里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

サルナシ(マタタビ科、マタタビ属)

2006年09月23日 | 花 木
NHK野外講座に参加し、初めてサルナシの実を試食した。
講師の話によれば、緑色の果皮に皺が入った頃が食べごろと言う事であったが、
試食した物は未だ若い実で皺は出来ていなかったものの、割ってみるとキウィ
フルーツとそっくりで、味もキウィフルーツと梨を一緒にした様な、結構イケ
ル味であった。

(東城町・国広山、9月14日撮影)
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実(拡大画像)

サルナシ
全国で、平地から高山までの原野や山地に自生する落葉性の多年性つる植物。
名前の由来は、実が梨に似ていて猿が好むとか、酒を造ったと言う事から名付
けられたそうで、別名を“シラクチヅル”、“コクワ”等と言い、丈夫で腐り
難い事から四国祖谷渓の「かずら橋」に使われているそうだ。

又、果実は山で未だ硬い物を採って帰り、紙袋の中で熟させた後に生で食べた
り、果実酒の材料に使ったりする。