Rimshot!!!!

映画観たり、アメコミ読んだり、占いしたり。

よいお年を。

2012-12-31 | 日記
紅白もラスト2曲というところで書き始めております。

2012年、うまくいかなかったことのほうがうまくいったことよりも
断然多い年だったように思いますが、
それでもこうして生きて健康にブログが更新できております。

人っていずれ死ぬんだし、今までの足跡がどうだったかも
これから何が出来るかも等しく重要なんだなぁ、ということを
ぼんやり考えたくなるような出来事もあったりいたしました。

この12月に、人生において大きな別れもありましたし
新しいチャレンジもいろいろとはじまりました。
今までほどのんびりもできませんが、その分密度の濃い1年に
2013年をしていければ、と思っております。

2013年が今年以上に大きく幸せな転機が多い年でありますように、
そしてその中で映画や音楽、アートイベントに留まらない
いろんな刺激を受けて成長していける1年でありますように。
そしてTwitterなど、ネットだけで接点のある皆様とも
直接出会える1年となりますように。

そんな願いを込めて、この2012年の最後の更新を終えたいと思います。

自分にとっても、皆さまにとっても、来年が良い年でありますように。
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2012年映画まとめ

2012-12-30 | 映画
年末年始が忙しくなっております。

というわけで今年もまとめの時期がやってまいりましたが
今年は映画6本しか見てないんですよねー。

・宇宙人ポール
・ダークナイト ライジング
・アベンジャーズ
・仮面ライダーフォーゼ/ゴーバスターズ
・ホビット 思いがけない冒険
・MOVIE大戦アルティメイタム

・・・なんという偏った内容w
今年はピクサー税も収めてないし、うっかりスパイダーマンは見逃すし
異常に評判のいい007も見れてないし(MOVIE大戦と秤にかけました・・・)
イナダンも興味がないわけではないけど別に映画館行くほどじゃないかなと思ったり
そういえばまだフランケンウィニーも見に行けてない(たぶんソフト化待ち)し
正直これでいいのかと自問自答してしまいたくもなります。

でも、見に行ったものそれぞれ満足できる出来ではあったんですよ。
「ホビット」以外は若干のエクスキューズは入るけども。
で、その「ホビット」も興行苦戦気味だとか。
あんなよく出来てるのにもったいないよなぁ・・・
やはり髭のおっさんばかりが出てくるのがいかんのか?w

で、来年の話に移ってしまうと、
以前のエントリで洋画期待作の紹介はしております。
「MoS」と「アイアンマン3」、あと「スタトレ:ITD」、「パシフィック・リム」
「ウルヴァリン:Samurai」に「モンユニ」「シュガーラッシュ」は見に行くでしょうし
実は「LOOPER」見に行くことがすでに決まっておりますw(試写会当たったよ!)
年末には「ホビット」2作目もあるしね。
邦画・・・って最近ライダーしか見に行ってないんですが
「キョウリュウジャー」のスタッフが「仮面ライダーW」の三条脚本・坂本監督という
情報を耳にしているので、むしろウィザード30分で戦隊60分でいいんじゃと
うっすら思い始めているというかなんというかw
(「ウィザード」の夏映画も浦沢脚本だったら喜んで見ますけどもw)
アニメで劇場に見に行きたいのは・・・あるかなぁ・・・

とにかく、来年もおもしろい映画を一杯見て
楽しく感想が書けるといいなぁ、と思っておりますよ。

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メリークリスマス。

2012-12-24 | 特撮
一週間のおまっとさんでした(アド街風)

