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湯島天神さまへ詣でる

2008-05-03 21:43:56 | 朗読あれこれ


ゴールデンウィーク、皆さん如何お過ごしですか?
混むと分かっちゃいるけどお出かけしてしまう悲しさよ(笑)。

私はとあるところに出かけようとしたところ、駅に着くとお休みだと判明し呆然。
同じ地下鉄沿線で何かないかと駅名を辿ると
“湯島”の文字が飛び込んできました。

「そうだ、湯島天神へ行ってみよう」

私の記憶では初めての湯島天神詣で。
春日通り沿いの神社裏手、夫婦坂から境内に入りました。

階段を上って右手に戸隠神社と笹塚稲荷があります。
境内で偶然出会った知人にきくと、
湯島神社とともに戸隠神社を詣でるとさらにご利益があるらしい。
そうきいてここも詣りました。
そういえば神社の境内にまた神社ってよく見かけます。

文道の神様といわれるだけに「合格御礼」のお札が多いこと!
しかし気がついたのは、湯島天神は文道、つまり学問の神様ですが、
いわば人が学ぶことすべてに通じる神様であるということです。


里見 惇、久保田万太郎、岩田藤七らによって建てられた泉鏡花の筆塚。

川口松太郎の筆により“新派”と書かれ新橋演舞場から移って来た記念碑。

なんとこの境内が講談高座発祥の地としるす碑。

そして菅原道真公が愛したお牛様の像。


境内のそこかしこに“文芸”に通じる碑があるのです。
そうか、学ぶことはすべてに通じる。
学校の勉強のみならず、人生学ぶことだらけ。
そう示してくれているかのようです。
芸能に携わる人にもご利益ある神社なのですね。

湯島天神詣で、お近くに来られることがありましたらおすすめします。
なんだか心落ち着く場所です。