すべてが今のあなたにふさわしく
すりきり一杯の幸福が降りそそぐ
何故？と考えたら答えがすぐ届く
騒がない心へと到達したときめき
どのひともえにしふかく
どのばしょもつながりはるか
あたりまえにきょうじゅしていたすべてを
あたたかくなみだしてうけとるむねになろう
たびはしゅうふくのいみをもつ
かずおおくのぜんせいからも
だきしめてほしいきおくたちがよぶ
あなたとわたしはここにいた
そっとせいじつにことばをあんだふたりだった
あなたは抱きしめていた
樹に詰まっている歓びを
身体いっぱいで聴いていた
歓びのなかにいること
楽しさのなかにいること
それだけで
永遠という偉大さに
所属するわたしたち
さっきまでの黄昏に導かれて
満天の星空に輝く答えを幾つも見つけた
僕は僕に逢えた
ドア1枚のその向こうに
今までと僕とこの先に風が吹き渡る
ふかふかのグレイのうさぎが
ぴっかり輝く金星を抱いて
願いと祈りを集めていた
この世は信じられるものでいっぱい
ふたりのまなざしがひとつになる
夜が明けていくね綺麗だね嬉しいね
あの痛みはあの時の踊り場での出来事
ひとつひとつ想い出をパッキングして並べた
あの寂しさはたった今のための豊かな出来事
海風に螺旋階段をふたりでゆくようになってから
清浄な空気が肺に染みこんでは夜明けを迎えた
あなたが
真実を源として
思い描くひとときを
だいじにしたい
花も静か
猫も静か
ありふれた仕草が
呼ぶつながりを信じた
あなたがあなたを生きると
みんな嬉しい世界が嬉しい
歓びとあなたのイコールを発見するのが
わたしにとって何よりの幸福
顔に出るバランス
人からはよく
細かに見えているらしい
風のそよぎ
みずうみのさざ波
見習う花鳥風月
時の踊り場で
人差し指にやじろべえ
そんな些細なことで
遙かに変わる世界を夢想して