今日の女王サマ

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KKK(クー・クラックス・クラン)

2005年06月22日 | 映画&本&音楽&TV
夕方配信のニュース、また新聞の夕刊に、KKKの元幹部が41年ぶりに断罪という記事がありました。
KKKとは、言わずと知れた「クー・クラックス・クラン」の略で、白人至上主義を唱える秘密結社ですね。とがった頭巾をかぶった不気味な姿をしています。このたび、殺人の有罪評決が下ったそもそもの事件というのは、映画、「ミシシッピー・バーニング」の題材にもなった公民権運動家を含む3人を殺した罪なのです。

KKKが出てくる映画には「プレイス・イン・ザ・ハート」 「背信の日々」 「評決のとき」などがありますが、なかでも「プレイス・イン・ザ・ハート」では、盲目の下宿人がKKKのメンバーを、相手の声だけで「あなたは誰々さんだ」と次々に当てていく場面があって面白い。
「背信の日々」は、KKKの集落に潜入捜査する女性捜査官が、計らずもKKKのメンバーと恋に落ちて苦しむという話。最後は愛する人を銃で撃ってしまうという悲しい結末になってしまいます。
「評決のとき」は幼い娘をレイプした白人を、黒人の父親が殺してしまったことからKKKが介入してくるというもの。白人の弁護士は南部での裁判に苦闘します。

子供の頃はKKKとはなんて恐ろしい集団だろうと思っていました。顔を隠して黒人をどんどんリンチしていくんですから。今は怖さより許せないという気持ちのほうが強くなりました。
白人至上主義ですから、黄色人種、ユダヤ人なども不寛容の対象になります。肌の色で差別するのはいけません。

日本にも育った地域で差別をするところがあるそうです。差別というのは誰かが教えるから生まれるのです。できれば自分の子供たちには教えたくないもののひとつではないですか?