Four Season Colors

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ツキイチ映画館(2024年02月)

2024-02-19 | 雑文
月に一度は、映画館で新作を。2024年の
2月は、「ファイブ・ナイツ・アット・フレ
ディーズ」(アメリカ)。

2月も積極的に観たい新作はなかったので、
同名のホラーゲームの存在を知っていた本作
をチョイス。

原作のゲームは、とある廃ピザ屋の夜勤警備
員が、命の危機のある数夜のお仕事を、色々
と駆使して乗り切るというもの。

動画サイトのゲーム実況で見たことのある自
分は、基本、映画の予習はしないので、そう
いう映画だと勝手に決めつけて観た。

なので、自己責任なのだが、映画は原作に忠
実(なのだろう)であっても、ジャンルはホ
ラーではない。

ホラー系はジャンル的に大作は少なく、本作
もそんなことは期待していなかったが、最初
30分を観て、正直「おっ」とは思った。

少なくとも最初の30分は、助走としてその
後のホラーを期待させるに十分な展開が進む。

のであるが、その後、さあピザ屋と警備員室
という閉鎖空間での物理ホラーが始まると思
いきや、そんなことはない。

そうしたゲームのメインはどこへやら、世界
観や設定をメインとしたヒューマンサスペン
ス系が最後まで続くことになる。

そりゃあ、一般向けの映画としては、閉鎖警
備員室でドッキリ物理ホラーだけでは持たな
いだろう。

それでも、原作のゲームを少しでも知ってい
れば、パニックルームとか、Sawみたいな
系統を期待してしまうところ。

しかし、残念ながら?本作は決してホラーで
はないので、そっちを期待して観ようという
方は、注意が必要。

それはそれとして、じゃあ、映画としては面
白いかとなれば、残念ながらそちらも答えは
否となる。

3分の1くらいを占めるのでは、という謎の
夢パートはしつこく退屈であるし、ヒューサ
スとしてもB級と言わざるを得ない。

ゲームの面白さは世界観(設定)にあったわ
けではなく、あくまでも、ビックリ系ホラー
の部分にあった。

そこを生かせないのであれば、なんで原作に
選んだんだろうと疑問に思う。

鑑賞後に検索すると、続編の文字も見えるが、
まあ、よほど観ることはないだろう。


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