Rimshot!!!!

映画観たり、アメコミ読んだり、占いしたり。

風都探偵 仮面ライダースカルの肖像

2024-11-08 | 映画

助手になったときめに対し、探偵・左翔太朗は語り始める。

幼いときの「本物の男」との出会い。

助手になるためにドアを叩き続けた日々。

そしてすべてが終り、始まった「あの夜」のことを。

「仮面ライダーW」において、すべての始まりである
「鳴海荘吉が死に、左翔太朗とフィリップが出会い、二人が初めて変身した夜」
すなわち「ビギンズナイト」については1話冒頭、「ムービー大戦2010」、
そして今回の原作になった「風都探偵」6巻、と触れられているのですが
そのたびに少しずつ内容が変わっているのは
「フィリップと記憶をすり合わせることで徐々に正確になっていっている」
ということのようです。
・・・そこ忘れてたんか?って部分が出てくるのはまぁ実写でやるのは難しいってことで。

さて、スタジオKAIによってハイクオリティにアニメ化された「風都探偵」の
劇場版(Vシネマ先行上映という配給形式でありますが)な今作。
テレビシリーズのクオリティは劇場クオリティに上げられ、
ニチアサから青年誌漫画、深夜アニメ、そして劇場版に、ということで
色々な描写もパワーアップ、という内容になっております。
その恩恵を一番うけたのが(変身前含め)タブー・ドーパントかもしれない。
(実写では浮いて光球を撃っているだけだった戦闘にバリエーションが…)
さらにアニメでないと描けなかったであろう戦闘もあったりと
実写という制約のないが故の恩恵、というものを強く感じたりもしました。

とにかく、「仮面ライダーWが好き」という人なら劇場に行くべきですし
面白いアニメ映画がそろそろ見たい、という方にも文句なくおすすめできる1作では、と
わりと強く思っております。

そして今回でアニメ化は6巻まで、
原作単行本は現在17巻で、いよいよ最終章に突入。
…そろそろ、アニメシリーズ2期、期待していいんですかね。

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ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス

2024-11-01 | 映画

かつてシンビオートたちを生み出し、
シンビオートによって封じられた暗黒神・ヌル。
その封印を解く鍵は、ヴェノムとエディの中に存在していた。

世界の破壊を防ぐための、エディとヴェノムの最後の逃避行が、始まる。

 

前作ラストでMCUの世界に!?と思ったら
冒頭で結局SSUの世界に戻ってきてしまったエディ。
メキシコでも自分のニュースが流れていることを知り、
ニューヨークを目指して旅に出る…というのが今作冒頭。

SSU(ソニースパイダーマンユニバース)の現状としては
「モービウス」がネットミームにされるレベルでこけて、
「マダムウェブ」が話題にもならないレベルでこけ、
「エル・ムエルト」が中止になり、
「クレイヴン・ザ・ハンター」が延期(もうすぐ公開です)、
肝心のスパイダーマンはMCUとの共同管理になるため
SSU側単独で使うことはできず、
唯一調子がいいヴェノムも今作でラスト、ということになります。
そしてこれからの予定も決定しているものは特にはない…はず。
…あれ、ユニバースとしてけっこうまずくない?
(今作のラストに今後への引きがあるにはあるのですが…)

そして今作。
監督が替わり、主演が製作と脚本に関わり、
シリーズ3作目で完結編…というワードの端々に
今まで幾度も見てきたアメコミ映画への不安感が出てくるわけで
「X-MEN」シリーズの2度のダークフェニックスが頭をよぎるわけですが
そこに比べれば普通に楽しめる作品にはなっていた、と思います。

とはいっても、エディとヴェノムという主人公コンビ以外が
全員ぽっと出(二人を除く)であり、
特にこの直近で見ているマーベル映画があの「デッドプール&ウルヴァリン」だったことで
あまりに薄味、というか知らん人が出てきてはやられていく、という
もう少しキャラクターの描き方工夫できたんじゃねえかな、感が。

強くおすすめはできないけれど、
これまでの2作を見てエディとヴェノムのことを好きになっていたら
見た方がいい作品かな、というくらいの位置、でしょうか。

それにしても吹替キャストの役名を全部伏せたプロモーションって
いったい何をやりたかったんだろう…優良誤認?

