レインボーブリッジ
2230万画素 6枚/秒 高感度は常用で25600 拡張で102400らしい。ファインダー視野率は100%。その他61点AFや多重露光機能があったりと、盛りだくさんである。これだけついて、32万円!
いやー素晴らしいが高い。初代EOS5Dしか持っていない私としては、垂涎の的ではある。2008年6月に購入してからだから、もうすぐまる4年経つ計算になる。悪魔の囁きか、はたまた物欲の内なる声なのか分からないが、とっても欲しくなるじゃないか。だがまて、よくよく待つのだ。お前ははたしてその新しいカメラを買って、年間何枚の写真を撮るつもりだ?
そうなのだ。もっともな質問なのだ。子供が生まれて以来、旅行記は現在のところお預けとなっている。それに5Dに不満があるのかといえば、そういうことでもない。単に新製品っていいなぁ・・・という気持ちがおそらく8割方であろう。そりゃスペックは素晴らしい。全ての面において5Dを凌駕している。動画機能や多重露光なんかはそもそもないし、61点AFなんて羨ましい。だがそれでも撮影する枚数と値段が折り合わないじゃないか。ちょっと計算してみよう。eos5Dはこれまで4年使ってきたが、撮影総枚数は1万1千枚程度である。このカメラを私は18万円で購入したので、一枚あたりの単価は16.36円。実際に印刷した枚数となると10枚に満たない。印刷した写真で換算すると単価は1万八千円ということになる。ブログに載せた枚数でいうなら291枚。単価618円。
とはいえ、マスターカードのCMではないが、eos5Dと過ごした時間=プライスレス、ということでお金で買えないものもあった。実はスペックや新製品よりも重要なのはこの点で、新製品を購入しようというのは、結局それによってお金で買えないものを得るためのキカッケ作りをしているに過ぎないのだ。ならば新製品を購入しないで、それで(つまり5Dのままで)お金で買えないものを得るキッカケを今よりも促進させられないものか?と考えるほうが精神的に経済的にも健全であるというものだ。つまり上記した一枚毎の単価が618円とか何かという話は、そもそも本質的にはズレた話であって、本来は数値的には「積算できない」類のものである。積算するには、自分の欲求・テンションの高まり、なにか突き動かしてくれる衝動、この要因を加味しないことにはできないのだが、そんなことは本質的には誰も出来ない。
ちょっと、その難しいことに挑戦してみるとしよう。まだ具体的な明確な答えは出ていない。