新年あけましておめでとうございます、
留学生レポーターの江です。
取材した1月5日は、2014年初めての日曜日。
今年の消防出初式が始まる!
まずは入場式、甲府市内各地の消防団、女性防火クラブ連合会、消防記念会が次々と登場
消防団の団長や副団長や甲府市長などの人が次々と高台で重要な話をした。
しかし、真面目に聞く人は少ないようだった。
その後、表彰式が始まる。そしてまた発表……
観衆たちは寒さを堪えて、出初式を見続ける。
特に梯子乗りを披露する人達は薄着で、風の中でとても寒そうに見えた。感心した
形式的な儀式はやっと終わり、皆ずっと楽しみにしている梯子乗りという特技がいよいよ出番
すっげー、かっこいい
最初この人達を見た時、坊主の人もいるし、髪を金髪に染める人もいるし、
着ている服も消防士と違うし、上着の背中に番号も付いている。
見たことのない道具も持っているし、変な人じゃないか。何をしにきたのかと思っていた
まさかそんなすごい妙技を持っているとは思わなかった
まさに人は外見によらず。
消防士たちは一斎空中に放水で、きれいな人工虹を作ってしまった
太陽位置の加減で、会場の南からしか見えない風景だよ。
広報スタッフの方がその秘密を教えてくれたおかげで、その絶景を捉えたんだ
降水用の水は限りがあるから、間もなく虹が消えた。
まあ、幸い今日は雨じゃない……
消防出初式は円満に終わりになった。
皆だんだん会場から離れ、地面に残っていたのは消火ホースから噴き出した水しかない、
ここで行ったすべてを無言で証明しているみたいだった。
今日はちょっと寒いけど、晴れの日で悪くない
人生の初めての消防出初式を見るのは割と有意義なことだと思う
なるほど、消防出初式ってそういうことか、なんだか無意識にそういう思いになった。
そして、もしこれからある日、誰かに日本の消防出初式って何をするかという質問をされた時も、
多分私はなんとか答えられるだろう。
資料によると・・・
日本の消防組織は、江戸幕府が大名火消、
旗本火消(定火消{じょうびけし})を設置したのが始まりだとされており、
その組織が整ったのは1658(万治1)年であった。
1718(享保3)年町奉行令によって町火消を設けたが成果があがらず、
20年改組し、「いろは四十七組」(のち四十八組)が発足した。
出初式は町火消の初出行事で、「いろは四十八組」の江戸町火消は、
それぞれの纏を奉持して町を練り歩き、梯子乗りの妙技を披露した。
1948(昭和23)年の「消防法」によって自治体消防が発足してからは、
消防団のパレードや一斉放水、優良団員の表彰などの行事が多いそうだ。