地震の最初のサイン。
レジ作業をしていた私は揺れを感じ、目を上げると、東京ばな奈さんのショーケースをのぞきこんでいた修学旅行の男子生徒が両手を広げてサーファーのような格好をしていました。彼は「メッチャ揺れてない?」と独り言のように言って私と目が合いました。私は答えました。
「メッチャ揺れてます!」
それからが普通の地震とは違った。
横揺れの幅は広く、本体170キロのオープンショーケースが徐々に動き始めました。200本のペットボトルと4ケース分の缶ビールが入っているというのに!
私は売り場のディスプレイである桜の造花が落ちないか心配で、ずっと支えていました。なんて呑気だったんだろう・・・。気付くと店内に誰もいない。みんな「キャー」とか言いながら店外に出ていました。
揺れが残る中、徐々にスタッフとお客様が店内に戻って来ました。やれやれ治まった、って感じで。さっそくお弁当を物色するお客様もいらっしゃったので「なんて立ち直りの早いお客様でしょう」なんて冗談も言っていたぐらいです。
そしたら次の地震。これは余韻さめやらぬタイミングだったので、「キャー」も早かった(笑)。
防災センターからの放送では震源地が違うとか。テレビがないので詳しくは分かりませんでしたが、宮城沖と茨城だったんですね。
エレベーターはすぐに止まり、エスカレーターもその後、止まりました。
(スタンバイのとき、地階で撮りました。お陰で帰りは出発階までゼイゼイ言いながら登りましたよ)
ヴィ・ド・フランスも書店も明太子屋さんもJTBも、地階は閉店したところが多かったです。
◆真っ暗なフードコート ◆わかりにくいですが、京急も電気は消えてます ◆ローソン、普段はこんな行列あり得ない
地階にある「さんりおショップ」は水がでたとか。液状化? エレベーターにも一部、水で濡れているのがありました。
津波どころか大津波警報が出ていたので、海の中のトンネルを通るモノレールは警報が解除されない限り点検ができず、当日は運行が望めない。レンタカーを借りて帰ろうかとも思いましたが、道路も大渋滞らしく、タクシーがまったく空港に入ってこないらしい。
ギャレー(旧JAL食堂)とファミリア(?・・・初めて知った)が開放されて夜を過ごすことができたのですが、椅子に座ったままのうつぶせ寝ではゆっくり休めず、腰も痛いです。
夜が明けて、5時の放送でモノレールが始発から動いていることを知り、私は一旦帰宅することにしました。
私の住まいは5階です。テレビとパソコンのことが気になっていました。倒れてるんじゃないかなーって。うう・・・心配だ。