里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

原子力発電によらない生き方を求めて

2011年12月21日 | その他
昨日の朝日新聞に、『原発 もの申す宗教界』 という記事が載っていたので、
各宗教団体のHPを覗いてみた。

すると、
全日本仏教会は、
『原発に依らない持続可能なエネルギーによる社会の実現を目指す』 と宣言し、

カトリック中央協議会では、日本カトリック司教団が、
『今すぐ原発を廃止する』 事を呼びかけると同時に、

どちらもが、
『過去に原爆で多くの人々のいのちが奪われ、原発事故で多くの人々がいのち
 脅かされている現状に鑑み、人類が制御できない危険な原発に依る事なく、自然
 エネルギーなどの安全な代替エネルギーに転換するべきで、
 人々も、利便性や経済性のみを追求せず、過剰な物質的欲望から脱して一人一人
 が質素で謙虚な生活を実現し、安心で安全な社会を築くべきである』
と述べているようだ。

私も日頃から、
昨今の「お金を稼ぐ為ならどんな事でもやる」という風潮には辟易していて、
お金を持って死ねるわけではないので、毎日健康で食べていければ幸せだ
と考えていたので、質素な生活に変えるべきだという点については全く同感だ。

ただ原発については、今までも、危険なので出来れば再生可能エネルギーに転換
すべきだとは考えていたが、科学を過信し、
 ・急には再生可能エネルギーに転換出来ない事と、
 ・当面、莫大な石油等の輸入代金を支払わなければならない事と、 
 ・国内輸出産業が空洞化している事から原発を輸出できないか、と考えてしまった。

今回の福島第一原発事故の影響の大きさから、宗教者ならずとも大いに反省させられ、
今後の自分の生き様やどんな社会を築くべきかについて改めて考えさせられた。