今ここ・サブカル散歩

依子目線での日本のエンタメ所感などを。
365日walkingデートは2014年の2月の記事からご覧ください。

ドラマ「珈琲いかがでしょう」~最終話に寄せて~

2022-04-27 18:53:11 | 珈琲いかがでしょう
ドラマ「珈琲いかがでしょう」の最終話を繰り返し視聴している。

ぼっちゃん(宮世 琉弥)はまだ若く組を継ぐ器ではなかった。
ここに至るまでの胸が潰れるようなヤクザの暴力シーンも振り返ると
コーヒーにある苦味・雑味みたいなものだと思えるから不思議だ。

垣根(夏帆)の「青山さん、まだやること残ってますよね!?」の台詞で
目的を思い出した青山(中村倫也)。

たこ老人(光石研)の遺骨を奥様と同じ墓に納めてあげるべく
垣根の協力を快く受け入れる。

奥様(市毛良枝)は意外にもご存命で突然現れた青山たちに珈琲を淹れる。
たこと離れていた日々にも丁寧に珈琲を淹れ続けていたのだった。

このドラマに共通するのは
コーヒーを淹れる人々の所作や手もとが
とても美しく描かれていたこと。

筆者がコーヒーを淹れるのはドリップ方式ではない。
が、しかしお湯を入れて豆が膨らむ様とか
コーヒーが溜まっていく静かな音とか、
ペーパーフィルターの端を折っていくさまとか、
ドラマのコーヒーが美味しそうな画面に惹かれてた。

豆が新鮮そう、と気づいた筆者は「焙煎」にも興味が湧いた。

このブログにはコーヒーのドラマだけカテゴリを独立させている。
平成でハマった「マンハッタンラブストーリー」と
令和で見た「珈琲いかがでしょう」のふたつ。

筆者は今日もコーヒーを淹れた。
自分で淹れたそれが美味しいのは、この上なく幸福である。