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恵比寿の東京都写真美術館で開催中の「世界報道写真展2011」に行ってきました。チラシに載っているこの写真には、アフガニスタン人のビビ・アイシャは、暴力をふるう夫の元から実家に逃げ戻ったが、反政府武装勢力タリバーンによって、「逃亡の罪」で刑を宣告された。命令により夫によって耳と鼻を削ぎ落されたビビは、その後保護され、アメリカに渡ってカウンセリングと再生手術を受けた。という説明があります。会場内には、彼女は18歳という説明もありました。この写真を撮るため、敢えてありのままの姿で臨んだそうです。恐ろしいですね~。女はヒトではないかのような扱いですね。
似たような話に『生きながら火に焼かれて』という実話本もありました。こちらは結婚前に妊娠した女性が、家族の名誉を汚した罰として義理の兄から火あぶりにされるというもの。
さらに話を拡大させると、アフリカの多数の国で女子割礼がまだ行われているということ。麻酔なしで押さえつけ、不衛生な環境で、医師でない女性たちが行う。大量出血で死亡する例もあるそうです。あ~、自分や娘が日本生まれで良かったとつくづく思います。思うだけでなく、この感情を憤りに変え、彼女たちを救うところまで持って行かなくちゃいけないんだけど、そこまでできない自分が歯がゆくなります。
報道写真というのは、今まで知らずにいたそういうことを教えてくれる。
今回は3.11関連のスライドショーもありました。朝日新聞記者の写真が多かったけど、AFP、AP、ロイターの写真も一部あり。スライドショーは10分程度です。
「世界報道写真展2011」は8月7日までです。一般700円で、それほど高くないのでお出かけの機会があったら行ってみてはどうでしょう。
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今日も蒸し暑かったです。写真だけ見ると恵比寿は涼しげだな~。右の写真で丸く見える提灯みたいなものはすべて風車です。風を受けて激しく回っていました。
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