Eos5D写真三昧 格安の海外旅行記と国内旅行のすすめ

海外旅行の情報を旅行記として綴った記録。EOS5Dとiphoneで撮った写真をあげております。

今後の生活

2020年05月07日 11時32分00秒 | 世間話
まず対応が遅い政府に文句のメールでもいれましょう。メールを送る国民が数千万人の規模になればどんな無能な政府でも動かざるを得ないのだから。政府の自浄作用は期待できない以上、国民の怒りという圧力をかけて政府のケツを叩かなければ、あの10万円の給付金すら実現しなかったでしょうし、現在の政府の支出はなおもジョボすぎてどうしようもない。
そういう主張をする者を巷ではクレクレ君と揶揄しているだが、緊急事態なのである。何のために今まで税金を払ってきたのか?我慢も度を越せば奴隷という誹りをうけることになる。その怒りはやがて同じ国民に向いてしまう。というか現にそうなっている。本来の怒りは政府に向くべきはずなのに、自粛警察などという国民間闘争になってしまっている。すでに政府の強制的な自粛(?)で経済的損失を、うけた休業者の自殺も発生してしまってるのに、何がクレクレ君なのか?本当は暴動を起こしてもいいレベルまできてしまっているのだが、、、。

今回の投稿の趣旨はそこではない。
まあ上記の趣旨が政府への圧力になり、政策に反映されればそれはそれで良いのだが、その結果が期待できない場合は、その事に頼ってたらバカをみることになる。従って、上記の趣旨がまったく通らなかった場合のことも想定した人生設計をしなければならないだろう。

先日、youtubeにて荒俣宏さん出演のラジオ番組「ラジオ版学問のススメ」を聴いた。
1時間の対談ラジオの番組と長いのだが、先般私が「自己紹介」の記事の中で書いたものに親和性が高い内容だったので、のめり込んでしまい、あっというまに聴き終えてしまった。

今後はこういう生き方も模索していかないと正気を保っては生きていけないのだろうという感想をもった。「0点主義」の本はまだ読んでいないが、幼少の頃からこれを実践した荒俣宏を真似るかどうかはともかく、高校生以降の人や大人全般に関してこの0点主義を持っている人は少ないのだろうとは思う。学問を出世や経済的収入につながる手段として学ぶという近視眼的功利主義の時代はもはや終焉を迎えつつあるのだろう。すくなくともこの緊急事態宣言以降の世の中は、その時代の終焉に加速を促すものであることは確かだろう。平均的には、我々は親の世代の収入を超えることはなかったし、我々の子は我々の世代の収入を超えることはおそらくないだろう。
学問を収入や栄達の手段と捉える限り、勉強しても昔と比べて実入りが少ないという事となり、勉強する動機が弱くなる。馬がニンジンを目の前にぶら下げて走り続けられたのは、そのニンジンが美味いからであろうが、現在のニンジンは昔ほど美味くないから走り続けられない。功利主義の行き詰まりはそこにある。
  
そういう経済的な功利主義によって、人の行動を強いることはもはや難しい時代となってきた。昨今ミニマリストというライフスタイルを志向する人が現れたのもそういうことと無関係ではあるまい。

この0点主義と道教という二つの書籍に興味を持った。今度本屋に見に行こう。図書館はいまだ空いていない。こういう時こそ図書館は開けとくべきだとおもうんだが、、、、。









自己紹介

2020年05月05日 04時27分00秒 | 世間話
Schwäbischといいます。名前の元ネタはドイツ連邦共和国の都市Schwäbisch hallからとったもの。いずれブログでも書くかもしれません。読み方はシュヴェービッシュハル。

ブログを始めたワケは、旅行に行くためにCanonのデジタル一眼レフカメラを買ったことだった。旅行が好きで旅行記なども書きたいし、それなら写真もとってブログに書けば、見てもらえる人もいるからモチベーションがつづくかも、というもの。

