月末も近く、やらなければならない雑務も多いが、何か集中できない。
珈琲も、既に数杯目である。
こんな極寒の日でなければ、気分転換に単車でふらっと出かけ事もできるが、さすがに寒すぎるうえに、先日の降雪により幹線道路へ出るまでの道のりに長い圧雪路が出来てしまい、我が単車にとっては陸の孤島状態である。
ふとデスクサイドに目をやると、銀塩カメラが目に止まり手にとってみる。
これはNikonのNewFM2というカメラだが、モデル名のFMとはフルマニュアルからきていると聞いたことがある。
今風の絞り優先だとかシャッター速度優先だとかではなく、全て、もちろんピントも使い手が決めてあげるというカメラである。
当然、いい加減に撮ると露出ミスも起こるわけだが、狙ったような写真が撮れた時の感激は格別なものがある。
そんなわけで、銀塩カメラがどんどん減っていくという危機感を覚え、二年前にプロのカメラマンから横にあるブラックボディを譲ってもらったのだが、色違いのシルバーボディーは昨年の夏に仕事先から不要だというので引き上げてきたものだ。
このシルバーは、外装は非常に汚れているが、メカは快調で、シャッターも全速問題ない。
勿体無いので、外装を磨いてみようと試みたが、ツマミやレバーを取り外したほうが良さそうなので、暇な時にでもと、そのままになっているのだ。
ブラックの方は、カメラの入手後、どうしても欲しかったカールツァイスのプラナーFマウント買って付け、ほぼ専用で撮っているが、あのCONTAXブランドと同じように逆光に強い名レンズである。
毎度のことながら、手にとっては空シャッターを数回切ってはうっとりしている・・・
い、いかん。仕事せねば(><;