先週の選挙&アナ+グラムからちょっと一週間いろいろ激動でして、
ようやく先週末で一息つけたという感じでした。

で、クリスマスイブの今日は何していたかといいますと、
東映特撮Youtubeで特撮見てましたw
・・・だって、「仮面ライダーストロンガー」最終話(=「仮面ライダー」最終話)ですよ?
7人ライダー勢揃いしてるんすよ?
Xとアマゾンは大首領の声聞いたことないはずのに大首領の声知ってるんですよ?
荒ワシ師団長再生怪人になっちゃってたり、
チャージアップしてないストロンガーに殴られてマシーン大元帥爆発しちゃうんですよ?
そりゃ見ないわけにはいかないでしょ!(30日まで)

あと「ガオレンジャー」最終回の盛大なイベント感とか
「ゴーゴーファイブ」「アバレンジャー」の最終回直前の盛り上がりとか
「快傑ズバット」がまさかの来週に続くで引いちゃってたりとか
「龍騎」もメインの3人が揃い、次のピークに向けての助走期間だったり
やっぱり特撮っておもしろいわー、と実感しております。
「ゴーバスターズ」もクリスマス決戦だったしなー
(この後最終決戦ってもう一山があるんですが)
「ウィザード」も年明けから2号ライダー登場ってことで
番組のカラーがどう変わってくるかが楽しみだったりしてます。

あとはNHKの声優ソング三昧を聴いたりと、
犬散歩とスーパー買物行った以外はほぼ引きこもっておりましたw
たまにはこんなクリスマスもいいかなぁ。
来年はもう少しアクティブに過ごしたいものですがw
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アナ+グラム見てきました

2012-12-16 | 日記
20歳以上の日本国民の方、選挙行きましたか?

さて、今日は投票に行った後、NBC長崎放送のアナウンサーたちによる
朗読イベントである「アナ+グラム」に行ってまいりました。

昨年まで10年続いたアナウンサーたちが自分で作り上げるイベント「アナアナ大作戦」。
きかせられないラジオ」の村山アナが台本を書き、
アナウンサーたちの力で作り上げてきた公演が昨年でファイナルを迎え、
心機一転で迎えた開局60周年イベント。
今回は林田アナのアイデアから「アナグラム」をテーマに
外部の脚本家を迎え、多彩な人間模様が折り重なる作品となりました。

夢破れ、亡くなった母の居酒屋を継ぐ元ピアニスト。
その店を訪れる元常連とその後輩。
ラジオ好きの妊婦と、その夫、そしてその胎内の娘。
夜のラジオ番組のパーソナリティ。
タクシー運転手。
彼らの人生がそれぞれ、繋がっていくという物語を
NBCのアナウンサー10人(2人はナレーションのみ)が
朗読という形で紡いでいきます。

村山(タクシー運転手)&林田(ラジオDJ)パートを中心に笑いをとりつつも
早田アナの演じる元ピアニスト・小雪と友成アナが演じる妊婦・レミを中心に
「人生は始まり、続いていく」というテーマを描いた作品となりました。

「男子アナ天国」時代からNBCの局アナイベントを(チケット当選したときは)見てきて
今回も演出は林田アナ、舞台映像は林田アナと友成アナ、
パンフレット制作は村山アナと手作り感はあるのですが
脚本と音楽が外部からのサポートということで、
そのぶん手作り感は若干薄れた感はありますが
しっかりと楽しめる作品に仕上がったな、と思います。

長崎ローカルで12月31日の朝9時55分からメイキングを交えた形での放送とのことなので
今回会場に来れなかった方はぜひご覧くださいませ。

そして第2部は村山アナ演出のアナウンサートークショー。
脚本家の方と音楽担当の方を迎え、作品についての感想トーク。

・・・ここでの抽選会で、豪華な賞品が当たってしまいまして、
今年NBCさんからは懸賞でいろいろと頂いてしまい
桜町方面に足を向けて寝られない状況となってしまいましたw

そして物販では「きかせられないラジオ」公認同人誌の「ヤングきかラジたん」も販売され
こちらもかなりの人気となっておりました。
他には去年発売のNBCオリジナルソング集「アナアナのうた」とかも。

