ceroのフロントマン・髙城晶平のソロプロジェクト、
Shohei Takagi Parallela Botanica「TRIPTYCH」買いました。DVDつきのほう。
予約忘れてたので長崎に入荷して助かった(ラスト1枚ぽかったけど)
2曲+インターバル1曲の3曲×3幕構成にした構成。
(アルバムタイトルは「3枚続きの(宗教)絵画」という意味)
初回の感想としては、歌詞から受けた印象は「純文学」。
ceroの前作「POLY LIFE MULTI SOUL」で
村上春樹訳詩の「夜になると鮭は」のポエトリーリーディングを収録していましたが
歌詞面ではそれがアルバム全曲の共通のカラーになっている感じ。
私小説的な空気を持っていながらも、より純度が高い印象。
髙城歌詞に時折現れる宗教的なモチーフも少し顔をのぞかせてますね。
サウンド面はリズムへの挑戦を続けていたceroとはベクトルを変え、
地に足のついた、というかオールディーズのような質感。
ceroでもドラムを担当している光永渉(今回も9曲中7曲参加)との
「ceroとは違うけどこういう音楽作りたいね」がスタートだったということで
髙城晶平の新しい側面を楽しめる作品、という気がいたします。
(光永さんとこちらもceroでもおなじみ角銅さん(3曲参加)は長崎出身なんだから
長崎のCD屋はちゃんとプッシュしなさいよとは思ってる)
ceroのファンの人は当然買ってるかサブスクで聴いてると思いますが、
KIRINJIとか好きな方にもおすすめできる1枚じゃないかなぁ。
…ceroとKIRINJIのファン層も相当重なってる気はしないでもないけれど。