その少年は7歳の時終戦を迎えた。現在70年の時が流れ77歳。
戦地からハガキ一杯にカタカナの父の思い出。100枚以上大切に持っていると。
戦死という知らせに納得せず真実を調べ始めた。
そして、55年後にある事実を知った。
それは、戦犯としての処刑。ある捕虜を拷問して死に至らしめたと。
彼は悩んだ。あんな優しい父が何故なぜとーーーー。
時の流れの中で彼は答えを出した。戦犯の息子として謝罪したいと。
その当時の刑務所を生き延びた人がイギリスに居る事が解った。
彼は迷わず合いに行った。 しかし彼は思わぬ言葉に戸惑った。
「貴方のお父さんを処刑してくれと言って、殺したのは私です」
戦争とはなんと悲惨な物でしょう。二人は抱き合って泣いた。
その彼から一枚のハガキが。「過去を振りむかず今日と言う日を
良き日にしてください。貴方の人生なのだから」と。