このブログの方向性だが、昨今の新型コロナウイルスの影響で、今後はますます経済的には厳しくなり収入も相対的に減ることが予想される中で、できる限りカネのかからないライフワークを模索していきたい。
それは主に学問系になると思う。
図書館で本は借りられる。歴史、地質、植物、天文、哲学などはカネをかけずとも借りて読めば知見は深まるし、その理解をこのブログで文章化すれば、自分の読んだ知の整理にもなるので一石二鳥。
さらにこれらの学問は知だけでなく、日常で見て触れて感じるという経験と合わせると一層楽しめるはずである。神社・仏閣や地層、街路や公園の雑草、季節ごとの夜空を見上げたときの美しさは知と経験によって増幅される。ようするに教養をやりたいワケである。

カネがかからないライフワークであれば、今後の経済が厳しくなったとしても、そのライフワークは経済的理由で取り上げられることはないからだ。そりゃお金は欲しい。経済的に裕福にはなりたい。しかし欲望は際限がないので、どこかで足りるということを知るか、もしくはカネがかからずにできる欲に転化するしかない。教養という知識欲に転化するしかないのである。幸いにして学問は底が簡単に見えるような浅いものではないので、知識欲はほぼ際限なく満たしてくれるであろう。

吾唯足知  「われ、ただ足るを知る」
を座右の銘としたいところだ。特にカネに対しては足るを知りたい。知識欲に関しては貪欲でよろしい。どうせ教養という知は、知っててもお金にならない。

旅行という趣味はカネがかかるのだが、こればかりは仕方がない。これだけは性というか業というか、抑えることが難しい。ただし安く済ませる旅行のあり方は模索できる。そして旅行の満足度を上げるためには、先ほど書いたような教養が必要不可欠である。

旅行と歴史  旅行と地質 旅行と植物 旅行と天文 旅行と哲学または文学 旅行と言語 旅行と写真 旅行はかなり学問との相性が良いからやめられない。
理想的な旅行はバックパッカー。





南回帰線説

2020年05月01日 05時48分00秒 | 世間話
コロナによる日本人の死者は400人を超えた。ユーラシア大陸の先進国の中での日本の死者は少ないが、東南アジアやオーストラリアなどの国はもっと少ない。これは人口比では見ていない。あくまで死者の絶対数である。
南半球では死者が少ないように見える。それは海に囲まれてることと、中国から遠いことが考えられるが、それよりも重要なのはむしろ気温と湿度と、太陽光ではないか?南半球は夏だったからである。

中国でコロナに最初に確認されたのは、いろんな情報はありながらも12月20日前後であろうと思われる。このあたりの日は冬至と重なる。
太陽が南中のときに真上に来るのは「赤道直下」と我々はおぼえているが、それは春分と秋分の前後の日だけである。
地球の地軸は23.4度傾いているので、太陽が夏至の日の南中に真上に来る地域は北回帰線上の地域であり、冬至の場合は南回帰線上の地域である。

ただし温度が最大になるのは夏至の日ではない。日本を例にすれば、夏至の日(6月22前後)よりも8月の方が暑い。これは大地と海が温まるまでに多少時間がかかるためのものである。

赤道直下は秋分の日9月22日前後が最大の日の長さになるのだが、実際にこの地域が暑くなるのは、さっきの日本の例とおなじく、この日から1ヶ月ちょっと後の話である。つまり11月くらい。

新型コロナが中国で確認されたのが12月の末ということを考えると、その時期に最も暑かった地域は、赤道よりもやや南方、インドネシアのジャカルタあたり。

●赤道の南中に太陽は真上= 9月22日
赤道の最も暑い頃 =11月
●南回帰線の南中に太陽は真上=12月22日
南回帰線の最も暑い頃=2月
●つまり赤道と南回帰線の間にある地域が、今回コロナの流行った時期にもっとも暑くなり、日照時間も長いということになる


逆に考えると

●北半球では12月22日がもっとも陽が短い。
●温度で1番寒い日は、おそらく冬至から1ヶ月ちょっとなので2月。
 
この現象は緯度が高ければ高いほど顕著になる。
白夜極夜という言葉がある。これは緯度の高い北欧などの北極圏では、夏は一日中陽が沈まず、冬は一日中陽が登らない日のことをいう。

近年コロナウイルスが太陽光と湿度に弱いなどと米国の研究によって報じられている。
アメリカやヨーロッパの被害が大きいのは様々な要因があるが、とにかく陽が短く寒い。北欧やロシア、カナダなどは日照時間や温度・湿度的にはそれよりさらに顕著である。
逆に赤道直下よりも少し南、インドネシアのジャカルタあたりから、南回帰線あたりの北オーストラリアあたりまでの地域は、この頃は日照時間も長く暑く、湿度も高い。
東南アジアなど、中国人の華僑が多い為、中国発のコロナは国民の多くが感染してもいいはずである、、、が、あの人口密集のシンガポールですら、死者は少ない。

とすると、、、北半球も夏至〜8月にかけて、ウイルスの活動はかなり弱まるのではないか?すなわち、あと2ヶ月の辛抱ということにならないか?ウイルスの絶対量が減れば、重篤になりにくくなるということであり、死者は激減するのではないか?

