こんにちは、山梨大学NPDLの川合です。
今回は6月22日に甲府市地方卸売市場で開催された市場開放「甲府さかなっぱ市」をご紹介します。
「甲府さかなっぱ市」は、
甲府市地方卸売市場にて一般の消費者に市場を開放するイベントです
青果物の地産地消や魚食普及の推進、食育や市場活性化のPRなどを
イベントの目的として、平成24年から始まり、今回は第5回目の開催でした。
この市場は、柱の注意書きから分かるように、普段は消費者へ販売できません
イベント前日まで天気が心配でしたが、当日は気持ちよく晴れてくれました
たくさん買うため車で来る方やちょっと買い物に来た原付のお客さんなどで
駐車場は埋まり、お店のある通りは人々であふれていました。
青果棟と水産棟、それぞれの売り場で
野菜や果物、魚介類の販売や試食が行なわれました。
水産の通りは狭く、お店の行列や人の流れに少し混乱しましたが
なんとか進んでそれぞれのお店を覗いてまわり、買い物ができました。
お刺身の試食以外にイカやサザエ、エビをその場で焼いて販売など、
目の前で網焼きされる魚介に醤油が重なると香ばしい匂いが周囲へ広がりました
お昼前の空腹時においしいものを見てまわると、あれもこれもと食べたくなりました。
なかでもマグロがお客さんに大人気で
イベント時間ぎりぎりまでお店に行列が並んでいました
その行列の横でお店の方が豪快にマグロを切る光景に、
みなさん立ち止まりしばらく眺めていました。
マグロのかたまりをスッと刃に当て丁寧に手早く切り分ける様子は
熟練の技術が必要な作業だと感じました
こういったところに普段見られないものが見られる
イベントならではの楽しさを感じられました
青果の販売は、表の広い空間に並ぶ商品を
お客さん達はゆっくりと見ながら買い物していました。
野菜の袋詰めで横一列に並んだカゴに入った玉ねぎを詰め放題、
バナナを買った方にさらにバナナをプレゼント、とお得なイベントも行われていました
市場は通常の業務もあるため、
イベント開始は午前10時から正午までの2時間と限られた時間でしたが、
そのおかげかお客さんとお店の方の気合がこの短い時間へ集中していました
より良いものを買おうとするお客さんと、盛り上げようというお店の方の意気込みが
イベントを活気付けているのが、その声や光景で感じとることができました
途中からとりもっちゃんが登場して盛り上げていました 
今回のような一般開放のイベントは3カ月に一度のペースで開かれる予定で、
次回は9月21日、28日いずれかで開催予定だそうです
