今年の宣伝会議賞に化粧品の課題が多く、
どう付き合っていいのかわからない、ということで
女性の美しさについて学んでおこう、というわけで
長崎県美術館で開催中の企画展
「写真展 オードリー・ヘプバーン」に行ってまいりました。
遠く宇宙世紀ですらその名が知られる大女優となったオードリー。
今回の写真展では「麗しのサブリナ」撮影時に撮られたものを中心に
二人の息子との生活を優先して仕事を減らす・・・
具体的に言えば「マイ・フェア・レディ」くらいまでに撮影された
オフショットも含めた150点の写真で構成された写真展。
オードリーが女優として出てきた時代は、
グラマラスでセクシーな女優に人気があった時代でもあり、
グラマラスでセクシーな女優に人気があった時代でもあり、
そことは正反対のルックス、そして演技の勉強を正式にしたわけではないことが
オードリーにとってはコンプレックスとなっておりました。
(もともとはバレエ→舞台演劇という経歴でありましたが、
演劇学校に通って演技の勉強を行っていたわけではありませんでした)
しかし自分の長身で細長い体をどう美しく見せるか、の工夫と
映画撮影開始時にはすべて台詞を覚えていく、という努力、
そして本人の人柄の力で、彼女はスターダムへとのし上がっていったわけです。
そんな彼女の仕事でのパートナーとなっていたのが、ジバンシィ。
「このキャラクターならどういう衣装をどのように身に着けるのか」を
オードリーとともに話し合い、時にはオードリー本人がデザインも行い
ファッションの力を役作りに最大限に生かしていたわけです。
こうしてアカデミー賞をはじめとした数々の賞を受賞し、
世界の美の基準を変えていったオードリーでしたが
子ども時代の両親の離婚から、いかに暖かい家庭を築くか、にも
心を割いていた人でもありました。
2度の結婚、そして二人の子どもと愛犬との生活の写真も
この展覧会には多数展示されています。
結局化粧品の宣伝コピーはほぼ浮かんでいないわけですが
「美しく生きる」とはどういうことなのか、については
色々と参考にはなったのかな、とは思っています。