今ここ・サブカル散歩

依子目線での日本のエンタメ所感などを。
365日walkingデートは2014年の2月の記事からご覧ください。

あまく月がのぼるのを

2009-05-21 18:02:11 | 透明


夢の中でハンカチーフをさしだしてくれた
あの時の涙はあなたのおかげで乾きました

未来がみえないほど悲しみの雨に打たれていた
暗闇を愛そうと願ってから長い時が過ぎていた

あたしがかけたおまじないの
きつい握りこぶしを
やさしくやさしく
ひらかせてくれたひと

あまく月がのぼるのを
一緒に遠くでみているあなたへ
もうすぐ逢えますね
きっと抱きしめてくださいますね



最後のやさしさ

2009-05-21 17:41:40 | Blue


この命だって
ふわふわのオブラートのように
あっけなく溶けてしまう日が来る

うんと簡単にして
6色クレパスみたいに
小さな机に並べられるくらいに

君が先にあたしの永遠を
見失ってしまったんだから

ばいばいも言ってあげない
それがあたしの最後のやさしさ



夜明けの紫陽花 黄昏の蜂蜜

2009-05-20 06:45:34 | 


張りつめた糸を伝う星
きらきらを飽きたりしないのに 
あたしは何にも変わってやしないのに
どうしてこぼれてしまうのだろう 

空を破いて嘘を解き放って 
飛べない羽根をもぎ取って
ねじを巻く気力さえ萎えてた
覚悟のない恋からさようなら 

夜明けの紫陽花 黄昏の蜂蜜
あまい呼吸で野原に寝ころぶ



唯一無二の君じゃないなら

2009-05-14 08:31:35 | Blue


君がひりひりしてる
あたしのすべてにせつなくなっているのがわかる
あたしもあの頃おなじように痛めた胸を持っていた
どんなにしても君には伝えられなかったけれど

唯一無二の君じゃないなら
ここから言葉はうまれないの
永遠の無い国じゃ生きていけない
それだけは波のように伝えつづけていたのにね