Eos5D写真三昧 格安の海外旅行記と国内旅行のすすめ

海外旅行の情報を旅行記として綴った記録。EOS5Dとiphoneで撮った写真をあげております。

麻生のバカ

2021年05月23日 02時00分00秒 | 世間話
1〜2分聴いたら嫌気がさした。
誰かこいつを黙らせて欲しいものである。自民党はもう一回下野したほうがいいんじゃないだろうか。

「義務教育は小学生まででよいのではないか?だれが微分積分や因数分解やサインコサンタンジェントなんか使う?」などと知性のかけらも無いことをよりにもよって政策を決めたり法律を作るものが軽々しく言うなんて。

どうせこういう浅はかな人の頭の中での「役に立つ」という言葉の意味は、働いて金を稼ぐ為に(役に立つ)とか、そういう意味だろう。

だとすると、およそ教養なんてものは役に立たない最たるものであろうし、学問においても地質学や植物学、言語学や歴史学、考古学や文学も役に立たない。

仕事をして金を稼いで税金を納めるだけのマシーンでも作りたいのか?このバカは。

そういう生活スタイルだけを求めるのにストレスがかかった世の中になってきたから、ゆとりをもった生活とか時間が自由になる働き方とか、カネよりも、自由や時間を欲する国民が多くなってきたのではないのか?
つまりは政治家の怠慢である。生きづらい社会をつくっておいて、それで良いとか言ってるだけにとどまらず、生きづらい社会をもっと加速させようとする言説を吐く。猛省を促したい。

物事を役に立つと役に立たないと分ける行為そのものが、人間を不自由にしていることを自覚していない。

役に立とうが立つまいが、人間が情熱を燃やせるものであれば、それが仮に経済に寄与しようがしなかろうが、その人間にとってはリアルな現実であり、リアルな充実である。
麻生や私自身が微分積分を使わなかったとしても、それに興味があるであろう人が存在しうる以上、その選択肢をいたずらを奪うのはよろしくない。
しかも麻生は、やりたいやつがやればいい、やりたくなければやらなくてもよい、とか教育を受ける者の自由意志を尊重しているようだ。そういうのはそもそも教育ではない。自分の意思に従い行う勉強というのは教育ではなく学びである。麻生は教育と学びをごっちゃにしているのだ。

しかも義務教育についての誤解もありそうだ。義務教育とは、親がこどもに教育を受けさせる義務がある、ということである。つまり子供の気づきの機会を親がいたずらに奪うなというものである。

  勉強を子供の判断に委ねるのであれば、「何で掛け算なんか学ばなきゃいけないんだ?」という大人になったら抱かないであろう疑問を、子供は未熟であるがゆえに抱いてしまう。このことをどのように考えているのだろうか。

  食べ物の好き嫌いをこどもの判断に委ねるのであれば、偏った食べ物しか食べなくなるリスクがある。色々な味の経験をした上で、それでも嫌いというのならともかく、未熟なものの判断に委ねるようないけんを垂れ流すこの男の言説は信用できない。

  別に微分積分だろうが、漢文だろうが、文学だろうが、ただの例に過ぎないんだろうが、学問に対する無理解と無知がそういう意見を垂れ流させるのだろう。
  こういう人間は、たとえばピカソの絵とか、芸術分野のような、自分の理解が及ばない事柄に対しても、臆面もなく意味がないとか、役に立たないとかいうのだろう。自分の知識不足や経験不足を「意味がない」と切り捨てていることとほぼ同義であり、自分の知らないことについて実は深遠なものがあるのではないか?というリスペクトが微塵もない。なんと傲慢なことか。

  あるいは教育というものを舐めている証左であろう。ここをこう変えれば、教育はもっと良くなるというように、単純に物事を考えているんだろう。まるで故障した箇所を直せば、機械は元通りに動くというように、、、単純に、、、。

 教育というのはどこまでも「押し付け」である以上、学びとは一線を画しているし、であるからこそ慎重に考えなければならないことだ。麻生のように軽々しく、こんなものはこうしたらいいんですよ、と軽薄に答えられる類のものではない。

  すると現代の人は、すぐ
じゃあどうすればいいんですか?

と問う。その問い自体も軽薄なのだ。
どうしたら社会は良くなりますか?とか
どうしたら戦争がなくなりますか?という問いも、みんな軽薄な質問なのである。
役に立つものはなんですか?という質問と同類なのである。
  世の中には言葉で説明してわかるという事柄は意外と範囲が狭いのである。「大人になればわかる」という言葉の意味するものは、そういうことだろう。字句どおりに成人すれば分かるということを指しているのではない。「子供の心を忘れてしまった大人」という言葉の意味するも同様だ。
だが人は言葉で説明すればわかると思い込んでいるフシがある。




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