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ソー:ラブ&サンダー

2022-07-11 | 映画

娘を喪い、己もまた飢餓の中で神に祈る男は、ついに神を見出す。
しかし、その神の姿は、あまりに独善的であった。
神殺しの剣を手にした男は己の神を刺し殺し、そして全ての神を殺すことを誓う。

神殺し、ゴア・ザ・ゴッドブッチャーの手は、地球に作られたニュー・アスガルドへと向かっていた。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと宇宙を旅していたソー(とコーグ)も、
救出のために地球へと戻ってくる。
そこに現れたのは、ヘラとの戦いで破壊されていたムジョルニアを手にし、
新たなるマイティ・ソーとなったかつてのソーの恋人、ジェーン。

ゴアに攫われたアスガルドの子どもたちを救うため、
ソー、ジェーン、ヴァルキリー、コーグの4人の戦いが幕を開ける。
ゴアの真の狙いとは、いったい何なのか?

トニーが死に、スティーブが引退し、
ついにアベンジャーズビッグ3最後の一人となったソー・オーディンソン。
単体主役映画4作目は今の所MCU唯一となります。
監督は前作から続投のタイカ・ワイティティ(コーグの声としても出演)、
「GotG」のジェームズ・ガンの友人でもある彼のユーモラスでありながら芯を押さえた作劇は
今作でも健在となっており、明るく楽しい作風の中で重めのドラマも展開する、という
「これぞMCU!」という味わいの作品となっております。

かつてバットマンも演じたクリスチャン・ベールがゴア役を演じているわけですが
どちらかといえばソーたちのわちゃわちゃに尺を割かれて、
そこまで強い印象を残さないヴィランになってしまってないかなぁ…という部分も。
(2のマレキス同様、原作だと重要キャラなのに映画だと少し印象が薄くなってしまうのは
 やっぱり難しい部分があるのかな…という印象)

そして音楽はGUNS'N ROSESを中心としたHM/HRが中心、ということで
前作の「移民の歌」のような「そういう使い方があったか!」という驚きはなかったものの
作品の「空気」を上手くとらえた選曲だなぁ、という感想に。

MCUというユニバースの中で平均を確実に超える面白さではあるし、
内包するテーマも深いわけですが、それでも見終わっての感想はちょっとあっさり目、というのが
個人的な感想です。

 

 

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