Rimshot!!!!

映画観たり、アメコミ読んだり、占いしたり。

アカデミー発表ー

2013-02-26 | 映画
今年は予想ともいえないノミネート感想しか書いてませんでしたが
アカデミー賞発表されましたねー。
ブロックバスター映画大好き、賞狙いの文芸作品はどうもね、な
子どもなおいらにはただの騒ぐ種程度でしかないんですが
レンタルビデオ屋でバイトしてる身としても気にせずにいられないw

作品賞は「リンカーン」を押しのけて「アルゴ」でしたね。
監督賞ノミネートされてないのに・・・という感じだったし
作品賞はホワイトハウスからオバマ夫人が発表、と聞いて
『やっぱり・・・?』と思ってたらこの結果で驚きましたw
「アルゴ」は脚色、編集との3冠ですか。
DVD発売ももう来月とのことで家でじっくり見ることにします
(長崎での上映、終わったっぽいですし)

そして監督賞は「ライフ・オブ・パイ」のアン・リー。
撮影・視覚効果・作曲との4冠と今回一番オスカーは多いという結果に。
脚本賞は「ジャンゴ」でタランティーノが受賞してます。

俳優関係では主演男優は「リンカーン」のダニエル・デイ・ルイス。
誰が取ってもおかしくなかった助演男優は「ジャンゴ」のクリストフ・ヴァルツ。
主演女優は「世界にひとつのプレイブック」のジェニファー・ローレンス。
そして助演女優は「レ・ミゼラブル」のアン・ハサウェイ。
レミゼも録音、メイクアップとの3冠。

長編アニメはやはりの「メリダ」、短編アニメはYoutube公開でも話題になった
(現在は公開停止してますが)「紙ひこうき」というディズニーの独占状態。
主題歌賞は「007」の、というよりアデルの「Skyfall」。
(英語圏の人ってアデル好きよね・・・)

今年も賞レースとは縁のない映画ばかりを見てブログを書くと思いますが
やっぱりこういう賞レースを見てるのも楽しいなぁと思ったりする昨今です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2/25~3/3の運勢

2013-02-24 | 占い
危うく更新忘れるところでした。

牡羊座:隠者(正)
今までのやり方を改める好機。ゆとりをもった計画を。

牡牛座:節制(逆)
なれあいがトラブルを招きそう。ビタミンを意識的に摂取を。

双子座:皇帝(逆)
言葉の行き違いから溝が深まってしまうかも。発言には注意を。

蟹座:女教皇(逆)
集中力が落ちそうな時期。恋愛面でのわがままは禁物です。

獅子座:戦車(正)
スピーディーな行動を心掛けるといいことが。ライバルにも勝てるかも?

乙女座:恋人(逆)
いろんなことに飽きっぽくなってしまうかも。浮気は禁物。

天秤座:女帝(正)
苦手を克服できそう。結婚への道のりもスタートしそう?

蠍座:魔術師(正)
冷静な判断ができる時期です。いろんなことに興味もわいてきそう。

射手座:月(正)
人の悪い噂をするのは禁物。いろんな不安が多そう。

山羊座:太陽(逆)
自分のミスは素直に認めましょう。体調不良はしっかり回復を。

水瓶座:塔(逆)
慎重さが必要な時期。困難を抜ければいいエンディングが待っています。

魚座:法皇(正)
意志が強くなってきそう。親友と呼べる人との出会いもありそう。

いよいよ3月に突入。国公立大の試験シーズンでもありますね。
受験生の皆さん、がんばっていい結果を掴んでくださいね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベスト・オブ・スパイダーマン

2013-02-21 | 漫画
某ラジオにはおすすめ漫画ということでメッセージ送って読んでもらってたのに
(反応は薄かったけどさ)紹介記事書くの忘れてたw
ということで春のアメコミ邦訳紹介その2です。

1962年の連載スタートから50年。
スパイダーマンは紆余曲折ありながらも「あなたの親愛なる隣人」として
常に読者に寄り添い、活躍してきました。
高校生から大学生になり、社会人になり、結婚し・・・と
ゆっくりとした速度ではありますが、読者とともに人生を歩み
お金のなさや周り(特にJ・ジョナ・ジェイムスン)の無理解にぼやきながらも
街のチンピラから宇宙規模の敵にまで立ち向かうヒーローとして
ニューヨークを中心に、宇宙の平和を守ってきたのです。

