今ここ・サブカル散歩

しゆい(依子)目線の日本のエンタメ所感を。
365日walkingデートは2014年の2月の記事をご覧ください。

アンの青春 新潮文庫

2024-11-06 16:22:47 | 読書

双生児のデイビーが可愛い。
すっごいいたずらっ子なんだけど面白い。
アンじゃなくたって夢中になりますよ。
双生児のかたわれ、ドーラの品行方正な性格は
「ちょっとばかり」つまらない。

村岡花子さんの文章でやはりロマンスを描くのが素敵。
ミス・ラヴェンダーとステファン・アーヴィングの恋。
ステファンの息子ポールがいいエッセンス。
アンの教師生活を彩る男の子。
デイビーに何かと「いい子」の引き合いに出される。

 

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「徹子さんの美(み)になる言葉:その後のトットちゃん」

2024-07-28 17:26:55 | 読書

「徹子さんの美(み)になる言葉:その後のトットちゃん」

黒柳さんと言えば
「ザ・ベストテン」のハイテンションを
記憶されてる方が多数だと思う。

NHK専属のテレビ女優第1号となられ
「窓際のトットちゃん」のベストセラーをお書きになった。
ユニセフ親善大使としても有名。

それが母の胎内に「反省」を置き忘れてきたと
噂されるくらいの欠落を抱え
さまざま笑いの出来事を招き寄せてしまう。

「みんな一緒」の言葉どおりハンディのある子とも
ご自分と同じ経験をされてるように務めた優しい方。

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アンの愛情

2023-05-09 19:31:51 | 読書

「アンの愛情」第3赤毛のアン

アンが大学に進み、勉学に勤しみ、恋に出会ってゆく期間。
運命的な縁のパティの家で、
フィリパ・ゴードンを含む友人たちと心楽しいシェア生活。

アンは少女らしい願望が叶う恋に巡り合う。
理想と寸分たがわぬ見た目の男性。アンは夢中で恋をする。
ただひとつ気がかりなこと。麗しの彼は話の「やま」がわからないのだった。

ギルバートを思い出すことが増えたアン。
あの話をして笑いあった過去。
うっとりとアンは理想の彼を見つめる。理想の恋はユーモアを解さないものなのだ、と。

皮肉なことに彼からのプロポーズの瞬間に気づいてしまう。ほんとうの気持ち。
いざ婚約となると彼を愛してはいないことを悟ってしまう。

ギルバートが生死の境をさまよう時にアンは真実の愛情に気づく。
ギルがいない世界では1秒も生きてはゆけない。
「峠を越えた」との報せにアンの愛情は結実した。

わたしは思う。笑いの価値観の一致に勝るものはないと。
同じものを感じ同じツボで弾けるように笑う。
ネタを心に浮かべる度にじんわり温められる想い。

 

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