「寒い国から帰ってきたスパイ」、「ロシア・ハウス」などの作品で知られるジョン・ル・カレの『ナイロビの蜂』(原題 THE CONSTANT GARDENER )を観て来ました。
庭いじりの好きなジャスティン・クエイルは英国の一等書記官。そして、活動家で情熱的な女性テッサ。本当に対照的な2人ですが、一目惚れとも言うべき出会いで結婚します。
アフリカへ渡ったテッサは妊娠中の大きなお腹をかかえて、どこへでも出かけて行きます。危険な活動に深入りし、惨殺体で発見されるのですが、夫であるジャスティンはそれまで妻が具体的にどんな活動をしているのか、ほとんど知りませんでした。
妻はなぜ自分に何ひとつ教えてくれなかったのか。テッサの死の真相を探って行く過程で、ジャスティンは夫である自分に対する、テッサの深い愛を知って行くのです。
アフリカの無知な人々を食い物にする大企業の恐ろしい陰謀。新薬の人体実験です。あ~やだやだ、人間ってどこまで醜いんだろう。
部族間の戦いで命を落としても、新薬の副作用で死に至っても、誰もなんとも思わない。人の命がとても軽く見られているアフリカ。
ジャスティンは妻の遺志を継ぎ、真相を暴き白日の下にさらします。自分の命と引き換えに。
苦い結末ではありますが、ウヤムヤにできなかったんです。テッサを失くした自分に戻るべき家はなかったのですから。
死んでしまった幻のテッサと語り合うジャスティン。銃を持って忍び寄る男たちに対する恐怖はもうありません。彼は愛するテッサのもとへ帰ってきたのです。
ジャスティンを演じるのはレイフ・ファインズ。端正な面立ちで、代々外交官を勤める家に生まれたというジャスティンの育ちの良さが、そこに立っているだけでにじみ出てきます。
テッサを演じるのはレイチェル・ワイズ。この『ナイロビの蜂』でアカデミー助演女優賞と、ゴールデングローブ助演女優賞をダブル受賞しました。
しかし、ここで私はアフリカの現実、アフリカの子供たちに目が奪われていました。虐げられていることを知らず、笑顔を向ける顔、顔、顔。発展途上国での人体実験など絶対にあってはならないことです。絶対に。
サスペンスのテイストも十分にありながら、これはジャスティンとテッサの愛の物語でもあります。
あのCM見ると、いつもちょっと不愉快。男2人と女1人の3人組という設定で、左の男子は絶対ダシ!ってわかるんですもん。
なぜかって言うと、彼だけポップコーンに手を伸ばすたびに真ん中の女子から手をはたかれるんです。2度も!
あれは絶対、右の2人が1000円で観たいがために、どうでもいい男子を仲間に入れたに違いないと思ってしまいます。
そう思ってみると、左の男の子がなんかイジけて見えちゃうから不思議。ほかに夫婦50割引ってのもやってるんですが、こっちは最近CMやってないなぁ。
あ、今日観た『ナイロビの蜂』の話を書こうと思ったのに、もう寝る時間になっちゃった。また明日ね。
いつも客が並んでいるという長田本庄軒です。本店は兵庫県だそうで。
私が注文したのは「ぼっかけ焼きそば・並」。麺が太いです。
牛スジとコンニャクの煮込みをぶっかけて、甘めのソースを絡めてあるのですが・・・おいしい。大盛り(1・5玉)でもイケる。
スーパーにあるようなフードコートになっていますが、行った時間が午後4時前と、半端な時間だったのが良かったらしく混雑はなし。目の前でチャチャッと焼いてくれるのをながめていました。
このフードコートは持ち帰りできるものばかりなので、今度はカレー&ナンのお店(インドカリーダイニング・ コバラヘッタ)へ行ってみよう。
輸入食品のお店で2~3点買い物して、明日の朝食用にアンテンドゥでパンを買いました。
上から時計まわりに、ピリ辛エリンギ、クッキードーナツ、メイプルバタートースト。明日は勤務時間が長いので、クッキードーナツはおやつ用です。
帰りは亀有から歩いてこようと思っていたけど、しばらくバスに乗ってないなと思い(私はバスが大好き)、「有28」に乗ってきました。4~5年前に乗ったときと順路が違ったので、ちょっとアセったよ~。
いつも行く図書館の近くを通りました。以前はこんな順路じゃなかったなぁ。図書館と家の間には停留所がひとつありました。ということは、私、図書館に行くときはいつも停留所2つ分歩いてたのね。なんか図書館が急に遠くかんじましたよ。
昨夜は、いつまでたっても眠くならず『繋がれた明日』(真保裕一)の終わり100頁ほどを読み終わったのが午後11時30分。だから4時間弱の睡眠です。
