やさしい泡を幾つも空に昇らせて

時間を止めたく思うほどに
あまくせつない恋をしよう　

君となら　
やさしい泡を　
幾つも空に昇らせて　

そのまま旅してゆけるだろう　
ここはまだ永遠の入り口だよ


　

ずっとずっとずっと

あなたがいないところには　
そう　わたしもいないのよ　

そらがつつむ　
うみがうたう　

ずっとずっとずっと　まほうのように　
こころでつないだ　いとはほどけない　

薔薇の茂みから

紙くずから
星を切り抜いて
窓に貼った

くしゃくしゃの出発を
よれよれのふたりで祝う　

細かな傷が語りだした夢を
僕らは残りの人生で叶えるのさ　

さぁ薔薇の茂みから出ていこう
咲かせるための道から
うつくしく枯れるための道へと