あまいドロップ 2008-10-31 14:22:46 | Sweet あの時の涙が、いまはあまいドロップになったのよ。 君がいる。君がいない。 その違いひとつで、どれだけでも世界は変わる。 聴いて。お花みたいな気持ち。 またいなくなるのなら、 いっぱいいっぱい聴いて。 チューリップ。ストロベリイ。マローブルウ。 プリムラ。つる薔薇。金木犀。 浴びて。ふれあって。時間を束ねて。 つみのない、つみかさね。 笑い声は、久遠の薫り。 二度と哀しみに立ち止まらないように。 箒星めぐる歓びを、あまさずのみほすの。
星を抱くように 2008-10-29 14:20:49 | 透明 ふたりで居て 際立つ孤独なら 星を抱くように 怖がりなのは 知らなさすぎるから 歩きだすしか術はない 砂に描く絵や文字が 風に消えても涙に濡れても つづけるしかないのだと 君の翼を癒してあげる どこにでも飛べるように 孤独の色を変えられるように
夢じゃない 2008-10-27 15:14:03 | 透明 離れてるから寂しいんじゃなく 君のまなざしが無いから寂しかった それとは気づかないところで 見つめてくれていたのを知らずに 時の砂がこぼれる 夢が本当になるまで あとすこしもうすこし いくつ出会いをくれるの いくつ別れを告げるの 君の愛の形は 青い空のつめたい場所のように 澄んでいていつだって哀しかった また過去であたしを区切るけれど これからはそのことに傷ついたりしないよ 時の砂が降る もう夢じゃない 君のいる花の咲く窓辺
やがてつめたい青になるまで 2008-10-24 15:25:48 | 透明 朝焼けに舞い上がれ 薔薇の雲 両手いっぱい掴んで 頑ななハートに翼をつけて 野原を真上から眺めたら 嫌で嫌でしかたない棘も 雲散霧消の音立てて 後ろへ後ろへみえなくなる さらさらのわたし 満ち満ちのわたし 新しいことばで はじまっていく やがてつめたい青になるまで 思考の一切を大空に染め上げるのだ
求めない 2008-10-21 14:47:40 | 花 花は何も求めない 風に揺れてわらっている どれだけの月日 費やして微笑めるの 与えつづけていられるの あなたの深さをやさしくたどらせて おなじものになりたい ぴったりかさなりたい 一生に一度きりの告白をあなたへ