南アメリカでもブラジルはともかく、南回帰線上にある国の死者は少ないようにも見える。アフリカも同様である。

ちょうどコロナは夏至の日あたりにはじまった。それは南回帰線上の地域がもっとも1日の日が長いことを示し、その日から1〜2ヶ月後には温度が最大になることでもある。
つまり、逆を言えば南回帰線上にある国は、これから半年後にはコロナが流行ってしまうかもしれないということでもある。
アフリカ、東南アジアの南側、南アメリカ、オーストラリアはこれから数ヶ月後が試練になるのかもしれない。



オゾン層と温暖化

2020年05月01日 03時02分00秒 | 世間話
https://gigazine.net/news/20200430-largest-arctic-ozone-hole-closed/

オゾンホールが急速に消えたらしい。記事によるとコロナとは関係ないとのこと。しかしわ私はこの無関係との記事に極めて懐疑的である。
コロナによってユーラシア大陸の生産活動の激減によってベネチアや各地の海が綺麗になったというニュースがある。普通に考えると北極圏のオゾンホールが消えたのはユーラシアの工場減産や自動車の排気ガス減少と関係があるとしか思えない。
ただし、急速にオゾンホールが消えたというのは驚きだ。いくら人類の活動が瞬間的にかなり制限されたとしても、こんなに回復力が早いものなのか?

私の推測では、たぶんそうなのだろう。
つまり世界がこのレベルで産業活動などを自粛したら自然はこの速度で回復するのだろう。しかしそれを人民に知られてしまったらマズイとおもうから「関係ない」と言っているのではないか?

そう言えば、地球温暖化はどうなったのだろうか?今こそ絶好の検証のタイミングだとは思うが、ニュースで大々的に取り上げられない。もしも温暖化の要因の多くが人為的な生産活動や消費活動にあるとしたら、今回の2ヶ月間の自粛はかなりの温室効果ガスの削減になり、温暖化は抑制されるというデータが出るのではないか?

しかしこのような絶好な機会に、その検証を調べて報道に流すところは今のところない。

おのオゾンホールのニュースによって、温暖化情報の検証も取り上げられることを望むものである。


ありました。半減だそうです。言葉の定義に従えは例年の半分ということになる。
後の半分は微生物や太陽活動なのでしょうか?この半減を多いと捉えるか、意外と少ないと捉えるかは人によって意見が分かれそうである。
半減が長く続くと温度が下がるのかどうかが関心があります。学者とか取り上げてくれないかな?



根本海岸

2020年04月26日 02時06分00秒 | 世間話
千葉県の南端、館山の根本海岸。
この地は地層的には新生代新第三紀あたるもので、古くても今からおよそ2300万年前のものである。東日本には日本海溝と南海トラフがあり、プレートの沈み込み帯で剥ぎ取られた付加体が日本列島の海岸の陸地を作る。その付加体を合わせれば、千葉県南部の地層は白亜紀の付加体も含まれるという。
とはいえ、この地の地質は砂岩と泥岩、礫岩のミルフィーユであり恐竜の化石などはほぼ見ることはできない。
新生代新第三紀、第四紀は地殻変動による大地の隆起と、氷河期における河川の侵食くらいのものしかなく、恐竜時代のダイナミズムは無い。

さて、館山のこのあたりは海岸段丘で有名な土地である。館山から陸の方をみると、大地が階段状に段丘がいくつも形成されているのが見える。


以上のようなメカニズムである。

こうしてみると、日本列島全体が付加体という見方も可能であり、事実列島は太平洋側の陸地かは日本海側への陸地に行けば行くほどだいたいにおいてその地層は古くなる。

海岸段丘は以上のメカニズムをたどるのだが、もう一つ河岸段丘という別の段丘上がある。


これは河川による段丘形成のもので、メカニズムは大地の隆起と水による侵食といったように海岸段丘とおなじようなものだ。あと違いがあるとすれば、氷河期と温暖期の河川の流量の違いによる侵食の度合いである。






