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2009年を振り返る:特撮編

2009-12-27 | 特撮
毎週の感想を書かなくなって久しいですがw
2009年をざっと振り返っていきたいと思います。

「キバ」が平成ライダーらしく、かつ力技のハッピーエンドで終わり、
「ゴーオン」も王道に終った2009年1月。
「平成仮面ライダー10年」を記念した「ディケイド」は
とんでもないインパクトで始まりました。
そのビジュアルも、第1話のライダー大戦も、「これから何が始まるんだ?」と
子供も大人もわしづかみにされたわけです。
・・・あんな終わりになるとは誰も予想していなかったわけですが。

さらに第2話放送前日にはテレビ朝日開局50周年記念のSMAP特番で
まさかの新ライダー「仮面ライダーG」が登場。
「米村脚本だなぁ・・・」と思いながらも楽しく見られていたのです・・・
この時点までは。

インパクトという点では「シンケンジャー」も負けず劣らず。
「顔に漢字!?」「殿と家臣!?」「おでん合体!?」と
こちらも序盤からがっちりと掴んでくれました。

そして東映のごたごたから例年はVシネマの「ゴーオンジャーvsゲキレンジャー」が
今年は劇場公開されることになり、そしてヒット。
今年はまさかの特撮映画年となっていくわけです。

「ディケイド」が世界を巡り、『次回は誰が出てくるんだ』と
ライダーファンをわくわくさせ、
「シンケンジャー」が小林脚本らしい手堅さとキャラ描写で
視聴者をひきつけ続ける春、昨年スタートしたテレビ東京系の2作品・・・
「レスキューフォース」「ケータイ捜査官7」が1年間を完走。

「ケータイ」は途中アレな前後編とか、今年に入っても
過去のアニメの脚本をリサイクルした無駄回が入りはしたもののw
基本的には異常にハイレベルなストーリーとキャラクターで
非常に楽しませていただいた作品でした。
それだけに当時大ブームだった「ヘキサゴン」の裏って時間が・・・
窪田のスケジュール押さえられる間に、三池監督に映画撮ってほしいんだけどなぁ
(別の映画で三池監督が使うみたいですけどね)

「レスキューフォース」は序盤はこなれてない感じがしたものの
R5登場あたりからようやく軌道に乗り始め、
後半はしっかりと盛り上がって楽しく終ってくれました。
ここらへんは超星神シリーズにも言えた事だけど
やはり非バンダイ特撮だとノウハウの積み重ねが足りなかったのかな?と。

そして「フォース」から引き継ぐ形で、トミカヒーローシリーズ第2弾
「レスキューファイアー」が始まったわけですが
松竹→日活への制作会社変更もあり、また序盤は見てて辛い雰囲気に。
特に敵戦闘員の安さと主人公であるF1のキャラに違和感があったのですが
これも回を重ねることでだんだんと軌道修正が出来てきた感があります。
なによりも日曜朝には見れないレベルの、毎回異常に力の入ったCGは
番組が進み、ビーグルが追加されるごとにさらにパワーアップしています。

さらに春、昨年最後を迎えたはずだった「電王」が「超電王」として
スクリーンに復活、「ディケイド」本編とも繋がりました。
(良太郎子供化は佐藤健が忙しくなって出られなくなった苦肉の策でしたが・・・)
さらにこの映画で流れた、夏の映画の特報がとんでもないものだったわけです。
それはまた後ほど。

そんな「ディケイド」はメインライターだった会川昇が降板、
2号ライダーであるディエンドの登場。
だんだんと作品自体に不穏な空気が漂いだしていましたが、
まだ世界巡りやファイナルフォームライドの楽しさがあり、
毎週楽しく見ることができていました。
歴代ライダーの世界巡り最後の舞台となった「響鬼の世界」では
オリジナルキャスト大量出演というおまけまであったわけです。
しかし、(当然のことながら)ライダーの世界をめぐり終わっても
世界が救えるわけもなく、新たな世界を巡ることに。
そこで前代未聞のコラボが実現してしまうわけです。

変わって「シンケンジャー」。こちらは各人のキャラを掘り下げつつ
例年通りにロボが増えていったわけですが
6人目はなんと寿司を握って変身、魚型の刀を振り回す寿司職人。
・・・最初にネタバレ見たときは何の冗談かと思ったわ。
しかも新ロボは海老と烏賊だしw
それでもこちらは失速することなく続いていったわけですが

ディケイド、まさかの「シンケンジャーの世界」へ!
今まで番組開始・終了時のジャンクションでの共演はあったものの
番組内でのコラボレーションは前代未聞。
ディエンドのキャラのせいかイマイチな印象も残るものの
歴史的なコラボとなったわけです。

さらに夏のディケイド映画の全容が公開。
・・・「オールライダー対大ショッカー」!?
昭和・平成の全ライダーvs大ショッカーというまさかの内容は
事前の石森プロスタッフからの情報流出事件も手伝って
どんどん期待値は高まっていきました。
ディケイド本編も映画にリンクする形で
仮面ライダーBLACK RX・南光太郎(本物)登場!
ネット中がてつを祭で沸き返ったものでした。
しかし、その後のアマゾンの世界が、
面白くできそうな設定にもかかわらずイマイチな内容で
最後が不安になってきていたわけで・・・

そして映画は公開。当然なにも解決せず、
ついに迎えたテレビ版最終回・・・
まさかの「冬の映画に続く」最終回に
視聴者は怒り、BPOには苦情が殺到。
BPOからの勧告に、テレビ朝日、東映ともに
苦しい言い訳をせざるを得なくなるという
そんな事態にまで発展してしまったわけです。

一方、放送終了3年が過ぎていた「牙狼」が
昨年のパチンコ化でまさかの大ブレイク。
エキストラ募集から映画化されることがあきらかになり
来年の公開に向けて制作中というニュースが出ました。
アニメでは良く見る話ですが、特撮でこういうのは初めてですな。

そしてディケイドのまさかの終了後スタートした「W」。
こちらは塚田P・三条陸メインライターという体制のおかげか
現在のところ大成功というべき状態です。
(クリスマス商戦におもちゃの争奪戦が起こっているという状態ですし)
来年秋の終了まで、現在のペースを保ってくれていることを祈ります。

さらに秋には、BSデジタルでの放送だった「大怪獣バトル」が
テレビ東京にて地上波放送開始、
関西ローカルでは「片腕マシンガール」の井口監督による
「古代少女ドグちゃん」がスタート。

この冬には「大怪獣バトル」映画版というか新作ウルトラマン映画の
「ウルトラ銀河伝説」に、「ディケイド」真の最終回(・・・。)と
「W」のエピソードゼロをセットにした「MOVIE大戦」という特撮映画対決が見られる上、
来年1月には「シンケンジャーvsゴーオンジャー」も劇場公開という
特撮映画祭状態が続いております。

来年早々「シンケンジャー」は佳境にきてまさかのどんでん返し、
「W」は新フォーム・新ライダー登場と楽しみが続くようですし
まだまだこのジャンル、面白くなりそうです。
コメント
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