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私のオフィスで一人一人が寄付したかなりの缶詰類、乾物食品などをたくさん入れて重くなった箱を、学生達がカートを引きづって受け取りに来た。そしてすぐその後で、ヴォランティア学生達によるクリスマスキャロラーズがやってきた。タバナクル合唱団ではないから、レコーディングするには程遠いが、一人一人の学生が一生懸命歌ってくれた。
それを見て、聞いて、胸が熱くなったのは、私だけではなく、こんなお礼をしてくれる学生達に皆感動し、感謝した。寄付した食料は、キャンパスの学生パントリーに運ばれる。苦労している学生は少なくない。今年のクリスマスシーズンも無事乗り切ってください、の思いがここで働く人々にはある。今週に入って、朝晩氷点下になる気温。どうぞ、温かくしてフアイナル試験を乗り越えてね。
頑張って一生懸命歌ってくれている学生達。ありがとう。
今日12月10日のクリスマスカレンダーは、好きな聖句を他の人々と分かち合う、である。 今日私の頭に浮かんだ聖句は、ルカ伝第6章である。その一節、「貧しい人たちは幸いである。神の王国はあなたがたのものだからである。」
息子の一人がブラジルでキリスト教会の宣教師として二年伝道して帰還した時のことである。 行った時よりも荷物が少なくなっているので、「あら、ずいぶん軽くなって帰りましたね」、と思わず言うと、息子はまっすぐ私の目を見て、答えた。「おかあさん、あの人達は、何も持っていないんだ。何もないんだ。だから、できるだけその人達が使える物は皆あげて来たんだ。」 私は、「そう。よかったわね。」とだけ言い、心の中で泣いた。
これほど息子が成長したのか、と感慨深かったのだ。その人達が、少ない食糧の中から、お金も取らずに、息子と同僚宣教師に食事をふるまったりしたと聞く。これはなにもブラジルに限ったことではなく、メキシコのオハカ地方で伝道した友人の息子とて、涙をこぼしながら、そこの貧しい人々の心の豊かさを感謝していたのだ。だから、本当に、この聖句は身に染みて好きなのである。
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心に染み入る言葉、それは何でしょうか。