今日の女王サマ

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映画のハシゴ

2012年02月08日 | 映画&本&音楽&TV
『J・エドガー』と『ペントハウス』をハシゴで観てきました。

『J・エドガー』はFBI初代長官のジョン・エドガー・フーヴァーを主人公とした伝記映画です。

仕事面ではキレ者、私生活ではマザコン。

彼が長官になるまで、証拠物件は素手で扱われ、現場保持はされず、身代金に使われる紙幣の番号控えもなかったのです。彼の一番大きな業績は「科学的な捜査手法の導入」と言ってもいいぐらい。8人の大統領に仕えましたが、その大統領たちの弱みを握っていたのも、長官職の解任をさせないようにするためと言われています。

こんなエドガーも私生活では超マザコン。母親にとっては嬉しくなるぐらい(笑)。女性との関係は薄く、プロポーズした女性には「結婚に興味がない」と断わられます。ただ、この女性は個人秘書として彼が亡くなるまで有能な働きをします。

そして公私ともに濃密な関係を築いたのが副長官のクライド・トルソン。彼は副長官に就任するにあたって「どんなことがあろうとも1日に1度、昼食か夕食を共にすること」などという、まるで新婚家庭かと思うような条件をつけています。
トルソンのエドガーに対する気持は同性愛のそれですが、エドガーにはまだ少し迷いがあったようで、トルソンとの交際中にもほかの女性との婚約をほのめかしたりしています。

トルソンが病気で倒れた後、少し言語に不自由さが見られた時もエドガーは結構きびしい。「喋ってることがわからん。ちゃんと話せ」とかね。しかし死ぬのはエドガーの方が先。
裸でベッド脇に倒れたエドガーにガウンを掛け、むせび泣くトルソンの様子に、同性愛だろうが異性愛だろうが、失くす悲しみは同じだと痛感させられます。2人とも終生独身で、お墓は隣同士なんだとか。

エドガー役のディカプリオは童顔が気になる。実際のJ・エドガーに似てるとも思えますが・・・。
トルソン役のアーミー・ハマーは『ソーシャル・ネットワーク』で双子を演じた人。すっごいハンサムで育ちが良さそう・・と思っていたらやっぱりセレブでした。

次は、時間が合うということで観たのが『ペントハウス』。

久々にエディ・マーフィー(写真右)を見ました。

年金を増やしてもらおうと、ペントハウスに住む投資家に託したら、騙し盗られてしまう。それを取り戻すために奮闘する弱者グループという設定。
年金を巻き上げられたのはペントハウスの従業員たち。投資家が隠した2000万ドルを奪おうという計画が、結果それ以上の成果をもたらしめでたしめでたし・・となる予定だったのですが、主人公のジョシュ(ベン・スティラー:写真左)だけ収監されちゃいます。ここらへん、ちょっと納得いかないけど。

結構、手に汗握るシーンもあり、まあまあかな。

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