ベスト・オブ・スパイダーマン」は1994年10月に発売された
30周年記念本「The Very Best Of Spider-Man」の邦訳であり、
62年から92年までのエピソードから選ばれた8編が収録されています。
(つまり、ここ20年ほどのエピソードは未収録)
そのセレクトの基準は、ストーリー上の重要エピソードというよりも
(グエンの死も、MJとの結婚も未収録・・・)
スパイダーマン/ピーター・パーカーの内面について触れたエピソードを
中心にしているように思います。

スパイダーマンの誕生編は当然として、
肉体的/精神的に追い詰められながらも最後の力を振り絞って活躍するエピソードや
恩師や親友との戦いの中での葛藤、
そして「あなたの親愛なる隣人」の面目躍如たる名エピソード
「スパイダーマンを集める少年」。
前後の繋がりを抜きにセレクトされているせいでわかりにくい回もありますが
その点は解説が挟まっているので、そちらを参考に読むことをおすすめします。

スパイダーマンのヒーローとしてのスペックは決して低くはない
(壁貼りつき、蜘蛛糸(この収録作時点では化学合成繊維)以外にも
 怪力や危険察知能力(スパイダーセンス)も持っています)わけですが
それでも彼は、常に肉体的/精神的にギリギリの戦いを行っているように思います。
それは、ピーターが我々と同じごくありふれた青年である・・・
年老いた家族について悩み、恋愛に悩み、仕事に悩み、友情に悩み、
そしてそんな自分がヒーローをやっていることに悩む、そんな青年であるが故に
彼の活躍の場は常にギリギリになってしまうわけで、
その一挙一動に我々読者は惹きつけられてしまうわけです。

この傑作選の(原書の)後には悪名高い「クローン・サーガ」があったり、
最近でも「シビル・ウォー」後に様々な紆余曲折があったピーター/スパイダーマン。
アメリカでの現在もかなりのっぴきならない事態が進行中の模様です。
そんなここ20年のスパイダーマンのベスト作も含めた作品集も
いつか出してくれないかなぁ・・・とつい思ってしまう作品です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャスティス・リーグ:誕生

2013-02-20 | 漫画
・・・ある日、世界はまったく見知らぬ姿に作り変えられていた。
一人そのことに気づく「世界最速の男」は、世界を元の形に戻すべく奮戦する。
しかし、最善を尽くしてなお、世界は元通りとはならなかった。
かくして、かつての世界とよく似た、それでいて新しい世界が幕を開ける・・・

というわけで、DCコミックスによる一大クロスオーバーイベント
FLASHPOINT」(邦訳も発売中)を経て、世界はリセットされ
スーパーマンもバットマンもワンダーウーマンもグリーンランタンも
今までの歴史を捨てた「新たなヒーロー」として活躍を始めました。
全52タイトルで構成される新しい世界、それが「NEW52」であり
今回紹介する「ジャスティス・リーグ:誕生」がそのスタートとなる作品でございます。

全てのヒーローたちがルーキーになり、
そして「スーパーヒーロー」という存在自体がまだ認識されておらず
アメリカにとっての脅威となっている、そんな世界。
その世界に宇宙からの侵略者が現れることで、
バラバラに行動していたヒーローたちが、だんだんと集結していきます。

『何のパワーも持たない』性格の悪さはあいかわらずなバットマン、
己の力を過信し、軽口をたたくグリーンランタン、
人の話を聞かないスーパーマン、
鑑識官として働くフラッシュ、
アマゾンの世界から来たばかりの戦闘狂・ワンダーウーマン、
アトランティスの王、アクアマン。
そして、科学者の父を持つ高校生のアメフトスタープレイヤー、ビクター・ストーン。
・・・この物語は、この戦いに巻き込まれたビクターが
ヒーローになるまでの物語でもあるのです。

かつてない強敵を前に、それまでスタンドプレーをしていた彼らが
一つのチームとして機能していくという展開。
「もう2015年公開予定の映画版の原作、そのままこれでいいんじゃね?」と
思えるほどの王道であり、リセットされたばかりの世界であるがゆえに
ヒーロー達の関係性もこれから築かれるというところでの翻訳作が今作であるため
「バットマンやスーパーマンの名前と見た目くらいは知ってる」という人が
最初に読むDCコミックスのタイトルにもぴったりな作品であるかもしれません。

