前途多難

　逝って来ましたよ、野津田魔境。
　ＪＦＬに昇格した戸塚サッカースクール町田校のホーム初講義開幕戦です。
　戸塚サッカースクールは試合前に勝又選手が負傷して、柏木選手に交代。
　この時点で暗雲が立ち込めていたわけですけど、ＮＷ北九州を相手に完全に力負けでした。
　誰がどう悪いとかでなく、かといって監督の采配がどうとかいうわけでもなく、ただただ個々の力の差で負けたという感じ。特にフィジカル面で当たり負けするシーンが多く、結果ファウルで止めることになるという悪循環。
　短期間がどうこうなる問題でもないしなあ……今年は正直苦しい戦いを強いられるのでは？
　観客動員の面でも、当初はどれだけ集まってくるのかと戦々恐々としていたのですが、フタを空けてみれば約１７００人。天候を差し引いても、Ｊリーグ加盟を目指すクラブにとっては開幕戦でこの結果だと、平均３０００人の観客動員が要求される加盟条件クリアへ向けても先々相当厳しいのではないかと思われます。
　昨年と比べると確実に増えてはいるのでしょうが……。
　
　しかし、相変わらず、勝ちモードに入った時の北九州のエゲツないことといったら（笑）。
　２点目を取ると４人のＤＦとボランチ２人でラインを形成。
「お前に食わせるタンメンはねえ！お前らには死んでも点はやらんっ！」とばかりの容赦の無い守備で、戸塚サッカースクール町田も投了止む無しの状態に。
　与那城采配もたいがいエグいですな。

　そして敗れた戸塚サッカースクール町田の面々は、次節、アウェーでソニー仙台戦です。
　イヤな流れの中、今節の北九州とは、また別の意味で､実にイヤ～な相手と対戦です。
　何せ去年、覇気の無い試合運びで、管理者に殺意を抱かせた集団ですからね。
　これで、大久保あたりにドカンと一発、先制点を入れられた日には、それこそ真綿で首を締められるような展開になること請け合いです。
　じゃ、先制すればいいのか？というとそういうわけでもないところが、ソニー仙台の恐ろしさ（苦笑）。多分、余計に守備を固めて「１点差負けなら、まあしょうがないかな？」みたいな感じに持ち込まれるのではないか、と。
　そして、相手がジレてきたところをカウンター――こういう試合運びに年季が入ってますからね。もう、見ている方にとっては拷問に近いＤＥＡＴＨ。

　つうわけで、観戦ツアーに行かれる奇特な聴講生ゼルビスタの皆さんは覚悟はしておいた方が……いや、その、色々な意味で。