空からみた根本海岸。







夏の大三角

2020年04月25日 01時17分00秒 | 世間話
4月22日〜23日の明け方にこと座流星群が極大になるという情報を今更知った。
ただ幸運だったのは、本日明けて25日の午前0時50分ごろ、南の空に火球を見ることが出来た。流れ星の巨大なものである。すぅーっと尾を引いて、空を縦に横切っていった。



方角は、うしかい座アルクトゥルスから乙女座のスピカに向かって明るく見えた。

画像はiphoneの「星座表」アプリから。このアプリが優れているのは、夜空に端末を向けると、その方向にある星座と恒星が名前付き表示される。肉眼でただ空の星を眺めているだけでは、どの星が何の星だかわからないが、これをつかえばすぐ分かるというところが良い。
さらに、橙の点線は黄道(太陽の通り道)を示しており、12星座の登ってくる順までがわかるという仕様である。

冒頭の写真は夏の大三角。ベガ、デネブ、アルタイル。七夕伝説による織姫、彦星はベガとアルタイルを指す。
本来は夏の星座だが、現在の春でも深夜の1時あたりになると東の空から登ってくる。

街中なので、天の川はほとんど見えない。



生物と無生物のあいだ

2020年04月23日 12時28分00秒 | 世間話
2007年に刊行された少し古い本。DNAによる生物の複製と生命は動的平衡だという話。そしてウイルスなどについても言及がある物語形式の本となっている。
現在話題になっているPCRについての話も出てくる。今日の新型コロナウイルスの話にも繋がる情報が書かれていて興味深い。

分子生物学の専門書ではなく、素人にも分かりやすく書いてあるが、すこしだけ読むのに難儀な箇所もあるが、我々の生命観を変えてくれる本であり名著だと思う。

植物や花

2020年04月23日 02時21分00秒 | 世間話
写真はコメツブツメクサ。
この歳になって、植物のことを本当に知らないと思い知った。


たぶんスズメノカタビラ  (図鑑で調べた)



わかりません。



わかりません



わかりません。




仕方ないので、この図鑑を駆使してみた。

どうやら最後の写真はヒメオドリコソウであることはわかった。



たぶんカタバミなんだろうが、すこし花びらが丸くなく尖ってるようにも見えるから自信がない。

キク科の雑草は似たような種類が沢山あり、なかなか特定できない。ハルジオンとヒメジョオンも違いが分かりづらく、アレチノギクとやらも似ている。キク科は本当に迷宮に入れてくれる。

樹木に至っても、似たような樹皮をしているものもおおく、葉も似てるし同じ科になると、訳が分からなくなる。

しかしさすがに、自然界の植物の名前とかあまりにも知らないのはまずい。海の魚についても同様であるが、、、。人間の社会のことを知るのもいいが、人が作ってない自然の事にあまりにも頓着しなさすぎた感があって、己の無知を恥じる程である。

このジャンルについても基礎的なオベンキョをしなければならないだろう。










有明の月

2020年04月19日 14時09分00秒 | 世間話

今来むと 言いしばかりに  長月の 有明の月を 待ち出でつるかな
(素性法師  古今集)

意味は以下のページからの抜粋

【あの人は「すぐ行きます、待っててくださいね」なんて言ったのに。優しそうな人だったのにな。結局私は待ちぼうけ。夜遅くなってもあの人は来ないし、眠らずに待ってたら、出てきたのは夜更けの有明けの月だけ。普通なら男が帰っていく時刻じゃないの。結局、月を待って夜を過ごしたことになるのかあ。あたしっていったい何なんだろう…。】

有明の月を「あの人」に見立てた詠とも読める。当時の有明の月で一番とされていたのは長月の有明の月であったらしい。月にまつわる言葉は今でも沢山ある。三日月、十五夜、十六夜(いざよい)、十三夜、中秋の名月、そして有明の月。満月は日没とともに昇ってくるが、十六夜は日没よりわずかに遅れて昇る。それをまだかまだかと待つ心情。それが古来の人の感覚にあった。