長いキャリアでさらに「見やすい」絵になり、日本人にもさらりと読めて
それでいてアメコミの魅力に溢れたジム・リーのアートも
この作品の大きな魅力となっており、まだフレッシュなヒーローたちの
若々しさを感じられるビジュアルや、シンプルなコスチュームデザインなんかも
この作品を読みやすくしているポイントに思えます。

・・・さて、次は「バットマン:梟の法廷」読まないとな・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボストン美術館 日本美術の至宝

2013-02-19 | アート
本日誕生日でして、用事があって福岡に行かなくてはいかなかったこともあり
自分への誕生日プレゼントとして大宰府天満宮参拝+
九州国立博物館の「ボストン美術館 日本美術の至宝」に行ってきました。

明治期、急速な近代化と西洋文明礼賛、そして廃仏毀釈。
日本的なものは「古臭いもの」「遅れているもの」と顧みられることはなく
廃仏毀釈で潰された寺院に伝わる宝物は二束三文で売り払われておりました。
そんな「失われゆく日本の美」に着目したのが
日本に哲学や政治学を教えるためにやってきたフェノロサ、
大金持ちの医者で大の日本好きのコレクターであるビゲロー、
フェノロサに学び、彼の日本美術収集を受け継いだ岡倉天心の3人でした。
彼らは散逸していた日本の古い美術品・・・仏教絵画、絵巻物、狩野派の日本画、
等伯、光琳、蕭白らの近世絵画を買い集め、
アメリカ・ボストン美術館へと運び、日本文化の紹介と研究を行います。
そして、海外で研究が進んだことで日本でも再度日本独自の文化に目を向ける運動が始まり、
国宝・重文クラスの海外流出が(多少は)抑えられるようになったわけです。

この展覧会は、仏教芸術から絵巻物、水墨画・初期狩野派。近世絵画、そして曽我蕭白特集と
フェノロサ・ビゲローのコレクションから厳選した作品たちが紹介されていきます。
仏教画は歴史が古いこともあり、保存状態が厳しかったのか退色も激しく
細部まで見るにはかなり近寄らなくてはいけない作品も多かったのですが
本地垂迹説(神道と仏教をハイブリッドさせ、日本神話の神=仏教の菩薩が姿を変えて現れた説)を
表現した曼荼羅も面白いものでございました。

絵巻物は「平治物語絵巻」の「三条殿夜討巻」と、「吉備大臣入唐絵巻」の2つ。
ドキュメンタリータッチでの戦闘を表現した「平治」と、
遣唐使として唐に渡った吉備真備の奇妙な冒険を描いた「入唐絵巻」は
まったくカラーの違う読み物なわけですが、
こういう表現が現在の漫画表現に繋がっている部分もあるのかなぁ、と
感じたりもいたしました。

次のコーナーの水墨画はどうしても禅宗との結びつきや山水画が中心となるわけですが
雪舟の若い頃の作品といわれる「三聖・蓮図」にはぐっと惹きつけられたり
続く初期狩野派の作品である「松に麝香猫図屏風」のジャコウネコのふわふわ感なども
つい引き込まれる魅力がありました。

近世絵画のコーナーでは、長谷川等伯の「龍虎図屏風」が
思わずポストカードを買ってしまったほど好きな作品になりました。
光琳の「松島図屏風」も日本画を踏み外して、
この色使いやデザインはポップアートだなぁ・・・とも感じたり。

そして展覧会を締めくくるのは、曽我蕭白の特集。
この人の線のアバンギャルドさはまさにイラストレーション的であり
今回の目玉の「雲龍図」のパワフルさや、世俗を離れたはずの仙人を
非常に生臭く、俗っぽく描く感覚などはまさに現代的な感覚に思えます。

以前見た若冲のブライスコレクションもですが、
日本で「伝統」からこぼれた異端の画家が海外での再評価から
日本でも大人気になる、という図式がつくづく日本的だなあ、と思うとともに
「伝統」の物差しと「感性」の物差し、両方を持つことの大切さを
こういう展覧会を見るたびにひしひしと感じます。

そして常設展示のほうでも「雪と火炎土器」、
「江戸の粋、印籠」といった特集展示が行われており
火炎土器の文様にはどうも集落ごとのルールがあったらしい、という説や
印籠や根付といったコレクター魂を刺激するデザインの魅力などを
じっくり堪能できるいいお出かけでございました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする