
インドネシア代表ナショナルチームにとってみれば2005年の第23回アジアンSEAゲームス(マニラ開催)参戦以来の国際大会になり、この2005年を最後に2006年以後のアジアカップなどの国際大会へは参戦していない。実に2年振りの国際大会の舞台なのである。

今大会(アジアンSEAゲームス)へ臨むに際して、監督からチームへの徹底事項は、
試合では「1球の持ち球」、試合が終わるまでグランドや宿舎のホテル内で相手チームの選手との会話を禁止、全ての試合が終わるまで一切の外出の禁止。
・・・以上の3点を徹底事項とさせた。

インドネシア代表にとっては2005年のアジアシーゲームで大差にて敗北をきっしたタイ代表との戦いは、今回の大会で銀メダル以上を獲得するための1つの大きな鍵となる試合。そのタイ代表の総監督は江本(エモやん)さん、ピッチングコーチには日大野球部の大先輩である渡辺さん(日大―阪神―デサントー元パキスタン代表監督)そして監督には元ダイエーホークスのヘッドコーチを務められた寺岡さんという超豪華キャストの首脳陣である。
エースピッチャーは亜細亜大学でリーグ防御率1位のタイトル持つプロ注目の白倉キャサーダー投手であった。先のアジア選手権兼北京オリンピックアジア最終予選でのタイ代表はエースピッチャーの白倉キャサーダー投手を温存した為にパキスタン代表に手痛い敗北を許し決勝大会への進出を逃し「星野ジャパン対江本タイランド」の実現には達しなかったが、フィリピン代表との戦いでは延長12回を戦い「0-0」で引き分けていた。



タイ代表の白倉キャサダー、インドネシア代表のエフェンディーによる両国エース同士の対決で試合は始まった大会第一試合は・・・
インドネシア代表は1回に1点を先制をしたが、3回にタイ代表に3点を献上。
8回まで「3-1」の緊迫したゲームを演じたが、インドネシア代表は9回に集中力が尽きた。自軍のエラーが重なり「6-1」で敗北を喫してしまった””

その後は、カンボジア代表、マレーシア代表、ミャンマー代表を無難に破り・・・




遂に、王者フィリピン代表戦を迎えるのだった。
この試合に勝てば、準優勝もしくは、同率1位(3カ国1位)にて審査査定に持ち込める。
タイ代表からの敗戦後、カンボジア代表、マレーシア代表、ミャンマー代表との各試合の中で「1球の持ち球」をことごとく試合の中に取り込み、全て成功させてチーム力の再生を図ってきた。
準備万全!いざ勝負!