今来むと  言いしばかりの 

というのは、日没後ずっと月を待ち続けるという古来の感覚を、あの人に投影させて暗喩だろう。今日の我々は、月が昇ってくるのをそのような待ち遠しい感覚としては捉えていないのではないか? したがって、和歌という文学を理解できない不幸がそこにある。
そして何故当時、長月の有明の月が有明の月の中で最上であったのかについても、我々はよく知らない。

我々の今の情緒だけをつかって、この詠の心情を捉えるには大きなものが欠けている。よって学問的知識を使って、すこしでもその情緒に迫れないだろうか?以下に人間が作った暦という学問的システムを理解して、この詠の情景を復元してみようと試みる。



有明の月。明けてもまだ有る月ということで有明の月ということらしい。時刻は午前4時過ぎのこと。今日は太陽太陰暦においては3月27日。満月より下弦の月を経て新月に至るまでの期間は月の15日〜30日まで。(今年の3月は大の月)  
天文学的な定義はともかく、和歌において有明の月とは、おそらく下弦の月(22日)から新月直前の三日月(27日)あたりの月ということになるだろう。

太陽太陰暦では3月は春の最後の月であり、従って今日より4日後はいわゆる暦の上では夏になる。(太陽暦においては未だ春であるが)
上の和歌は長月(太陽太陰暦9月22〜27、太陽暦で8月下旬)のもので、今とは有明の月の時間の空の明るさとは若干違う。太陽太陰暦は潤月があるので、この歌が詠まれた当時の日の出の時刻が何時だったのかは、本当のところは正確には分からないが、おおよそ太陽暦における8月20日あたりにしておこう。太陽暦8月20日の日の出時刻はグーグルで調べたところによると5時3分。これが、和歌における長月の有明の月である9月27日(この詠の有明の月は三日月ということにする)

太陽太陰暦では秋の終わりの長月だが、太陽暦の8月20日ということは、残暑である。当時の地面はアスファルトに舗装されていないので、熱帯夜ということはないだろう。つまり夜更かししても寒くはない季節。それが長月の有明の月である。

しかしこの詠では、有明の月(あの人)を待っていて朝の5時まで起きていたことになる。(三日月が前提)  当時の人がそこまで夜更かしをしていたかどうかは疑問だし、また流石に朝の5時まで待ってたら、もう来ねーよチクショク!と、とっくに諦めてしまうのかもしれない。従って有明の月を三日月に設定するのは間違いかも。月を下弦の月まで近づけていくならば、その月が昇る時間はもう少し時間を遡れる。8月に空が白み始める時刻は4時くらいかもしれない。その頃の有明の月なら三日月ではなく24日の月、あるいは22日の下弦の月あたりかもしれない。

平安時代の夜の逢瀬が何時頃まで続いたのかは分からない。男が帰っていく時刻とやらが、はたして午前5時なのか、4時なのか、謎が謎を呼ぶが、たしかに今日の明け方の月は私にとって美しかった。
その月の美しさと、早朝に誰もいない中で散歩した一抹の寂しさの感慨を、この素性法師の詠の情景に重ねると、今までとは違った趣を感じたことは確かである。




自粛なので読書でも

2020年04月19日 02時00分00秒 | 世間話
最寄りの図書館は完全閉鎖しており、五月の連休明けまで貸し出しはしていない。なので本屋でシェークスピアのリア王を購入。今までシェークスピアはマクベスしか読破していない。若きウェルテルの悩みも図書館で斜め読みしたが、若い頃を思い出しそうなシーンが多すぎて、怖くなって読むのをやめた。
逆に言えば、怖くなって読むのをやめるくらい、力を持った作品である。

リア王もマクベスと同様に戯曲形式で書かれている作品で、とにかく人間の愚かさと暗部が描かれているのだが、とにかく登場人物が善人悪党を問わず何故か魅力的に見えてしまう。
シェークスピアは2冊目だが、この人の作品は、いつも主人公が本当は何を考えているのかという事がわからないということに魅力がある。

リア王もマクベスも途中から狂ってしまうのだが、狂ってしまった方が清々しいまでに幸せに見え、しかも達観している。
そして王と道化のやりとりがとても意味深に見えた。

政治的にはイングランドとフランスの戦争、宮廷闘争、召使いの反乱など、シェークスピアが生きた絶対王政の時代に対して、やや否定的なメッセージにも読めなくないが、こういうことをするのは当時は勇気がいったことだろう。