この小説は最近NHKドラマでも放送されていましたが、テレビでは1回も観ていません。新聞であらすじだけ読んでいました。
図書館に行ったとき、たまたま見つけたので読んでみようと思ったのです。真保裕一作品は初めて。
ふとした過ちで過去に人を殺した若者、中道隆太の仮釈放後の物語。中傷ビラ、家族の苦しみ、昔の仲間との軋轢、被害者の家族との関係、そのひとつひとつがやり直しの道を閉ざしそうになる危うさ。もちろん再出発への希望を残して物語は終わるのですが、読んでいる最中は、隆太の世渡りの下手さ加減に時々叱り飛ばしたくなっていました。
ドラマはもう終わっちゃいましたが、再放送があったら今度は見ちゃいそうです。
◆NHKドラマ → 『繋がれた明日』
「モー・ハワイ」は最初「ゴー・ハワイ」という名前でしたが、正式に登録する際、ハワイ州観光局が gohawaii を商標登録していたことから使用できなくなり、もっとハワイの意味でモー(more)にしたという経緯があります。
使うと訴えるぞとまで言われたので、ハワイ州観光局とモー・ハワイは最近まで微妙な関係でした。しかし昨年の12月、ハワイ州観光局からカレンダープレゼントの紹介を書いて欲しいという申し出があり、なんとなく雪解けムード。
モーハワイ★コムのトップページを見るとハワイの情報がギッシリ詰まっていて、初めてサイトを訪れた人はどこから見ていいか迷うこと間違いなし(笑)。
それほど充実したサイトを運営しているのに、更にブログです。でも、ブログはサッと読めるちょうどいい長さ。ダラダラ書けばいいってもんでもないですからね。
テレビ東京の「シネマ通信」がいつの間にか復活してる!今日初めて知りましたよ。なんだよ~早く言ってくれよ~。
何年ぶりの復活なの?4~5年ぶり?テレ東は深夜枠にこういう地味~な番組やってますよね。「ファッション通信」とか。
昔の「シネマ通信」は、外国人スタッフとして、(売れない)俳優のジェファソンなんとかってのと、脇役専門の女優2人(ロミーとラスティ)を使っていたっけ。
ジェファソンの方は観たことないけど、女優さんの方は『ツイスター』や、最近では『スタンドアップ』で観て「あら、ちゃんと女優してるんだ」と思ったもんです。
(RUSTY SCHWIMMER)
「シネマ通信」が終わったあと、日曜の夜中に「ShowBiz」という番組を始めたのに欲張りだな、テレ東。2本立てで行くのかしら。 「ShowBiz」はハリウッド映画が中心、「シネマ通信」はハリウッド映画以外も・・って分け方なのかも。
しかし、深夜すぎます。見ている人少ないよ、こんな時間の番組。26時って・・・見終わるころには新聞配達の人が来ちゃいますって。
崎陽軒の販売員さんから事前に言われていたので、改装が始まったのに驚くということはなかったし、銀座口にも店舗があるので崎陽軒に限っては大丈夫。
しかし、毎日崎陽軒のお弁当じゃ飽きてくるので、それ以外のお弁当を食べたい時が困りました。
お寿司、おこわ、中華、韓国、ハンバーグ、生姜焼き・・・すべて6月半ばまでお休み。
汐留シティセンターでもお弁当は売っていますが、ちょいと割高。なので5月に入ってからはちょっとしたお弁当難民になっています。
安くておいしいお弁当屋さん、どなたか知りませんか?あ、新橋近辺に限りますよ。
なかなか時間が合わなくて観にいけなかったけど、今日やっと観てきました『プロデューサーズ』。
ミュージカルには一歩も二歩も距離を置いてしまう私ですが(『シカゴ』は思ったより面白くなかったし)、この『プロデューサーズ』は予告編の段階から観たいと思っていました。
見るからに歌のうまそうなネイサン・レイン(写真、右の人)と、マシューって歌えるんだっけ?と思ってたマシュー・ブロデリック(左の人)のにわかパートナーが、最初からコケるミュージカルを作ろうと計画し、最低の本、最低の演出家を選んだのに、予想とは逆にヒットしてしまう・・・というもの。
なぜ最初からコケる芝居を・・と思うでしょうが、会計士のレオ(マシュー・ブロデリック)が帳簿を見た時、コケた芝居の方が儲かっていることに気付いちゃうんです。実際コケた方が儲かるのかはわかりませんが・・・。
観始めてしばらくは、やっぱり面白くないかなぁと思っていたのですが、ミュージカル「春の日のヒトラー」の作者役でウィル・フェレル(真ん中)が出てきたあたりから徐々に面白くなってきました。
原作を手に入れ、契約書を取り交わすに際し、ヒトラー総統お気に入りの歌をうたい、忠誠の誓いをたてるという屈辱的な試練に耐えなくてはなりませんでした。(レオは会計士なので、恐らくユダヤ人?)