・・・次はきかラジの公開録音イベントとかやらないかなぁ。
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ホビット 思いがけない冒険

2012-12-15 | 映画
映画梯子、もう1本はこちら。
公開初日朝一で見てまいりました。
(2D、吹き替え版で)
ネタバレありますので原作読んで劇場行ってね。

さて、最近ちゃんと再読もしたりと予習もして臨んだわけですが
映画のほうは
「改変もしつつ、終わってみたら原作の1/3(19章のうち6章まで)を消化してた」という
驚くほど正確なペース配分でございました。

映画としては「LotR」の続編、しかしストーリーは前日譚。
LotRで掴んだファンにも来てもらいたいから原作にいない指輪キャラを出したい、
そして映画を3部作にするには原作の尺が足りない。
そこで冒頭部から「年老いたビルボが赤表紙本を書くシーン」を挿入、
ここでフロドを出すとともに「LotR」の冒頭・・・
ビルボの誕生日パーティーの直前という時間設定も面白かったと思います。

そして冒頭でスマウグの王国襲撃を描くことでドワーフたち
(特にトーリン)の動機づけがわかりやすく伝わり、
13人もいるドワーフの見た目に差異をきっちりつけることで
キャラを立たせることに成功しています。
(戦闘シーンでは武器の違いや戦闘スタイルの違いでも区別できましたね)

そして原作との一番の差異は、原作に比べて旅がハードモードであること・・・
オークの襲撃回数や旅慣れないビルボへの周囲の扱いが原作に比べてハードで
その分ビルボの成長が早まっているようにも感じます。

前半のハイライト・人食いトロル3匹との戦いにおいては
原作ではガンダルフがそのピンチを救ってくれました。
映画でも結果的にはガンダルフの到来がピンチを救うことになるのですが
朝になるとトロルが石になることを知り、時間稼ぎを行ったのは
映画においてはビルボの活躍となっております。

そして映画オリジナル設定となる、オークの頭領・アゾクとトーリンの因縁。
原作では死人占い師(映画版では死人使い(ネクロマンサー))の囚われ人となっていて
ガンダルフに救出され死亡したトーリンの父が、
映画ではモリアの坑道での戦いでアゾクに殺され、トーリンもアゾクに深手を負わせる
(この時壊れた盾の代わりに樫の木を盾に用いたので「オーケンシールド」)という
因縁が生まれており、トーリンに斬られた腕の代わりに義手を刺し、
白い狼(アクマイヌ)にまたがりドワーフ一行を追い詰めるという
ライバルキャラとしてのキャラの立ちっぷりが作品を引き締めています。
そしてこの二人の戦いのシーンでも原作にないビルボの成長が描かれることとなり
今作のクライマックスとなっているのです。

驚かされたのがこのシーン。
原作(瀬田貞二訳・岩波少年文庫版)から引用します。
「稲光のひらめくおりに、顔を突き出してあたりをながめますと、
谷間から石の巨人たちが出てくるところで、
石の巨人たちはたがいに岩をぶつけあい、取りあい、
さては岩をやみのなかにほうりこんで遊んでいました。」(上巻117ページ)
これだけの描写の岩の巨人が、大暴れし、岩をぶつけ合い、格闘する、
しかも旅の一行はそのうち一体の両足にいる、というとんでもないスペクタクルシーンに。
この後に出てくるゴブリン王の描写も含めて、ピーター・ジャクソンと
監督予定だったものの撮影延期によって降板、脚本と制作協力となったギレルモ・デル・トロの
モンスター・怪獣への愛情が溢れまくった名シーンであると思います。
(モンスターたちに、恐ろしくもどこか愛嬌があるんですよね)

