「黒い五月」の活動日誌

ティーカップから引っ越してきました。

いつもより余計に飛び散っているんですけど~!?(半泣)

2007-10-22 23:57:09 | 日常生活

 ――というわけで、逝って来ましたよ、後楽園ホール。
 カテゴリーとしては、上から3番目の席(4000円)だったのですが、「南A列」っておい……実質4列目じゃん(汗)。
 馬場さん存命時の全日あたりだったら、「特別リングサイド」席(一部のシリーズを除き6000円)、だろうよ、ここって?
 つうか、本当にヤバいだろ、今日のガラスの飛び散り具合は?!
 注文するガラス、種類を間違えていたなんてことは無いですよね?
 カメラマンやテレビクルーも本気で逃げていた模様。おかげで、上の写真を収めたわけですけど、ヤバかったら逃げろよ、自分も。
 今やデスマッチファイターという枠を通り越し、日本プロレス界屈指のメインエベンターと云っても良い存在となっている狂猿なルージ君葛西純氏。
 ところが、意外なことにデビュー以来、未だにシングルのベルトを巻いたことが無いんですよね。
 それを受けての今宵のWEWヘビー級選手権挑戦。
 ルージ君葛西選手は珍しく、白いショートタイツ。これに合わせるかのようにチャンピオン・マンモス佐々木選手(そういや、最近、プロレス業界って、佐々木姓が多いですね)も黒いショートタイツで登場。二人のこの試合にかける覚悟を感じました。
 試合はというと、もはやビッグマッチではお馴染みになりつつある(?)ルージ君葛西選手のバルコニーダイブが飛び出すなど、相変わらず、ハチャメチャな展開。
 終盤に入り、4枚のガラスが全て割れると、技が出る度、そしてレフェリーの日韓さんがカウントを取る度に、客席に破片が飛んでいくという、とんでもない状況になるんですよ、これが(汗)。
 それでも、ルージ君の葛西選手の29歳(要はプロトタイプのブレインバスター)への渋い切り返し(胴締めネックロックやフロントスリーパー)や、マンモス佐々木選手のパワーに任せたパールハーバースプラッシュへの凶悪な切り返し(フォールに入るところをひっくり返し、更にそのまま持ち上げて29歳)など、攻防の中にお互いの良さが随所に見られて、なかなかの好試合でした。
 しかし、残念ながらルージ君、今回もシングル初戴冠はならず!やはりライバル・伊東“恐妻”竜二選手(実はレフェリー・日韓さんのダンナだったりする)とじゃなきゃ、隠された力(っていうか狂気?)を発揮することが出来ないのか?!
 
 それはそれとして、今宵の後楽園ホールは、やはりプロレス業界自体の地盤沈下は相変わらずのようで、月曜の夜とはいえ、南側に空席が目立ち、観客動員は1000人いったかどうか?といったところ。
 今や満員に出来るのはノアくらいなもので、珍日や大日でもかなり苦労しているくらい。
 お世辞にも世間的知名度が高いとはいえず、他の団体とも重複しているメンバー構成で6試合(昔だったら、どこの団体でも大抵7~8試合は組んでいた)で、後楽園が半分埋まれば、今の時代なら大健闘といってもよいのかも知れませんね。
 ホント、意外と他の試合がグダグダだったから、どうしたものかと思っていたのですが、とりあえず、メインの他、セミファイナル、第3試合とそこそこに白熱したので、興行全体の印象としては、悪くなかったか、と。

 しかし、新木場じゃ手狭、後楽園じゃ広すぎ、という状況は、プロデューサーにとっては、悩ましい状況でしょう。
 写真は、試合後、血塗れになりながらも売店に並び、自らTシャツを販売、またサインや握手に気さくに応じているルージ君葛西氏(実は子煩悩)。