ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

暇なし

2019-04-06 | 人間性

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新しい元号が発表される前に、姉が、「あなたの名前が付くような元号になる感じがするのよ。」と言った。発表された元号には、最初に私の名前の漢字、そしてその下には、一度も会うことがなかった幼くして逝去した長姉の名前の漢字。それを見て、私は驚いたし、また、なんだか光栄にさえ感じた。今まで使用されたことのない漢字「令」とのこと。亡くなった両親がまだ存命ならば、さぞかし喜んだのではないだろうかとさえ、思った。合衆国市民として人生のほとんどを生きてきている私だが、日本についての諸事には、決して無関心ではいられない。


昨年の4月に訪日のお招きをいただき、つかの間の「故郷」を楽しんだが、帰国して、我が家の自分の居場所に座れば、心から落ち着いた。もし私が日本で老後を過ごすとなれば、系図調査の合間に、おそらく万葉集や日本の古典を楽しんでいたかもしれない。ところが、近年ますます多忙が重なり、これが60代の過ごし方なのか、と多少疑問に思う。系図調査でも現在二件の依頼があり、その他に、毎週火曜日夜や水曜日夜にはふたつの奉仕活動をしているし、この夏には、三人新たに男の孫たちが生まれる。もちろん未だ大学からは退いてはいないし、おそらく後二年は現状のままだろう。必要とされることは良いことだと、観念して日々過ごしている。願わくば、令和時代が平和に満ちているように。