好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

「蒼紅の冒険者」第5話「分岐点」

2009-12-15 | ゲームブック二次創作
分かれ道に着いた。

「こういう時ってさ、どうして道に立て札ないんだろうね」
「旅人たるもの、旅の道のりくらい知らんでどうする」
「じゃ、そういうおまえは知ってるの?」
「こういう時は、谷より山を選ぶのが定石だ」
「…………やっぱり分かんないんじゃないか」

なんて、よく分からない会話をしばらくしてから、
取りあえず山の方へ進んでみた。

入った森の中では、木漏れ日がキレイに差してくる。
だけど時間がたつにつれて、森はどんどん深くなり、道も暗くなってきた。
満月のおかげで、景色が見えるのは助かるけれど。

「さあ、今夜はこの辺りで野宿だ。ココならば不穏な輩も出てくるまい」
「うん。そうだね」

そういえばコイツ、町でも休もう休もうって騒いでたな。
ぼくは別に、そこまで疲れてるわけでもないんだけど……。

と思ってたわりには、いざ野宿の支度を始めたら、
急にお腹がすいてきて。
これなら宿に泊まれば良かったと少し後悔。

今日の食事は結局、アナランドで用意してきたパンとチーズ。
正直、こんなノンビリとしてていいのかとも思うけど。
この先もこんな風に過ごせる保証なんて無い。
ぼく達は代わる代わる、たき火の番をしながら眠りについた。

朝起きたら、エッジはコウモリを追っぱらうのに苦労したと報告してくれた。

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2 コメント

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Unknown (りえ)
2013-04-01 06:53:43
真相はマナンカだけが知ると思います。
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マナンカ (しせい)
2013-03-30 19:32:47
このリプレイでは出てきませんでしたが、(ルートによっては次の日)マナンカの精霊が「お前の任務は知っている」といいます。
これは口先だけなんでしょうか?本当に知っていたんでしょうか?
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