分かれ道に着いた。
「こういう時ってさ、どうして道に立て札ないんだろうね」
「旅人たるもの、旅の道のりくらい知らんでどうする」
「じゃ、そういうおまえは知ってるの?」
「こういう時は、谷より山を選ぶのが定石だ」
「…………やっぱり分かんないんじゃないか」
なんて、よく分からない会話をしばらくしてから、
取りあえず山の方へ進んでみた。
入った森の中では、木漏れ日がキレイに差してくる。
だけど時間がたつにつれて、森はどんどん深くなり、道も暗くなってきた。
満月のおかげで、景色が見えるのは助かるけれど。
「さあ、今夜はこの辺りで野宿だ。ココならば不穏な輩も出てくるまい」
「うん。そうだね」
そういえばコイツ、町でも休もう休もうって騒いでたな。
ぼくは別に、そこまで疲れてるわけでもないんだけど……。
と思ってたわりには、いざ野宿の支度を始めたら、
急にお腹がすいてきて。
これなら宿に泊まれば良かったと少し後悔。
今日の食事は結局、アナランドで用意してきたパンとチーズ。
正直、こんなノンビリとしてていいのかとも思うけど。
この先もこんな風に過ごせる保証なんて無い。
ぼく達は代わる代わる、たき火の番をしながら眠りについた。
朝起きたら、エッジはコウモリを追っぱらうのに苦労したと報告してくれた。
「こういう時ってさ、どうして道に立て札ないんだろうね」
「旅人たるもの、旅の道のりくらい知らんでどうする」
「じゃ、そういうおまえは知ってるの?」
「こういう時は、谷より山を選ぶのが定石だ」
「…………やっぱり分かんないんじゃないか」
なんて、よく分からない会話をしばらくしてから、
取りあえず山の方へ進んでみた。
入った森の中では、木漏れ日がキレイに差してくる。
だけど時間がたつにつれて、森はどんどん深くなり、道も暗くなってきた。
満月のおかげで、景色が見えるのは助かるけれど。
「さあ、今夜はこの辺りで野宿だ。ココならば不穏な輩も出てくるまい」
「うん。そうだね」
そういえばコイツ、町でも休もう休もうって騒いでたな。
ぼくは別に、そこまで疲れてるわけでもないんだけど……。
と思ってたわりには、いざ野宿の支度を始めたら、
急にお腹がすいてきて。
これなら宿に泊まれば良かったと少し後悔。
今日の食事は結局、アナランドで用意してきたパンとチーズ。
正直、こんなノンビリとしてていいのかとも思うけど。
この先もこんな風に過ごせる保証なんて無い。
ぼく達は代わる代わる、たき火の番をしながら眠りについた。
朝起きたら、エッジはコウモリを追っぱらうのに苦労したと報告してくれた。
これは口先だけなんでしょうか?本当に知っていたんでしょうか?