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キャプテン・アメリカ:ロード・トゥ・リボーン

2014-05-17 | 漫画
キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースの死から1年。

そのコスチュームとシールド、そして戦いはウィンター・ソルジャーであった
バッキー・バーンズへと引き継がれ、
敵に操られた結果、キャップを撃ってしまったシャロン・カーターは
シールドを辞め、己の奪われた記憶と向き合うことに。
そしてキャップの元相棒ファルコンは、かつてスティーブの復活前にキャップを名乗っていた
偽キャプテン・アメリカの行方を追います・・・

「キャプテン・アメリカ」誌通巻600号、ということで
色々とあった波乱の第5シリーズが終了、#600からまた通巻カウントに戻った
今回のストーリーはひとことでいえば「回想と総集編」です。

1941年のデビューから終戦直前の氷の海での行方不明、1963年の復活
(コミックの刊行は50年代も続いていたのですが、ここでの矛盾を解消するため
 「キャップ失踪後復活までの間キャップを名乗っていたのは偽物」という設定になっています)
オンスロートとの戦いの結果1年間平行世界に飛ばされたり
(そちらの世界のバッキー(少女)がこちらの世界にやってきたりしています)
キャップ誕生前に超人血清の実験台にされ、歴史から消された黒人兵士の子孫がいたりと
600号、中断期間を除けば丸50年の節目を、様々なアーティストたちの手で
振り返っていくことになります。

ポール・ディニ&アレックス・ロスによる「DCスーパーヒーローズ」の
見開きオリジンのセルフパロディ(?)によるオリジン説明から
スティーブ・ロジャースの足跡を追っていく展開。
そして、このタイトルからもご想像の通りそろそろ・・・というのも
予定されているわけですが、それは今後のお楽しみ。
しばらくはアメリカの実権を握ったオズボーン一派によるヴィランたちの悪だくみと
それに抗うヒーローたちの活躍を楽しむことになりそうです。

「ウィンター・ソルジャー」→「シビル・ウォー」→「デス・オブ・キャプテン・アメリカ」を
読んだ後に読んでほしい作品ではありますが、映画「ウィンター・ソルジャー」で
キャップの魅力を知った人が手にとっても損のない一冊でもあると思います。
コメント
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