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Now your face of Doom

2024-07-29 | 映画

サンディエゴコミコンで発表された、アベンジャーズ5&6に関するニュース。

監督にルッソ兄弟が再登板。
ヴィランがキャストの問題によりカーンからDr.ドゥームへ変更。
そして、そのDr.ドゥームを演じるのは…ロバート・ダウニーJr,という発表。

トニー・スターク/アイアンマンとして「アベンジャーズ:エンドゲーム」までの
MCUをけん引してきたダウニーJr.の、まさかの別役でのMCU復帰ということで
いろいろな予想がネットに溢れており、
なんなら昨日占い以外にもう一個ブログ書いたろかいなと私も思っていたわけですが、

Dr.ドゥームって、マーベルを代表するヴィランであるわけですが
「ファンタスティック・フォーのアークヴィラン(宿敵)」なんですよね。
(だいたいDCで言えばレックス・ルーサーとかジョーカーくらいの格とお考え下さい)

で、MCU版ファンタスティック・フォーはTVA言うところの神聖時間軸(アース616)とは違うアースの
1960年代あたりを舞台にした話になる、と発表されております。
…この時点で「トニー・スタークとは無関係なんじゃない…?」という予感が正直しておりまして。

同じ俳優が演じた別の役ネタを昨今の某映画でもやっているわけですが
(もう本国で公開早々ばらしたみたいだから別に伏せなくてもって気もし始めてますがw)
神聖時間軸のヒーローたちが顔を見て驚くって展開は作るだろうけど
まったく無関係の別人説を、とりあえず現状としては予想しておきます。

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デッドプール&ウルヴァリン

2024-07-26 | 映画

コスチュームを脱ぎ、中古車販売店で働く元デッドプール、ウェイド・ウイルソン。
時間軸を管理する組織「TVA」に捕らえられた彼に知らされたのは、彼のいる時間軸の「終わり」。
時間軸を守るために必要なものはウルヴァリン、ということを知った彼は、
自分の大切なものを守るためにウルヴァリンを探し始める…

というあらすじ以上に話せることがなにもない、
アメコミ映画版「劇場版仮面ライダージオウ Over Quartzer」な今作。
(観に行ったんですがあまりにも怪作すぎて感想書けてなかったんですよ、これ)
もう何を話しても、誰が出たという話も、一切できないレベルで。

FOX買収によってMCUに組み込まれることになったデッドプールを
彼らしいメタな視点も含めて描くのが今作であり、
ディズニーの、MCU作品でありながらもR15+指定を勝ち取った
暴力と暴言と下ネタに満ちている1本ではあるのですが
今作の本質は「切り捨てられたものたちへの鎮魂歌」であり
作られて忘れ去られたもの、中には作られることすらなかったものへの
慕情や愛情が込められた作品、といっていいのかもしれません。

MCU以前からのアメコミ映画の顔であったヒュー・ジャックマンのウルヴァリンと
原作と全く違う初登場からの愛情と執念で単独映画化を実現させた
ライアン・レイノルズのデッドプールの道中を
X-MENシリーズとともに歳をとってきた方には、特に見ていただきたいと思います。

それにしても小ネタがちりばめられすぎてて何割拾えてるのかわからんし
パンフにそのへんの解説ないからソフト化/配信がすでに待ち遠しくなってるぞ…

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ゴジラ×コング 新たなる帝国

2024-05-03 | 映画

地上世界の怪獣王として出没する怪獣を倒すゴジラ。

空洞世界で狩りをしながら暮らすコング。

そしてコングの目の前に開かれた、新たに発見された地底空間では
地上世界では滅んでしまったコングの仲間たちが暮らしていた。

…かつてゴジラとモスラを相手に戦い、地底に封印された暴君、
スカーキングに支配された世界で。

氷河期をもたらした怪獣・シーモを従え、コングを追いつめるスカーキング。
一人では勝てない強敵に、コングは地上へと向かうことに。

ゴジラとコング、最強怪獣のタッグがついに誕生する!

ゴジラvsコング」から約3年、間にドラマ(AppleTV+なので未試聴)を挟み
スクリーンにモンスターバースが戻ってまいりました。
より人間ドラマは希薄に(研究員と少女の親子の絆とかあるにはある)
その分怪獣バトルはさらに増量…という「それだよ観客が求めてるものは!」な作品
(ある意味「ゴジラ-1.0」とは逆ベクトルの作品、かもね)であるわけですが
怪獣でドラマを盛りやすいのは格段にコングの方、ということで
主役はコング(前作も実質そうだったよね?)で
ゴジラは怪獣バトル要員というか暴れて食べて寝てるだけ、という
そういう立場となっております。
メインの敵であるスカーキングもコングに対応する敵だしなぁ。

しかしいよいよこのユニバースを今後どう続けていくのかわからなくなった
(東宝が許せばガイガンとかが宇宙から来れるんだろうけど)わけで
楽しく見ながらもエンドロールの後に何もないことへの不安が
どうにも頭から拭えない一本となりました。

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