トマスホッブズが、近代国家の構造の道筋をその著書の中でコッソリと表したが、体裁としては王権神授説を強化するような内容としてまとめた手法と同じものなのかもしれない。

まったく文学とか芸術というものは、作者がどこまで計算して書かれたものだか想像がつかないほど示唆に富んでいる。そして読み手が人生で経験を重ねるほどに、その作品の解釈はより深くなっていくものである。

ページ数にして200ページ弱。1日で読み切れるくらいの分量なのでオススメである。

恐竜

2020年04月18日 11時15分00秒 | 世間話
ARK PHANTASYEVOLVEDというゲームがある。


ジャンルはSFクラフト系の恐竜ゲーム。
ある箱庭クラフト世界で生活する。世界には失われた恐竜が沢山おり、原始的生活を送るが、SF的なハイテクノロジーも存在すると言う異色なゲーム。
ティラノサウルスやプテラノドン、ブロントザウルスという有名どころから、テリジノサウルス、アンキロサウルスなどのマイナー系まで網羅している。
外出が自粛されている今日では、ゲームで恐竜世界を堪能してはいかがだろうか?

第三次世界大戦予想

2020年04月17日 00時50分00秒 | 世間話
https://mapchart.net/world.html
世界地図の任意の国に色をつけることが出来るページ。

第三次世界大戦の陣営を妄想する。
赤陣営  中国 ロシア イラン パキスタンなど
青陣営  日本  アメリカ EUのほとんど オーストラリア  サウジアラビアなど

黄色(中立)  インド  スタンの国々 トルコ  モンゴル ウクライナなど

赤陣営の代表は現状では中国だろう。かつてのソ連である国のロシアは、現状では盟主とは言えないくらい衰えている。
  東欧とスタンの国々が衛星国ではなくなり、いまやロシアはEUに首都モスクワの喉元に刃を突きつけられている状態である。


重要なのはこのあたりで、上のロシア、左のイラン、右の中国が互いに背中を守っており、後顧の憂いがない。中露イのまん中にはスタンの国があるが、これらの国が赤陣営に反乱を起こすとしたら、赤陣営が敗色を示した時であり、それまでは中立とはいえ赤陣営に協力させられるであろう。


我々にとって恐ろしいのは、この地図である。ロシアにとっては西は対EU、東は対日米と二正面作戦をしなければならない危険性があるが、中国にとってはただ東侵すれば良いので、中国にとってこの大戦に勝利するためには真っ先に日本を落とすことに勝機があるだろう。
米軍基地は日本、韓国にあり、これは、青陣営における太平洋での最重要防衛拠点である。
  歴史的にみても、元寇で明らかのように、日本に攻め込むには朝鮮半島を経由するか、上海あたりから東シナ海を横断して来るか。これが最も懸念される。元寇は博多に上陸したように、佐世保には基地があるし、韓国にも米軍基地がある以上、中国としては沖縄、石垣、宮古、与那国などの島嶼を占領することになるだろう。
  我が国が恐れるのは、中露が連携して日本に攻めて来ることである。韓国はおそらく短期で落とされるだろう。台湾も同じくだろう。
  EUは比較的楽で、ロシアに対して全面的に当たればまあ勝つだろう。

  問題は、ロシアはこの戦いではかなり負ける公算の方が高いということである。赤陣営で塗ったが、この国は最終的には中国を裏切りかねない。
  日本は勝手も負けてもそこそこに国土は荒廃するだろう。何しろ最前線なのだから。しかし犠牲が少なく勝つためには、やはりロシアをどう取り込むか、そこにかかっていると思う。中露というのは案外仲が悪い。中国は沿海州をとられた北京条約のことを忘れてはいないだろう。



B級グルメ

2020年04月16日 22時17分00秒 | 世間話
吉野家がV字回復だという。牛丼の超特盛と今月の牛丼の15%引きのイベントが、コロナ自粛の騒動と相まって売れに売れたとか。
ドライブスルーでも買えるのが大きい。自粛中に私も3回吉野家のドライブスルーを利用してしまった。