そして原作にない展開であったビルボの葛藤を経てのゴブリン洞窟での大立ち回り
(ドワーフよりも活躍するガンダルフ・・・)、はぐれたビルボとゴラムの遭遇、
そしてゴラムとのなぞなぞ合戦、「あの指輪」の入手・・・と物語は進みます。
原作が児童文学であったがゆえの心理的葛藤描写の少なさが今回の映画化で大きく追加されており、
特にトーリンのエルフに対する恨み・・・スマウグからも、オークからも助けてくれなかった・・・が
その中でも大きい部分となっている感はあります。

映画オリジナル展開として、「LotR」へと繋がる展開としての
死人使いの登場と、それを知らせるキャラとして
茶色の魔法使い(動物使い)・ラダガスト(ウサギの引くソリで狼とチェイス!)と、
まだ魔法使いたちのトップであったころのサルマン、エルフの女王・ガラドリエルたちが登場。
裂け谷での会談の時点で白の魔法使いとして魔法使いのトップであるサルマンに有能さが感じられない
(権威主義に硬直してしまっている)というのはどうかとも思うのですが。
そしてこの「死人使い」の正体が・・・だったりするわけですが
演じる俳優も今作のビルボを演じるマーティン・フリーマンと縁の深いあの俳優
(スマウグの声もこのひとだそうで)というのも、
あのドラマを見ていた方には趣深いのではないでしょうか。

すでにLotRを通っている以上、指輪の持つ意味が(ビルボにとってはただの便利アイテムでも)
我々観客にとっては原作と違ってくるわけで、そのあたりの表現はどうなるんだろう、と
いうのも次作以降の気になる面であり(割とビルボはちょいちょい指輪使ってるしなぁw)
指輪を使うことの「影響」がどう出てくるのか、も注目してみたいところかもしれません。
(盗むことへの罪悪感が無くなっていくあたりがその「影響」なのかもしれませんが・・・)

MGMの経営破綻などの要因から実現まで長い道のりをたどり、
製作費は映画史上最高額にも達していると言われます。
(これは企画スタート段階からの予算が積もっているためかもしれませんが)
前後編から3部作への延長など実現後も公開までは長い道のりだった今作。
第2部「スマウグの荒らし場」は来年、
第3部「ゆきて帰りし物語」は再来年の今頃公開。
おそらく第2部以降ははオリジナル展開が今作以上に入ってくる模様ですが
(原作でガンダルフ離脱の間の魔法使いvs死人使いエピソードが有力?
 2部クライマックスをスマウグ戦、3部を五軍の戦という分割も考えられますが・・・)
今作の「観たいと思ったものを想像を超えるレベルで見せてくれる」内容なら
これからの2作にも期待できますし、
(第2部以降、LotRではトム・ボンバディルをカットしたPJが
 ビヨルンをどのように描くのかにも個人的には注目しています)
この冬一番「見に行くべき映画」になっていると思います。

そして今回は2D、吹き替え版で見たのですが
所々「ここ3Dで見ればすごい映像になってるんだろうなぁ」と思える映像もあり、
(洞窟のもつ奥行き感とか、空の広がりとか・・・もちろん戦闘シーンの迫力も)
森川智之、羽佐間道夫、玄田哲章・・・といった実力ある声優による吹き替えは
非常にすばらしい出来でございました。
もちろん字幕のほうでもいい出来だと思うのですが、
映像に集中する意味でも、3D、吹き替えで見られることを
強くお勧めしたいと思います。

それにしても本当に見終わった後に「いい映画見たなぁ・・・」と
多幸感でにやにやしてしまうような、見終わって何のエクスキューズもいらないレベルの
満足ができるいい映画でございました。
(原作好き、LotR好き、ファンタジー好き、PJ&デルトロ好きという僕の基準なので、
 もちろんこれらの要素が苦手の方にとっては評価も違ってくるとは思いますが、
 「映画」としての出来もLotRに匹敵するものである、と思っています)
これが年1本、あと2本楽しめるって幸せだなぁ・・・
(で、この後「MOVIE大戦」見に行って『これはこれで』と思っちゃったんですけどねw)
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