いかないで、っていうひつようがない
あなたのまえでは、なにひとつうしなうこわさがない
おそれなくてはいけないものは
おごりたかぶるじぶんのきもち
それさえかぜにとかしてしまえたら、と
いたむほどねがってやまないのです
いかないで、っていうひつようがない
あなたのまえでは、なにひとつうしなうこわさがない
おそれなくてはいけないものは
おごりたかぶるじぶんのきもち
それさえかぜにとかしてしまえたら、と
いたむほどねがってやまないのです
薄暮の国からいますぐ
飛んでゆきたいと願ったの
泉の壮絶な透明さに
かなしく折られた翼の傷の深さに
泣けなかった
こぼせなかった涙が
隣からこの肩に
温かく沁みこむほどに
唇が言葉にならぬ想いをつぶやかせる
黎明に捧げたあなたの祈りを護りたい
シグナルをつかまえただけ
咲かせた花が天を仰いでいたから
降ってきた言葉
いとしい感情
つめたい礫と
棘だったことも
なんでもね
のみこめるだけ
のみこんで
泣きながらのみほすの
いつかみた綺麗な虹を
織りたいなって
ふんわり思っていただけよ
両の瞳で捉えきれない深い深い宇宙
降ってくる青がセンチメンタルすぎる
君によく出逢えたものだ
間違えずにここに来れたものだ
誰かを悲しませても護りたかった
ちいさなピンク色した小鳥のハート
愛しい肩にもたれて眠るよ
まぶたのスクリーンに愛をみるよ
みえないものがふりつづけて
みえないからきづかずにいたのだろう
なまえをつけたら
うんめい
きせき
いつくしみのあめ
つぎつぎとうけとめていく
いずみになるのをゆるされて
あなたのこきゅうも
つたないうでで
だきしめられるように
なりたくおもうのです
ソーダ水の泡がのぼるように、
幸福なままあなただけみつめてゆくから。
「なんにも心配いらないよ」って
波のように伝えてくれて、ありがとう。
あたしをただひとつの
ひかりにしてくれて、ありがとう。
飴色にひろがる雲の隅々まで
幸福の粒子がたちこめて
向かい合うから瞬く
互いに映すから瞬く
可愛い仕草とビーズの紐
街のノイズさえ染めかえながら
永遠を退屈にしない
ちょっとしたコツを知ってるふたり
天に召されても
持っていけるものを
たからものにしよう
心の磨き粉も
金色にしよう
あなたの記憶に
刻まれるなら
涙できらきら
濯がれるなら
のぼっていける
蒼の彼方
あたしが空なら
あなたは読みとってくれる
いつでも
どんな季節も
あたたかな瞳と
ひろげた腕で
空で居つづけることは心たのしい
愛で居つづけるから生きていられる
雨と雲が磨いていくスカイブルー
ひらいたページの言葉がまっすぐ降る
だいじなひとをないがしろにしたままで
忙しさに捕まっていたら
綿菓子よりちいさく溶けてしまうのにね
なんだかそういうよくある話も今では遠い小箱のなか
花の終わったひまわり
ススキが揺れて奏でるメロディ
ここへ連れてきてくれてうれしい
澄んだ水に浮かばせてくれてありがとう
あたしもうじき妖精にだって
逢えるような気さえしてる
