リアルタイム・メヒコ その後

2015年7月から。en Mexicoメヒコ。
2017年7月帰国

角筈にて

2013-10-18 | 
だった、と思う。

浅田次郎さんの小説。

記憶では、「うらぼんえ」の男性版、な感じ。
「ぽっぽや」も、考えてみれば同じ系列なのか、なあ・・

浅田さんはこういうのが本当に上手で
なんでそんな手に取るように、と全く切ないことだ・・

で、
泊まった新宿のホテルの前

ああ、ここが角筈、なのか・・・

ここで幼いころに自分を置き去りにした父に逢う。
定年を目の前にブラジル支店長に、事実上の左遷の出国直前だ。

父やそれに纏わるいろいろなことを受け入れるまでに
ゆうに50年以上かかった、ということです。

前にこれを「よみもの」にかけた時
こんなひどい男に腹が立って、聞いているのが苦痛だった、という感想があって
びっくりした・・んだった・・

なるほど、確かに、彼の周囲は本当にやさしくて
それでも、頑張っても、孤独になってしまう彼は、ひどい人だ・・よ。

そう、どこかの放送局がドラマ化したんだ・・
で、主演が、西田敏行さんだった、のも、ひどく驚いた・・んだった

もっと、線の細いタイプだ、たとえ、やり手商社マンだとしても、
ワタシの中では・・

人の想像力はいろいろだ・・

「角筈」だけで、これだけ思い出す、のも
人間のアタマは、フシギ。




コメント
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