Four Season Colors

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ツキイチ映画館(2024年10月)

2024-10-21 | 雑文
月に一度は、映画館で新作を。2024年の
10月は、「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」
(アメリカ)。

アメリカのコミック「バットマン」シリーズ
の悪役である、ジョーカーを主人公にした実
写映画の2作品目。

本作とつながりのある前作「ジョーカー」は、
2019年ということで、5年ぶりの新作と
なる。

ツキイチ映画館で観ている気がするので、デ
ータを探すと、前作を「バットマン」オリジ
ンであると感想を述べている。

別に5年たっても、その評価は変わらないの
だが、今作をどうかとみれば、もはや「バッ
トマン」は影もないよう。

そもそもバットマン素人であるし、前作の評
価も個人の勝手なものだが、今作のジョーカ
ーは、はたしてヴィラン(悪役)か。

前作に引き続き、アメコミに思い入れがなけ
ればないほどに、この映画はただの社会系ヒ
ューマンドラマだろう。

なんにせよ、やたらと情緒と葛藤を描く現代
ならではの、今の時代でしか作られない作品
であることは、間違いがなく。

ジョーカーという背景を考慮せずに観れば、
何ということもない、退屈な一人の挫折の映
画である。

アメコミ、バットマン、ジョーカーという付
加価値に意味があり、評価にそれらが欠かせ
ないのであれば。

続編はない(考えていない)らしいが、自分
はここまでかなとも思う。

ツキイチでは、予習はしないようにしている
が、本作は、ネガティブな情報が避けられな
いくらいに溢れていた。

自分は一般の嗜好者であるし、奇をてらう趣
味もないので、観終わっての感想は、まあ、
おおむね同じである。

娯楽映画としては面白さに欠け、お歌がなけ
れば100分未満だろうし、話も人も魅力に
欠ける、よくある(予算が)大作の凡作。


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