最低の本のあとは、最低の演出家。↓見るからにゲイ。
演出家ロジャー(ゲイリー・ビーチ=写真右)と内縁(?)の恋人&アシスタント、カルメン(ロジャー・バート=左)。
最初に笑ったのはカルメンが「イエースーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ」とSをものすごく伸ばして返事したところ。観に行くかたはココ是非楽しみにしていてください(笑)。
このロジャーは、芝居をなんでもゲイ絡みにしてしまうので絶対失敗すると踏んでの起用だったのですが、主役が脚の骨を折ってしまい急遽ヒトラーの役までやることになってしまいます。
業界用語で初日に「Good Luck !」と言う代わりに「Break a leg !(脚を折れ)」と言うらしいのですが、本当に脚の骨を折っちゃうなんて・・・。
芝居の幕が開き、ナヨッとしたヒトラーが出てくるともう大ウケです。私はこれだけで『プロデューサーズ』を観て良かったと思いました。
ロジャー役のゲイリー・ビーチが出てくる場面は全部面白い。主役の2人を完全に食ってると思いました。
映画での最初の登場シーンで、上の写真のドレスを着て、そのあと冠(?)をつけるのですが、本人いわく「クライスラーのビルのように見える」。
(←クライスラービル)
みんなはここで笑わなかったけど、私は死ぬほどおかしかったです。
ロジャーお抱えのダンストレーナーの股間が異様にモッコリしていたり・・・などなど下ネタ系もあり。
マシュー・ブロデリックは若い頃からチャーミングで、今でも童顔だけどもう44歳。なんとなく全体に肉が付いて小デブになっていた。歌う声はちょっとダミ声。でも、ブロードウェイで上演されたオリジナル版でも同じ役なんですって。
この映画はエンドロールのあとにも少しお楽しみがあります。最後の最後にメル・ブルックスが出てくるまで席を立ってはいけませんよ。
◆公式サイト ⇒ 『プロデューサーズ』
洋菓子も和菓子もアイスクリームも好きですが、フルーツなら文句なし。お腹いっぱいでも入ります。
オレンジ、グレープフルーツ、メロン、西瓜、マンゴー、桃、梨、柿、林檎、パイナップル・・・あああ♪幸せ♪
1月に亡くなった父の納骨の日。お天気がよくて良かった。雨が降ったらテントを出さなくちゃいけないとこでした。
ちょっと早めに行ったので、まだ準備中でした。父はまったくの下戸で、奈良漬もダメな人でしたが、係の人が用意してくれたのは「呑」という日本酒。あの世で苦笑いしていたことでしょう。
浄土真宗は何事もシンプルなので、お骨を納めたあと、お経をあげて20分ほどで終了。
ご住職には先に帰っていただいて、私たちは“美白の女王・鈴木その子”のお墓を見に行きました。
すごいお墓です。カメラに収まりきれません。何区画あるんだろう?
ひとまず納骨を済ませ、あとは新盆までイベントなし。
納骨が済んだので、家に置いてあった祭壇を葬儀社が引き取りに来たのですが、その時ちゃんと新盆の打ち合わせまでしていきました。ヒトは亡くなったあともそれで終わりじゃないんですねぇ。
午後、アメリカの叔母に電話して納骨を報告。私が最後に叔母の家に行ったのは1996年。なんと既に10年が経っている!今年は日本に一時帰国するらしいので、10年ぶり73歳になった叔母と再会できそうです。