにくい立地であり、安全との話を

インタビューで答えておいででした。


率直に申し上げて、限られた視野でのお話だなと感じました。

欧州の原子力関係のお偉方はさらに航空機の墜落なども潜在リスクとして

指摘しつつ管理監督されてるような話だったかと思います。

航空機といっても旅客機だけじゃないし

テロや軍事的脅威も指摘されるでしょう。


今回不運にもわれわれは原子力発電事故の本当の恐ろしさを学びました。

壊れて発電できず、電力不足に陥るだけじゃなく

当たり前に活動し続けることができると思って疑いすら持たなかった

様々な産業活動や学校生活、社会生活がかくも制限され

生命の危険にもされされるということを。



現実に発生している甚大な事故が制御不能な状態のまま言われる「安全」。

事故の発生リスクを抑えられたという意味での「安全」か

実際に起きた以上、

事故が発生しても「安全」に制御できる


というのがこの場合、より正しそうな「安全」のような気がする。


26日午前に原発の安全性についての佐賀県民向け説明会が開かれるらしいですな。


個人的にはなんだか頭の整理はまだつきそうにもないな。
コメント
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