ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

時代への生き方とは

2010年11月07日 | Weblog
 経済社会の中で生きてきた我々にとって、特に言えるのは
戦後廃墟から立ち上がったこの日本が20世紀後半まで、高度
経済成長を成し遂げ、その国民はその恩恵に属し生きてきたのが
今、その反動とも言うべき苦しい状況に置かれて、生きる目標を失い
かけているように見える。

 経済中心主義が生む弊害を先進諸国といわれたがゆえに、受けなければ
ならない結果ともいえる。
身近なところで、ものの価値観そのものが、日ごとに変化することと、情報過多
でものの選択が大変むつかしい、そして意思の表現ができない、特にIT化の進化
がいつしか、個々の人間の個性を奪ってしまったともいえる。

 本来情報とは何なのかという、原点を問えば、昨今のメディアの情報を流す姿勢は
人が本来よりよく生きるといった、根源ともならなければならない視点から、外れて
いるところが多くみられる。

 そういった、何が自分にとっていいか、わるいのかを問える、根幹すら、見失って
いる現社会、時代の先行というのは、何を持ってするのか、その根幹の思想、理念、哲学が
とわれており、根本的に身近なところから見直すことを、初めて行かなければならない。